キックボクシング
レポート

【RISE】原口健飛のリベンジならず!延長戦でペットパノムルンが振り切る。海人がペティに苦戦延長戦で辛勝、山田洸誓がカッファを豪快KO、植山征紀と大激闘の鈴木真彦が延長戦を制す、ダウン応酬でタップロンが山口裕人にTKO勝ち

2022/08/21 15:08

▼第12試合 Super fight!スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
〇大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)
KO 3R 1分45秒 ※左フック
×サンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEAM TEPPEN/元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者)


 大﨑はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」で準優勝。RISEには2020年2月に初参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2021年7月に開幕した「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では1回戦で石井一成を破って優勝が期待されるも、右足関節外果骨折で準決勝を欠場した。2022年3月に復帰戦で田渕神太に判定勝ち。戦績は34勝(17KO)5敗2分1無効試合。


 サンチャイは現在、那須川天心らが練習するTEPPEN GYMでトレーナーを務め、戦績は99勝(34KO)29敗3分。ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王座のほかにS-1チャンピオンシップ102ポンド(46.26kg)王座にも就いたことがある。2019年4月の『REBELS』で老沼隆斗に判定2-0、2020年12月の『BOM』では大崎孔稀に判定2-1でそれぞれ惜敗。2021年4月の『BOM』では石井一成にKO負けしたが、9月に当時のKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者・白幡裕星から判定勝ち。10月には現シュートボクシング日本バンタム級王者・佐藤執斗にも判定勝ちしている。


 1R、前蹴りを多用するサンチャイに大崎はボディを攻めていく。いきなり飛びヒザ蹴りやハイキックを繰り出す緩急をつけた動きをするサンチャイ。大崎は右カーフを蹴りつつ、ボディを狙い右ストレートも顔面へ。左ボディからの後ろ蹴りも。終盤、左右フックの連打でダウンを奪った。


 2R、右カーフとボディを中心に攻めていく大崎だが、サンチャイは右ミドルで場内中に響き渡るような快音を発して場内をどよめかせた。



 3Rも徹底して右ミドルを蹴るサンチャイに大崎の左わき腹は真っ赤だ。それでも前へ出て行く大崎はカーフ、そしてボディを攻めてヒザ蹴りと畳みかけ、最後は左フックでサンチャイをKOした。


 大崎はマイクを持つと「1Rから行って倒すと決めていたんですが、1Rでダウンを獲ったあと力が入っちゃって、サンチャイ選手も打たれ強くて3Rまでいってしまいましたがなんとか勝つことできました。53kgは僕が一番ってところを見せたいので10月、風音選手タイトルマッチやりましょう」と風音を挑戦者に指名。


 風音もリングに上がり、「なんかTHE MATCHに選ばれなくてぶつぶつ言ってはりましたが、念願の防衛戦やりましょう。でもいま俺むっちゃ強いので楽しみにしとってください」と、以前負けた自分とは違うとコメント。


 大崎は「初めて戦った時みたいに僕が倒して防衛するので覚悟してください」と、KOで返り討ちにするとした。

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