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レポート

【K-1】無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが全試合KOで優勝、最終決着戦は金子晃大が延長戦で玖村将史を振り切りRISE鈴木真彦へのリベンジを宣言。上田幹雄がKOデビュー、軍司泰斗が接戦を制す、菅原美優がさらなる進化を見せて完勝

2023/09/10 12:09

▼第10試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
〇軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定2-0 ※30-30、30-29×2
×アンジェロス・マルティノス(ギリシャ/FFK-POLITIS TEAM)


 軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2021年12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦し、延長戦の末に判定勝ちで第5代王座に就いた。2022年2月には武尊とエキシビションマッチで拳を交え、8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では優勝。12月にはワン・ジュングァンを判定で破り、2022年を5戦全勝で終えて『K-1 AWARDS 2022』ではMVPを獲得。2023年3月にはムエタイのトップ選手ヴューを判定に破り、初防衛に成功した。7月にはダウサヤームに判定勝ちして11連勝を達成。戦績は23勝(6KO)5敗1分。


 今回は初めてヨーロッパの選手、そして1階級上の世界王者を迎え撃つ。その相手マルティノスは21歳にして28勝(8KO)3敗の戦績を誇る。ボディブローを織り交ぜた回転の速いパンチのコンビネーション、鋭いミドルキックやヒザ蹴りを武器とする。身長174cm。


 1R、ローの蹴り合いからスタート。マルティノスの左インローがローブローになってしまい一時中断。再開後、再び前に出た軍司だったが、またもローブローをもらって試合は中断に。再開後も距離を詰めていく軍司にマルティノスも至近距離で打ち合う。左右ボディを叩く軍司にマルティノスも左右フックと左ミドルを蹴る。


 2R、軍司が放った左ロー、ワンツーを同じように返すマルティノス。軍司はかなり接近した距離でパンチのコンビネーションを回転させ、マルティノスも至近距離での打ち合いに応じる。ラストは軍司が左右ボディの連打で優勢を印象付けた。


 3Rがマルティノスが前へ出ていく、軍司は左フックを大きく振って行き、三日月も蹴る。軍司が左ボディからの左ヒザを突き上げたところでマルティノスがローブローをアピールして試合は中断。再開後、左右ストレートで前へ出る軍司はマルティノスをコーナーに詰めての左右ボディの連打。


 判定は2-0で軍司の勝利となった。

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