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レポート

【K-1】無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが全試合KOで優勝、最終決着戦は金子晃大が延長戦で玖村将史を振り切りRISE鈴木真彦へのリベンジを宣言。上田幹雄がKOデビュー、軍司泰斗が接戦を制す、菅原美優がさらなる進化を見せて完勝

2023/09/10 12:09

▼第3試合 K-1ライト級 3分3R延長1R
×里見柚己(team NOVA/Krushライト級王者)
KO 2R 2分18秒 ※左右フック連打
〇伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)


 里見は2019年8月にベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて2021年7月・9月の「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」では川崎真一朗にKO勝ち、弘輝に判定勝ちで決勝へ進出するも瓦田脩二に敗れて戴冠ならず。2022年8月には元スーパー・フェザー級王者の西京佑馬に判定勝ち。2023年6月、1月に無効試合となった大沢文也との再戦で勝利し、第8代Krushライト級王者となった。戦績は19勝(8KO)10敗1分1無効試合。


 2014年11月の新生K-1旗揚げ戦のプレリミナリーファイト第1試合を務めた伊藤は3連敗を喫した後、2022年6月に階級をライト級に上げて初戦で南雲大輝に2RKO勝ち。9月は弘輝に判定で敗れるも12月は鈴木翔也に判定勝ち。2023年2月には堀井翼から得意の右フックでダウンを奪って判定勝ちした。7月にはK-1でティントーンからも判定勝ち。戦績は13勝(3KO)12敗4分。

 1R開始直後から右ストレートを伸ばして積極的に前へ出る伊藤。どんどん前へ出てくるため里見は後退を余儀なくされる。伊藤はさらに前へで行くが終盤には里見が右アッパー、左フックでビッグヒットを奪う。


 2R、左アッパーを打とうとした里見に伊藤が右ロングフックを振り抜いてついにクリーンヒット、ダウンを奪う。左右フックで畳みかける伊藤に里見は棒立ちに。ここでレフェリーがストップをかける。


 現Krush王者をKOする番狂わせを起こした伊藤は「新しく生まれ変わるということで朴も生まれ変わらないと終わりだと思っていました。今年中に必ず王者になります。僕はいつも勝ったり負けたりですが4連勝で、次はタイトルマッチでいいんじゃないかなと思います」とタイトルマッチをアピールした。

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