▼RIZINキックボクシングルール(※ヒジあり)61.0kg契約 3分3R
〇梅野源治(PHOENIX)
[1R 0分21秒 TKO]※左ローキック
×トレント・ガーダム(Tiger Muay Thai & MMA)
梅野は、2016年10月にラジャダムナンスタジアム ライト級王座を獲得し、日本人として史上6人目の王者となる快挙を成し遂げたレジェンド。
2019年にはRISE世界トーナメント(-61.0kg)に参戦し、一回戦でル・ジュン、準決勝でチャンヒョン・リーに勝利し、決勝で白鳥大珠にKO負けで準優勝。2021年4月にはBOMで一度黒星をつけられたキヨソンセン・フライスカイジムに判定勝ちでリベンジ。
2021年6月にRIZINに初参戦し、トーナメント一回戦で皇治と対戦も偶発的なバッティングによりノーコンテストに。2022年3月の再戦では判定2-0で敗れた。しかし、7月のKNOCK OUTでは、大谷翔司を相手に3R、右ヒジでTKO勝ち。ムエタイルールの強さを見せている。福岡大会では待望のヒジ打ちありルールで戦う。
ガーダムは、ボクシングとムエタイとMMAの三刀流ファイター。2018年11月のシュートボクシングで初来日。健太に判定負けも、2019年からUAEWarriorsに参戦しMMA2連勝。2018年8月のRIZINデビューで現UFCのビクター・ヘンリーに3R 三角絞めで一本負けも健闘。
2020年2月にUFC帰りの井上直樹に判定で惜敗。MMA戦績を12勝4敗とする。プロボクシングでも3勝1敗で、2022年5月の前戦では豪州の「King of the Castle」で5勝無敗のハッサン・ハムダンに判定負け。8月に三浦孝太が出場した「RWS」では、海人に勝利したピンペットを相手にキックルールで判定負けも3Rを戦い抜いている。
オーソの梅野にサウスポー構えのガーダム。ヒジありルールのなかで、梅野はガーダムの伸びる左を警戒しながらも、得意のヒジ・ヒザ、ロー、ミドルをいかに効かせるか。
1R、両者勢いよくコーナーを飛び出す。サウスポーのガーダムは右フックと右ローをを繰り出していくが、梅野も左ローで応戦。そこへ梅野がカーフへの左ロー。ガーダムはもんどりうって倒れ、右足をおさえて傷みに絶叫。担架に乗せられて退場した。
ヒジを繰り出す間もなく秒殺TKO勝利を飾った梅野は「試合前から試合後まで勝とうが負けようが、みんなを盛り上げられる梅野源治です。どうでしたか皆さん、ムエタイの梅野源治。けっこうやばかったでしょう。榊原さん、どこにいるんですか? 榊原さん、そろそろRIZINのムエタイのベルト早く作ってください。みんなも見たいでしょう、俺がどれだけムエタイでやばいのか。これ以上長くなっちゃうと試合を控えている思うので、この続きはRIZINのインタビューで楽しみにしてください」とアピール。
花道には多くのファンが集まり、梅野とのタッチを求め、梅野もグローブタッチでこれに応じた。会場には「やばかった!」「やばいぞ!」というファンの声も響き渡った。