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レポート

【K-1】無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが全試合KOで優勝、最終決着戦は金子晃大が延長戦で玖村将史を振り切りRISE鈴木真彦へのリベンジを宣言。上田幹雄がKOデビュー、軍司泰斗が接戦を制す、菅原美優がさらなる進化を見せて完勝

2023/09/10 12:09

▼第9試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×江川優生(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定0-3 ※29-30×3
〇横山朋哉(リーブルロア)


 江川は2013年10月に高校生でプロデビュー。高いボクシングスキルを武器に連勝を重ね、2019年1月にKrushフェザー級王座を奪取。6月には初防衛を果たし、11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントでは3試合連続初回KOで王座に就いた。「K-1 AWARDS 2019」ではMVPにも輝いている。怪我のため12月の武尊とのエキシビションマッチ以来試合から遠ざかり、2020年9月のK-1で椿原龍矢との復帰戦で判定負け。2021年3月、王座を懸けての再戦でも延長R判定で敗れて王座を失った。2022年4月にはスーパー・フェザー級に階級を上げて大岩龍矢に敗れ3連敗を喫したが、8月にマキ・チャーチャイに判定勝ちで連敗を脱出すると、島野浩太朗、カン・ユンソンにKO勝ちして3連勝。戦績は17勝(12KO)5敗1分。


 横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場。「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、2022年1月の決勝で中島千博に敗れ戴冠ならず。6月に石田勝希から合計3度のダウンを奪う判定勝ちで再起を飾ると9月の「 K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場。1回戦でスタウロス・エグザコスティディスを左ハイでマットに沈めて見せたが、準決勝で朝久裕貴にKO負け。2月のKrushでペットサムイに判定勝ちして再起を飾ると、6月のK-1では大岩龍矢を破った。戦績は15勝(7KO)4敗。


 1R、サウスポーの横山はステップで左へ回り込みながら力強い左ミドルとローを蹴る。江川はジャブを出しながら前へ出て、右を狙う。


 2R、ローの蹴り合いから右ロングフックと左フック、右フックを畳みかける江川。横山も強い左ストレートを顔面とボディに打ち分ける。江川も顔面からボディへとコンビネーションを回転させ、横山は右フックを返す。


 3R、横山は軽快なフットワークで右へ回り込みながらハイキック、ロー、飛びヒザを繰り出す横山。江川はその横山をコーナーやロープ際に追い詰めてフックを繰り出すが、すぐに横山が脱出する。動きながらジャブ、左ボディ、右フックを当てていく横山に江川は距離を詰めて左右のフックを思い切り振って行く。試合終了のゴングが鳴ると、横山は勝利を確信したかのようなガッツポーズ。


 判定はその通り横山の勝利に。格上の江川を喰って見せた。

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