▼75kg契約 5分3R
〇宇佐美正パトリック(フリー)5勝1敗
[3R 2分33秒 TKO] ※右ストレート→パウンド
×佐々木信治(総合格闘技道場BURST)20勝13敗3分
22歳の宇佐美は元ボクシング高校6冠。極真空手の経験も持ち、2021年5月に『格闘DREAMERS』で勝利後、プロ修斗、VTJで3連勝。 2022年4月のPOUNDSTORMで大尊伸光に判定負け後、6月9日の「ROAD TO UFC」でアンシュル・ジュブリ(インド)との対戦が決まっていたが、減量に失敗し、欠場していた。
対する42歳の佐々木は、元第修斗環太平洋ウェルター級王者。修斗、PANCRSE、DEEPを経て、韓国ROAD FCにも参戦。2021年2月に約3年ぶりに復帰し、GLADIATORで植田豊に1R TKO勝ち。同年12月には修斗「闘裸男」でジョナサン・ヴァレスに判定勝ちで2連勝中。RIZINには2016年4月のダロン・クルックシャンク戦以来の出場となる。
佐々木のセコンドには妻の藤井惠。宇佐美のセコンドにはストラッサー起一がつく。
1R、佐々木の左右の前進から左に、右を当てに行った宇佐美。佐々木はコーナーでボディロックテイクダウン! そのままサイドを奪うと上四方狙いからマウントを奪取。ハイマウントに移行した佐々木はマウントからの三角絞め、腕十字も狙うが、下の宇佐美が抱きつきゴング。
2R、組みを警戒し距離を取り腰が引ける宇佐美。佐々木の詰めに前手の左フックを狙う。宇佐美は右カーフ。佐々木の左に左を返す。
左インローの宇佐美。佐々木はジャブが届かない遠間。ヒザ着きのシングル、ダブルレッグも深追いしない。左インローを当てる宇佐美。左を振りニータップ狙いは佐々木。さらにダブルレッグもコーナーで切ろうとする宇佐美。
しかしボディロックする佐々木は右足をかける。小手に巻き、ダブルレッグに移行する佐々木にヒザ蹴りは宇佐美! 詰めて左フック、ボディもゴング。佐々木は組みに疲労が見えてくる。
3R、左ハイを打つ宇佐美。ブロッキングする佐々木は手数が少ないが、左ジャブ。そこに宇佐美は右を狙う。さらに右ロー。左ジャブで圧力をかけ始める。互いに右の突き合いは、頭を傾けかわすが、続く宇佐美の左ボディ、左フックのダブルからの右に佐々木が後方にダウン! パウンド1発にレフェリーが間に入った。
試合後、宇佐美はリング上で、「皆さん初めましてパトリックです! ほんとうに今までいろいろありすぎて、濃い半年間で、家族と友達、サポートしてくれる人達に助けられました。佐々木選手、こんな短い期間に受けてくれてありがとうございます。これから有言実行しようと思っているので、大晦日も強い相手とやりたいのでぜひお願いします。マジでこれからデカくなるので、皆さんついてきいてください。よろしくお願いします」と涙を流しながら語った。