▼第3試合 ヘビー級(120.0kg)5分3R
〇スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)7勝2敗
[判定3-0]
×ロッキー・マルティネス(グアム/SPIKE22)16勝9敗2分
ロッキー・マルティネスは、第3代PXCヘビー級王者、第6代DEEPメガトン級王者。2017年10月にRIZINに初参戦し、ジェロム・レ・バンナに1R 一本勝ち。以降、ミルコ・クロコップにTKO負け。ジェイク・ヒューンにスプリット判定負けも、2020年2月のRIZIN.21で関根“シュレック”秀樹に1R TKO勝ちし、UFC参戦を決める。UFCでは3連敗でリリースも、2022年11月にBrawl International 2でヨコヤ・マクレガーに1R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。今回、スダリオ剛の国際戦の相手として元UFCファイターとして立ちはだかる。
スダリオ剛こと貴ノ富士三造は元大相撲西十両5枚目。日本人の父、フィリピン人の母を持つハーフで、少年時代にサッカーやバスケットボールのほかに中学でキックボクシングも経験。大相撲では新十両昇進も暴行事件があり引退。
KONISHIKIのツテでエンセン井上に師事し、2020年9月にRIZINでMMAデビュー。3連勝をマークも、2021年6月にシビサイ頌真に一本負け。その後、SAINT、関根、ヤノス・チューカスにいずれもKO・TKO勝ちで3連勝を飾るも2022年大晦日RIZIN.40で現在は兄弟UFCファイターとなったジュニア・タファに1R TKO負けを喫した。
1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるマルティネス。互いに右ロー。右を伸ばすスダリオだが、マルティネスの圧力に金網背にするスダリオ。その押し返しにマルティネスは右アッパーを見せる。
サウスポー構えにスイッチしたスダリオ、左前蹴りがローブローに。再開。オーソから左ジャブを当てるスダリオ。しかし、詰めて右ヒジはマルティネス。剥がすスダリオはバックスピンキック、ボディストレートを突く。ヘビー級ながらフットワーク・蹴りと足を使えるスダリオがコーナーの無いケージで1Rをいい形で終えた。
ワンツーから左を伸ばすマルティネスをサークリングしてかわすスダリオ。追うマルティネスは右ハイもスリップしたところで、上になったスダリオ。ハーフから右で枕に巻き、背中を着かせるとマウント。ヒジを突く。さらにパウンドがヒットすると、ヒジを落としてマルティネスを出血させる。
2R、先に前に出るマルティネス。そこに右カーフを突くスダリオ。マルティネスのワンツーの右はブロッキングすると、サウスポー構えからワンツーの左をヒット! さらにカーフ。ダブルレッグも狙う。右フックを当てて金網に詰めてダブルレッグテイクダウンはスダリオ! ハーフのマルティネスに上からパウンド、さらにアメリカーナ狙い。外して右ヒジ!
出血が多くなるマルティネスにアメリカーナ狙い。さらに外して半身になるマルティネスに残り20秒で上半身を離してヒザ、踏みつけを頭に落とし、サッカーキック。
3R、早々にダブルレッグで金網に押し付けてテイクダウンを奪うスダリオ。バックマウントを取るとパウンド。さらに亀になるマルティネスにサイドバックから腰を抱いてパウンド、さらにもう一度寝かせて脇差しハーフから左ヒジ! 互いに疲労し動きが落ちるなか、上から圧倒しているスダリオはマウントからパウンド。最後は身体を離して踏みつけでゴングを聞いた。
試合後、スダリオは「勝ちました。前回、無様な負け方をしてしまいましたが、日本人キラーといわれるマルティネス選手に勝って、先月、子供が産まれて
さんになって初めての試合でかっこいいところを見せられてほんとうに良かったです。試合前にシビサイ選手とか、みんなに支えられているなと思いました。変わらず応援してくださる皆さん、ありがとうございました」と語った。
Sudario with a dominant showing against the veteran Martinez!
— RIZIN FF English (@rizin_English) April 29, 2023
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