▼ライト級(71kg)5分3R
〇武田光司(BRAVE)15勝3敗
[1R 3分35秒 腕十字]
×ザック・ゼイン(米国)15勝14敗
高校6冠グレコローマンレスラーの武田は、2020年9月に川名TENCHO雄生にスプリット判定勝ち、2021年3月に久米鷹介にも判定勝ちで連勝も、2021年9月に矢地祐介に判定負け。同年大晦日の“ブラックパンサー”ベイノア戦で腕十字で一本勝ちで復活。
しかし、2022年4月にスパイク・カーライルのギロチンチョークで一本負け。ハワイでクリスチャン・リーとの練習を経て、2022年7月の前戦でジョニー・ケースに判定勝ちで再起を遂げている。
対するゼインはMMA15勝13敗。2017年6月から2019年3月まで8連勝を挙げてBellatorに参戦。3連勝中だったナイノア・ダンに判定勝ちも、現在はEagle FC、LFA、Titan FCなどで4連敗中。
ハワイで行われたRIZINトライアウトで選ばれ、RIZINデビューの切符を手に入れた。15勝のうち10勝が一本勝ちと柔術で培った極めの強さを持つが、ケースを破った武田としては、負けられない相手だ。
1R、ともにサウスポー構え。右ジャブから左右を思い切りよく振るゼイン。左で差して組む武田。コーナー背にするゼインに引き出そうとするが、残して正対するゼインは四つ。
脇を潜りスタンドバックにつく武田。投げに足をロープにかけるゼイン。崩しに変えて投げる武田にシングルレッグはゼイン。そこにネッククランクの武田。ゼインは首を抜きガードに戻す。
インサイドガードの武田はパウンド。上体を立ててかつぎパスからサイド、キムラ狙いで持ち上げてから、最後は腕十字へ。またごうとしたゼインだが、ヒジが伸び、タップした。
横綱相撲で一本勝ちの武田は、「フィジカルがすごく強くて、日本人になり独特の圧力はありましたが、1Rで一本を極めようと決めていたのでしっかり形に出来て取れることができてよかったです。まあ大晦日も出る気満々でいるので、どうですかね、皆さん? 4戦目でキツいですけど、僕のことを応援してくれている人のために出たいと思うので、よろしくお願いします」と大晦日出場をアピールした。