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レポート

【K-1】無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが全試合KOで優勝、最終決着戦は金子晃大が延長戦で玖村将史を振り切りRISE鈴木真彦へのリベンジを宣言。上田幹雄がKOデビュー、軍司泰斗が接戦を制す、菅原美優がさらなる進化を見せて完勝

2023/09/10 12:09

▼第4試合 スーパーファイト K-1女子アトム級 3分3R延長1R
〇菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GP女子アトム級王者)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×マリア・ネラ(ギリシャ/WAKOヨーロッパ女子-48kg級王者)


 菅原は2019年1月にプロデビュー。2020年11月の「女子アトム級王座決定トーナメント」決勝戦で第3代Krush女子アトム級王座に就き、これまで3度の防衛に成功。2022年6月の「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」決勝でパヤーフォンに敗れたが、2023年3月のタイトルマッチでの再戦でリベンジし、K-1王座に就いた。7月にはディミトラ・アガサゲリドゥに勝ったばかり。戦績は12勝(1KO)3敗。2020年3月に美容技術専門学校を卒業し、“戦う美容師”として活動している。


 ネラは菅原よりも長身(菅原が162cm、ネラは167cm)の22歳。戦績は8勝(3KO)2敗で2022年アマチュアWAKOヨーロッパ選手権K1スタイル女子-48kg級で優勝している。


 1R、菅原が前蹴りから前へ出ていくとネラは下がりながらも左ロー、前蹴り。菅原は前蹴り、左ミドル。菅原が右ストレートを打つとネラはバックハンドブローを合わせに来た。


 2Rも前に出るのは菅原。前蹴りと左ミドル、ローを蹴りつつ右ストレート、左フックを狙う。ネラは前蹴りを出しながら細かくパンチを打って来るが、菅原の前蹴りに突き放され、さらにボディをもらって後退。菅原はジャブでもボディを打ち、前蹴り、ヒザでダメージを与えていく。


 3Rも前蹴り、左ミドル距離を作りながら右カーフ、右ストレートを当てにいく菅原。ネラは下がる一方で菅原が右カーフも右ストレートもいい距離で当てていく。最後まで前へ出続け、課題としていたごちゃごちゃとした展開にはならず、菅原が自分の距離・ペースを保って判定勝ちした。

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