▼第1試合 RIZINバンタム級(61kg)5分3R
〇魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)60.95kg
[判定2-1]
×赤田プレイボイ功輝(剛毅會)61.0kg
魚井は2008年にプロMMAデビュー。修斗環太平洋バンタム級王座決定戦で祖根寿麻に判定負けで王座戴冠ならず。19年6月、地元・神戸でRIZINデビューを果たすとカナ・ハヤットにTKO勝ち。20年8月、元谷友貴に一本負け。修斗、RISEも含め5連敗後の2021年11月に獅庵にTKO勝ち。その後RIZIN、DEEPで伊藤空也、倉本一真、ヤン・ジヨン、平松翔、梅野源治を相手に5連敗。24年9月のDEEPでは梶本保希に判定勝ちを収め約3年ぶりの白星を掴むも、12月に小崎連に判定負けを喫し完全復活ならず。今回、キック出身、大晦日『雷人番外地』で五明宏人を相手にスプリット判定負けの接戦を繰り広げたMMA2戦目の赤田を相手に、フルスイング復活で再起を果たせるか。
赤田は、20歳でキックボクシングを始め、2020年、Krushでのデビュー戦以来、得意の左で2連続KO勝利でKrush4勝(3KO)2敗に加え、K-1では北村夏輝と引き分けた。2024年4月、皇治プロデュースのNARIAGARIに参戦、ライト級T1回戦で良太に判定負け。その後、朝倉未来戦に向かう平本蓮のスパーリングパートナーを務める。11月のDEEPでMMAデビューし、1R TKO勝ち。大晦日のRIZINで五明宏人を相手に接戦の末にスプリット判定負け。
朝倉未来の『君が居れば』を口ずさみながら入場の赤田。セコンドの平本は笑いをこらえて大塚隆史とともに花道を進む。魚井はいつもの『Run魂Run』で大沢ケンジ代表らと登場。
1R、サウスポー構えの両者。中央を取る赤田。魚井は左から右のオーバーハンド。赤田も左の飛び込み。魚井は左の空振りに1回転。赤田が左カーフをこつこつ当てると魚井も左オーバーハンド。
ブロッキングの赤田は右ジャブ。魚井も左オーバーハンドから左右のボディ打ち。赤田は左カーフ、左ハイ。魚井は振りかぶりながら左ボディ打ち
赤田の左ヒザに魚井は右から左、左フックを当てると、一瞬動きが止まった赤田の舌出しに左ストレート! ダウンした赤田の立ち上がりにダブルレッグテイクダウン! 赤田の立ち際にヒザ、さらに左足をかけて左パンチも。
2R、先に詰める赤田は右ジャブ、左カーフ。魚井は左を振るが、カーフのダメージかバランスを崩す。左ハイの赤田。コーナーに詰まる魚井に左カーフ。右ジャブ。しかし魚井も左をボディ打ち、右フックも。
左瞼から出血の魚井に赤田は右ジャブ。左カーフ。ドクターチェック。中断。再開。
赤田の左カーフに左オーバーハンド、左ボディの魚井! しかし、赤田もガード固め、左カーフ。左ミドル。魚井は左を振って、左ヒザ。ダブルレッグも切る赤田は左カーフ。左にバランスを崩して尻餅をつく魚井。そこに赤田はパウンドで飛び込む。
3R、中に入れ、の声に左を上下に突く魚井はニータップの押し込みに赤田がスリップから立ち上がり。関節蹴りも出す魚井。赤田は右ジャブのトリプル。そこに魚井の左フルスイングがかすめる。ジャブ&ローの赤田はアウトキックボクシングから左ストレートの飛び込み。
魚井は赤田の左に左を合わせに行く。赤田は右ジャブ、魚井はシングルレッグでバランス崩し、立ち際に左ミドルをヒット。
前に出る赤田はジャブから左もかわす魚井もジャブ。首相撲ヒザで際の打撃。ジャブの赤田にダブルレッグも切る赤田が前に。右ジャブのダブルで前に出ると、魚井もブロッキングで回ってゴング。
赤田のジャブ&カーフに、初回にダウンを奪い、フルスイングをボディ打ちと顔面に打ち分けた魚井の試合の判定はスプリットに割れ、2-1で魚井が接戦を制した。試合後、赤田は跪いて魚井と握手して言葉をかわした。