MMA
レポート

【PANCRASE】アキラが久米鷹介を破り正規王者に「必ずライト級日本一になる」、中島が田嶋下し王座統一、ソルトがKAREN破り戴冠、端がNORIを完封。井村が石井に競り勝つ! 田中路教が笹に完勝、トラキナスが藤野にリヴェンジ、平田直樹が一本勝ち

2023/04/30 13:04

▼第1試合 ストロー級 5分3R
×高本千代(高本道場)52.10kg ※デビュー戦
[判定0-3] ※27-30×3

〇重田ホノカ(パラエストラ柏)52.45kg ※デビュー戦

 サラブレッドのデビュー! 高本千代の父はご存知、高本道場師範・高本裕和。幼少期から格闘技に慣れ親しみ、数々のアマチュア大会に出場。「いつデビューするのか?」と各団体から興味を持たれていた高本千代が、ついに地元 立川で参戦。

 対する重田ホノカも柔道界でちょっとは知られた存在で、3月4日の東京CAGE FIGHT 07で勝利した腕十字の、流れる様な動きは感動的。18歳と19歳、2人のデビュー戦は後世に語り継がれる予感ひしひし。

高本「デビュー戦で5分3R、戦わせてもらえるのはPANCRASEだけだと聞いています。めいいっぱい使って勝っていきたいと思います」

重田「明日はしっかり勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」

 1R、ともにサウスポー構え。右ジャブの重田に、高本は右インロー。左右で詰める重田に高本はサウスポー構えから右の蹴りで迎え撃つ。ワンツー右フックで前に出る重田に、高本はシングルレッグから引き込み、シングルレッグでレッスルアップで立ち上がる。

 そこにキムラを狙う重田。離れた高本に跳びヒザは重田。さばく高本は右ミドル。ワンツーで前に出るが、重田も後ろ蹴りから前に。金網に詰めてダブルレッグテイクダウン。高本は下から腕十字を狙うも重田も中央で対処。3者10-9で重田支持。

2R、右前蹴りの重田。ワンツーの左を当てて金網に詰めるとシングルレッグでテイクダウン。手首を掴もうとする高本にパウンド。下の高本はシングルレッグから重田の右足を挟んで立ち上がり。その際で左を突く重田。離れた高本は歩きながら左右の蹴り。その右足を掴んで倒した重田。すぐに足を手繰りに行く高本だが、潰した重田が上に。

 足を捌いてパス狙いいも、右で差す高本がスイープして立ち上がり。バック狙いの高本に正対した重田。高本は左右蹴りも詰めた重田がシングルレッグで引き出してテイクダウンしてホーン。2Rも3者10-9で重田のラウンドに。

 3R、右前手フックを当てる重田。さらに左ミドルも。蹴りで打ち返す高本はダブルレッグもがぶる重田がヒザ。高師は立ち上がり際に右のかけ蹴りをかすめる。高本の蹴りに右ジャブを合わせる重田。左右の蹴りを当てて前に出る高本は、重田の前進に引き込みオモプラッタ、腕十字狙い。アゴに足を当てて押し込む重田は、腕を抜いてサイドバック。ディープハーフガードの高本との上の取り合いからスタンドバックを狙い。離れるとフルコンテクト空手ばりの近い距離で左右の突き・蹴りもホーン。

 判定3-0(30-27×3)のフルマークでプロデビュー戦3Rで重田が勝利した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント