▼第11試合 RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)5分3R
〇浜崎朱加(AACC)25勝6敗
[2R 1分15秒 アームロック]
×シン・ユリ(team GENIUS)6勝5敗
浜崎は、初代・第3代RIZIN女子スーパーアトム級王者。元Invicta FC世界アトム級王者。元JEWELSストロー級王者。
2018年大みそかの『RIZIN.14』の初代RIZIN女子スーパーアトム級王座決定戦で、浅倉カンナを腕十字に極めてRIZIN王座を獲得したが、2019年大みそかにハム・ソヒにスプリット判定負けで王座陥落。2021年3月にハム・ソヒが返上した王座を巡り、浅倉と再戦。スプリット判定で王座についた。
2022年4月の『RIZIN.35』で伊澤星花の挑戦を受け、判定負けで王座陥落。2022年7月『RIZIN.37』でジェシカ・アギラーに判定勝ちで再起を飾るも、2022年9月の『RIZIN.38』でパク・シウの右ミドルで左腕を骨折。判定負けして以来、約2年2カ月ぶりの復帰戦となる。42歳。
対するシン・ユリは、第2代ROAD FC女子アトム級王者。キックボクシングをベースに、2019年12月の『ROAD FC 57』でハム・ソヒが返上したアトム級のベルトを賭けてパク・ジョンウンと対戦し、1R TKO負けを喫したが、2021年9月の再戦で判定勝ちで王座獲得。
その後ベルトを返上し、引退していたが、3年の空白を経て24年3月『RIZIN LANDMARK 9』でRIZIN初参戦。RENAと判定まで持ち込むも敗れた。今回、RIZIN2戦目にして元RIZIN王者・浜崎朱加と対戦するチャンスを掴んだ。30歳。
1R、サウスポーの浜崎にシン・ユリはオーソドックス。前手で距離を測るシン・ユリだが、四つに組んだ浜崎が大内刈りでテイクダウン。ハーフ。下から左腕で脇を差すシン・ユリ。その腕を小手に巻いた浜崎は、シン・ユリの右腕を膝で踏んで固定。マウントに移行した浜崎。シン・ユリがブリッジで脱出し立ち上がるが、立ち際にヒザを一発入れた浜崎。
シン・ユリが右を打ち込む。ワンツー。前蹴り。シン・ユリのジャブに左を打ち返す浜崎。残り1分。右を入れたシン・ユリ。浜崎も右を返した。ケージを背負った浜崎に左右のパンチを打ち込むシン・ユリ。浜崎距離を取った。1R終了のゴング。
2R、前蹴りを腹に入れるシン・ユリ。浜崎も前蹴りを返した。シン・ユリが左をヒット。四つに組んだ浜崎。内股で投げを狙う。金網際でこらえてバックを狙ったシン・ユリだが、浜崎はシン・ユリの右腕をキムラに捕らえると、そのまま上を取り極めに行く。頭をまたいで極めるとシン・ユリタップ!
ケージの中で浜崎は、「初めての方もいると思うんですけど、2年ぶりに試合をしてます。こういう大きな舞台に戻ってこれて幸せです。またこれから盛り上げていきたいので、今後とも応援よろしくお願いします」と笑顔で語った。