▼第4試合 RIZINフライ級(57.0kg)5分3R
×村元友太郎(ALIVE)12勝9敗2分
[判定0-3]
〇トニー・ララミー(カナダ)10勝2敗
25歳のトニー・ララミーは、2015年にPANCRASEに参戦した元UFCのTJ・ララミーの実弟。15歳でレスリングの国内王者に輝いたほか、WKAキックボクシング王座も獲得し、MMAでは9勝2敗で現在7連勝中。2024年6月の前戦『BTC 24』で、元CESバンタム級王者のジョシュ・スミスを初回、左オーバーハンドでダウンを奪ってのパウンドでわずか25秒 TKO勝ちし、BTCフライ級のベルトを巻いたばかり。基本はオーソも左右スイッチでどちらも強打を持つ。
好きな技を問われ「バティスタボム」(WWEレジェンド、バティスタのパワーボム)と答えるララミーについて、柏木氏は、「自称“ワイルドマン”。いきなりビールをかぶる動画を送ってきた(※スティーブ・オースティンばりにビールをぶつけて浴びる)、ヤバい25歳。試合はブンブン丸で糖分高めです」とアグレッシブなファイターだとする。
対する村元は、2023年5月のDEEPでビョン・ジェウンに判定勝利後、同年10月の『RIZIN LANDMARK 6』で元UFCのホジェリオ・ボントリンに判定負け。しかし、2024年5月の前戦DEEPでは6連勝中のプロスペクトKENTAにスプリット判定勝ち。柔道ベースでパワフルなKENTAとのテイクダウン&スクランブル合戦を上回っている。30歳。
「村元選手は、セクシーな笑顔と白い歯。ララミーとは“パワー対スピード”。闘牛のララミーをマタドールの村元選手がどうかわすか」と柏木マッチメーカーは語る。
1R、両者オーソドックス。いきなり飛び込みを見せた村元に対し、サウスポーにスイッチしたララミーが左ミドルを入れる。カーフキックを入れると村元スリップ。左ミドルを入れるララミー。村元はカーフキックに合わせてタックルに入るが切ったララミー。またカーフキック。四つに組もうとした村元。受け止めたララミーはケージに押し込むと左のヒジを連打する。
離れた村元だが足が止まっている。ララミーがタックルを切ってヒザを入れる。ワンツー。さらに左ボディ。左ミドル。ケージを背負った村元に右を打ち込む。動きが落ちている村元。タックルに入るが、ララミーは切ってバックに回るとコントロールしながらパウンドを打ち込む。立とうとする村元だが、立ち際にまたパンチを打ち込むララミー。残り1分。村元がパンチをヒットさせたが、すぐ詰めてくるララミー。1R終了。
2R、ジャブを突いて出るララミー。村元の左ミドルをキャッチしテイクダウンしたが、離れてスタンドを要求する。立った村元に前蹴り。村元タックルに入るが、倒れ込みながら巴投げで離して立ち上がる。パンチで出るララミー。ジャブがヒット。右を打ち込む村元。ララミーのパンチはサークリングでかわす。
ララミー飛びヒザ。ララミーが詰めたところにタックルに入った村元だが、切ってパンチを入れるララミー。ワンツー。村元はララミーのパンチをサークリングで凌いでいるが、手を出すところまで行っていない。終了間際に飛び込んでワンツーからアッパーを入れた村元。ゴング。
3R、村元開始と同時にタックルに。テイクダウンしたが、倒され際にスクランブルですぐ立ち上がったララミー。またタックル。テイクダウンしてバックに回る。首に腕を回すが、足のフックがなく前に落とされて立たれた。今度はシングルレッグ。ケージに押し込むがパンチを入れて離れるララミー。ガードが下がっている村元だがワンツーを出していく。
ララミー飛び込んで右フック。組んでいく村元だが、ララミーは四つでケージに押し込む。ダブルレッグでテイクダウン。バックに回るが、村元立って正対し離れる。気合を入れてパンチで出る村元。残り1分。ララミーも消耗して手が出なくなっている。村元がタックルに入るが上を取ったララミー。村元の三角は足をサバいてパスして鉄槌を入れる。バックを狙ったララミーがすべって下になり、最後に上になった村元だがタイムアップ。