▼第4試合 51.0kg 5分3R
×RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)13勝5敗
[3R 4分21秒 ヒザ十字]
〇クレア・ロペス(フランス)MMA8勝4敗
シュートボクシング世界女子フライ級王者のRENAは、2015年大晦日のRIZINでプロMMAデビュー。怒涛の6連勝をマークも、浅倉カンナに2度敗れ、2019年6月のBellator初参戦でリンジー・ヴァンザントに一本負け。
以降、ヴァンザントとの再戦含め4連勝するも2021年大晦日にパク・シウに判定負け。2022年7月の前戦では、アナスタシア・スヴェッキスカに判定勝ちでスーパーアトム級(49kg)トーナメント準決勝に進出したが、左眼窩内側壁を骨折し、以降のGPを欠場。期待されていた伊澤星花との試合は実現しなかった。今回、約10カ月ぶりの復帰戦をストロー級(52.2kg)転向も見据えて51kgで戦う。
対するMMA7勝4敗のクレア・ロペスは、元UFCファイターのブラッド・ピケット門下生。器械体操、ムエタイ出身の体幹の強さを活かした、オーソからの強い右の打撃と、力強いテイクダウンからの絞めを武器とするロペスは、現在Combate Globalのアトム級2位。
ここ6戦では現UFCのヤスミン・ハウレギと元Bellator・現Invictaのダニィ・マッコーマックにしか敗れておらず、7勝中、3つのKO・TKO、3つの一本勝ちをマークしている。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローのRENA。右を振って前に出るロペスに被弾したRENAはバランスを崩すと、金網に詰めたロペスがダブルレッグテイクダウン! ハーフガードのRENAにロペスはパウンド。
クローズドガードのRENAは腰を切って下からパウンド、腕十字を狙うが、そこに強いパウンドはロペス。RENAは両足をかけて腕十字狙いもヒジを抜くロペスは正面に戻り、腕に固執するRENAにサッカーキック! 両ヒザを戻したRENAにロペスは中腰でパウンドする。
2R、中央を取るロペス。左ジャブを突き前に。さらに左ボディ右アッパーと変則的な打撃で先手を取る。右カーフのRENAはヒザを触りに行くが、ロペスはダブルレッグテイクダウン。あっさりと背中を着いたRENAに、ロペスはかつぎパス狙い。そこに三角絞めを狙うRRNAにロペスは足をさばきに。そこで立ち上がったRENAは左ボディ! さらに右。
疲労したか少し下がるロペスに、RENAが前に。右フックのロペスに右ロー。左ボディ。ロペスも右アッパー。しかし前に出るRENAは左ボディを突いて金網に詰めると首相撲で互いにヒザ蹴り。最後のヒザをはRENA。さらにボディにロペスが下りゴング。
3R、「頭から突っ込むロペスに警告」後、スタート。ワンツーで攻めるロペス。RENAは右カーフ、左ジャブ、左三日月蹴りと上下に散らす。ガードが落ちて手数が少なくなるロペス。右から左を当てるRENA。
ワンツーの打ち終わりにダブルレッグに入るロペスだが切るRENA。右を振るも身体が流れるロペス。しかし右アッパーは届く。RENAは左から右。さらに右カーフをヒット。
インローを当てるRENA。ロペスはワンツー、左ジャブの刺し合いから右カーフの打ち合い。RENAのヒザ蹴りにワンツーの右から詰めてダブルレッグテイクダウンはロペス! 上を取るとRENAの右足をとらえ、左足を股下からすくってから両足で組んで腹固めのように腹を張り、右足をヒザ十字で両足で極めるオーバーアンダーニーバーの形でRENAからタップを奪った。
試合後、ロペスは「初めて日本に来れて素晴らしい試合が出来ました。人生で素晴らしい1日を過ごしました。またすぐに会いましょう」と語った。見事一本勝ちしたロペスは次戦はスーパアトム級に参戦か。
Claire Lopez with the surprise kneebar against RENA!
— RIZIN FF English (@rizin_English) April 29, 2023
[ #RIZIN_LANDMARK5 | @FiteTV | Watch the PPV here: https://t.co/0fE6L8rbwg ] pic.twitter.com/JTFNYXXkTE
・RENA「“まだまだ”ではないけど、やり残したことがある」──ケージと階級アップで「海外再挑戦」と伊澤星花戦への意欲も