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レポート

【K-1】無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが全試合KOで優勝、最終決着戦は金子晃大が延長戦で玖村将史を振り切りRISE鈴木真彦へのリベンジを宣言。上田幹雄がKOデビュー、軍司泰斗が接戦を制す、菅原美優がさらなる進化を見せて完勝

2023/09/10 12:09

▼第6試合 K-1 30周年記念無差別級トーナメント1回戦 3分3R延長1R
〇シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY/K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
KO 3R 1分35秒 ※2ノックダウン
×ケリム・ジェマイ(ドイツ/ZAM-ZAM Ulm/ISKA世界スーパーヘビー級王者)
※カリミアンが準決勝へ進出。


 カリミアンはアマチュアムエタイで活躍後、2018年9月の「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に初来日。トーナメントを制して初代王者となった。2019年3月には加藤久輝を下して初防衛に成功、2020年3月には愛鷹亮の挑戦を退けて2度の防衛に成功したが、2020年12月の3度目の防衛戦でK-Jeeに敗れてタイトルを手放した。しかし、2021年3月のダイレクトリマッチでK-Jeeを2RにバックハンドブローでKOし、王座を奪還。9月には京太郎からも延長戦の末に判定勝利を収め、反則勝ちも含めて現在5連勝中。戦績は15勝(7KO)2敗。


 ジェマイは現ISKA世界スーパーヘビー級王者で、戦績は18勝(7KO)無敗。189cm、105kg。


 1R、ローを蹴り合う両者。左右ミドル、ローと蹴りを多用するカリミアンにジェマイはワンツー。左右ミドルやロー、前蹴りをしっかり当てながら、ジェマイのパンチは距離でかわしていくカリミアン。


 2Rになるとカリミアンが左右の細かい連打でジェマイにロープを背負わせる。カリミアンのミドルがローブローになり、痛がって身体を丸めたジェマイの顔面へカリミアンが蹴りを放つ。左右ローを蹴るカリミアンにジェマイはパンチをまとめて返すが、カリミアンも打ち返す。


 3R、狙いすましたカリミアンが得意技のバックハンドブローをクリーンヒット。一気に左右フックでラッシュしてスタンディングダウンを奪う。左右フックで一方的に打ち続けるカリミアンにジェマイは防戦一方。ついにレフェリーがストップし、カリミアンがKO勝ちで1回戦を突破した。

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