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【RIZIN】朝倉未来が引き込む牛久に判定勝ち「男はやるときやりゃあいいでしょう」、斎藤が打撃も当ててテイクダウンし平本にスプリット判定勝ち、太田が倉本を1R KO、グスタボが武田に競り勝つ、カンナがMei下す、RENAが一本負け、スダリオが元UFCマルティネスに圧勝、金原が山本に完勝で「次はケラモフと」

2023/04/29 15:04

▼第2試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
〇金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)30勝14敗5分
[判定3-0]

×山本空良(パワーオブドリーム)16勝9敗2分

 金原正徳は、元SRCフェザー級王者。2003年9月にDEEPでプロデビューすると、2009年の戦極でキム・ジョンマン、ジョン・チャンソン、小見川道大を撃破し、初代戦極フェザー級王者に。2009年大晦日には山本"KID"徳郁に判定勝ち。2014年9月にUFCに初参戦するとアレックス・カサレスに勝利も、ハニ・ヤヒーラにスプリット判定負け、マイケル・マクドナルドに逆転の一本負けし、日本マットに戻った。2020年2月にRIZINに初参戦するとバンタム級でビクター・ヘンリーに2R TKO負けも、フェザー級で芦田崇宏摩嶋一整にTKO勝ちで2連勝中。

 山本空良は、山本喧一の次男で初代PFCフェザー級王者、前Fighting NEXUS同級王者。小学校5年生で総合格闘技を始め、2017年12月のRIZIN FF アマチュアMMAフェザー級優勝。2018年5月にプロデビュー後、2021年4月にNEXUS初代フェザー級王者に。

 2021年11月にRIZIN初出場も鈴木千裕に判定負け。2022年2月に新居すぐるに1R TKO勝ち。2022年3月に元DEEPライト級王者の中村大介にスプリット判定勝ち。寿希也、カイル・アグォンも下し、4連勝をマークも、2022年7月に白川陸斗の負傷欠場を受けてヴガール・ケラモフと対戦し判定負け。2022年11月には、Nexusで横山武司に判定負けでNEXUS王座から陥落している。


 空良のセコンドには、父・山本喧一。金原のセコンドには盟友・所英男、八隅孝平がつく。

 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る金原細かいステップで詰める。山本は左ロー、ジャブ、前蹴り。かわす金原は右ストレート。山本はスウェイでかわし、右カーフ。右ハイ。

 そこに右を返す金原は前に出た山本に下がりながら右を突き、右ロー。そのチェックで山本は足を傷めたか。シングルレッグへ。それをがぶって首を抱える金原にパスガードからマウント。山本の左脇を開けさせて首を突っ込んで肩固めも狙う。



 左腕で枕に抱いて左肩でアゴを突き山本を寝かせる金原。マウントから残り30秒を切ると上体を離してパウンド狙い。山本のシザーズをかわしてバックマウント、腕十字狙いも亀から落として立つ山本は打撃戦に。そこに金原は右ストレートを打ち抜きダウンを奪い、フットスタンプもゴング。

 2R、先に圧力をかける金原。左前蹴りで牽制する。さらに右カーフを2度ヒット。山本はサイドステップ。しかし足が止まると金原のワンツーの右が届く。さらに右カーフを2度。山本の左前手のフックは遠い。金原の右ストレートは顔に届く。

 下がりながら左右ローを打つ山本だが、金原はかわす。山本は右オーバーハンドをかすめるが、金原はこつこつと左右ローを前足に突く。互いにジャブの刺し合い。山本の後ろ廻し蹴りをかわす金原。山本の胴廻し回転蹴りもかわした金原は、山本の入りにバックフィストを狙うが、そこにローをもらい体勢が崩れる。

 3R、山本のスローな右ローをかわす金原。1Rに続き山本のワンツーをかわしてワンツーの右! 後方にダウンした山本は左足を掴んで足関節を狙うが、すぐにヒザを抜いている金原は上を奪ってインサイドからパウンド。

 下の山本はギロチンチョーク狙いも、金網まで運んで山本に反らせないよう首を殺した金原。山本はノーアームで絞めるが、金原は脇腹に細かいパンチ。首を抱えられたままパスガード&マウント。またも左脇を開けさせ、肩固め狙い。


 マウントに戻したところで、山本は背中を見せて立とうとするが、そこを金原がバックマウントについたところでゴング。判定は3-0で金原が勝利。フェザー級で3連勝をマークした。


 金原は試合後、ケージのなかでマイクを握り、「20年間強さを追い求めてきてやってきました。自分の強さの答え合わせをしたいです。榊原さん、僕がフェザー級で一番、強いと思うケラモフ、やらせてください!」と、対戦を嫌われる強豪ケラモフをあえて指名した。

 またバックステージで金原は、「いまフェザー級でクレベルが一番強い。その次に堀江くんと練習して強さ知っていて、その堀江選手に勝ったケラモフ。日本人はみんな僕とやっても意味が無いだろうから。クレベル渋滞に並ぶくらいなら、ケラモフとやらせてほしいというくらいの権利はあると思う。次は覚悟の試合になる」と進退をかけた大勝負に出る決意を語った。

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