▼第4試合 ライト級 5分3R
〇粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)70.3kg 3位・13勝7敗2分
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×葛西和希(マッハ道場)70.55kg 4位・8勝3敗
2022年の横浜大会でいったんは組まれるも、葛西の欠場で無くなっていたカードが今回の立川大会で実現。代理で緊急出場した兄弟子・岡野裕城の倍返しを狙う。粕谷はマッハ道場に連勝し、タイトル挑戦フラグが立つか。
粕谷は、12勝7敗2分。2015年9月と2016年11月のUFC挑戦後、17年8月よりPANCRASE参戦。フェザー級で2連敗後、ライト級に転向すると、2019年4月に現Bellatorの菊入正行に1R TKO勝ち。しかし、ライト級暫定王座戦でサドゥロエフ・ソリホンに2R TKO負け。2021年6月に松岡嵩志に1R KO負けで連敗を喫した。しかし、2022年4月に平信一に2R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。12月に葛西の代役の岡野裕城を1R リアネイキドチョークで極めている。
“じょっぱりグラップラー”葛西は8戦2敗。2020年7月から2021年9月まで平信一、小川道的、長田拓也、林源平を相手に怒涛の4連勝も、2022年3月大会では前修斗王者の松本光史にスプリット判定負け。同じ高田馬場でDARANI相手に判定勝ちで再起を果たしている。
粕谷「また勝って子供達と写真を撮ります」
葛西「前回は怪我で欠場してしまいすみせんでした。また試合を組んでいただきありがとうございます。世界で戦っていきたいので必ず勝ちます」
1R、ともにオーソドックス構えから。右ローを突く粕谷に、葛西も声を出しながら左ジャブ&ロー。サウスポー構えかになる粕谷は左ロー、左ミドルをガードの上に突く。一転遠間からダブルレッグテイクダウン。マット中央で背中を着かされた葛西。ハーフガードの葛西に、上から粕谷は右で枕に抱いて押さえ込むと葛西の右手首を掴もうとする。下の葛西はスイープ狙い。3者10-9で粕谷支持。
2R、サウスポー構えから入る粕谷。オーソから右のストレートで飛び込む葛西。粕谷は左ミドルを脇腹に決めて、ダブルレッグテイクダウン。葛西はハーフから腰を切りフルガードに戻そうとするが、上の粕谷はハーフのままこつこつとパウンド。金網まで這う葛西が足を戻そうとしたところにパスガードしてマウントを奪う粕谷は、葛西のブリッジをアゴを押して際を制して上を取るとマウント&パウンドもゴング。この2Rも3者10-9で粕谷支持。
3R、詰める粕谷は早々にダブルレッグテイクダウン。ハーフから葛西に背中を着かせてパウンド、脇差し立ち上がろうとする葛西を潰してマウントから葛西はいったん亀になると立ち上がり、左右を当てて前にそこに組む粕谷を押し倒して上になるも、粕谷も脇差し立ち上がると左ミドルを当てて前に出てホーン。
判定3-0(29-28×2, 30-27)で粕谷が勝利。子供達と公約の記念撮影を行った。