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【RIZIN】朝倉未来が引き込む牛久に判定勝ち「男はやるときやりゃあいいでしょう」、斎藤が打撃も当ててテイクダウンし平本にスプリット判定勝ち、太田が倉本を1R KO、グスタボが武田に競り勝つ、カンナがMei下す、RENAが一本負け、スダリオが元UFCマルティネスに圧勝、金原が山本に完勝で「次はケラモフと」

2023/04/29 15:04

▼第1試合 ライト級(71.0kg)5分3R
×雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA FIGHT SPORTS GYM)9勝4敗
[1R 3分30秒 KO] ※右ストレート

〇アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)12勝2敗
※ジョニー・ケースは練習中の怪我(右膝の半月板損傷、前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、内側側副靭帯断裂、脛骨亀裂骨折)で全治6カ月の診断を受けドクターストップで欠場

 雑賀は、元PANCRASEライト級暫定王者。今回、ジョニー・ケースの負傷欠場により、緊急参戦となる。母がフィリピン人、父が日本人のハーフで、小学校6年間、和道流空手を学ぶ。25歳で格闘技を始め、アマチュアキックからMMAに。NEXUSでプロデビューし4勝1敗。DOBUITAの長岡弘樹仕込みの組みでテイクダウン耐性も強化。

 2019年7月からPANCRASEに参戦するとトム・サントスをTKOに下すなど4連勝。2020年9月のPANCRASEライト級暫定王座決定戦で林源平を1R KOし、暫定王座についた。2021年12月には久米鷹介との王座統一戦で1Rにダウンを奪ったものの2Rに腕十字を極められ逆転一本負けで正規王座戴冠はならず。2022年4月にRIZINに初参戦し、ケージのTRIGGER 2ndで江藤公洋に2R TKO負け。その後はPANCRASEで松岡嵩志、シュウジ・ヤマウチをいずれも1R TKOで2連勝中。MMA9勝3敗の勝ち星すべてが1RKO決着という打撃の強さをRIZIN2戦目でも活かしてライト級戦線へ割って入るか。

 対するアリ・アブドゥルカリコフは、散打ベースでMMA11勝2敗。2013年9月にロシアのREAL STEELでプロMMAデビュー後。2戦目の15年4月のM-1 Challengeでは後のUFCファイターのヨエル・アルバレスを1R 34秒スピニング・ヒール・キックでKO。

 その後も7連勝をマークし、2019年7月にRIZINデビュー。川尻達也に判定負け後は、元UFCのアレクサンドル・ヤコヴレフに判定勝ちするなど4勝1敗と好成績で、約4年振りにRIZINの舞台に戻ってきた。昨年はダゲスタンで格闘技から完全引退する前のハビブ・ヌルマゴメドフとも練習を積んできたという。


 1R
、ともにオーソドックス構え。右フックをかすめ左ローから入るアリ。雑賀も左インロー。アリの右オーバーハンドは空振り。雑賀も左ジャブから右、さらに逆ワンツーの左を当てる。


 左ジャブを突く雑賀。右ローをそこに右を当ててニータップでテイクダウンはアリ。すぐにケージまで動き立ち上がる雑賀は右ストレートを2度当てて、アリを下がらせる! しかし前に出る雑賀にフックを合わせに行くアリ。


 右のバックフィストはかわした雑賀だがアリは、雑賀の左ジャブに左ジャブから素早い右ストレート! もらっ雑賀が後方にダウン! アリはパウンド1発でレフェリーが間に入った。


 4年ぶりのRIZINでKO勝利したアリは「ファンの皆さん勝つことが出来ました。感謝します」と語った。

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