▼第15試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
×中野椋太(誠至会/第3代RISEウェルター級王者)
TKO 1R 2分43秒
〇チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce/WBCムエタイ・クイーンズランド州スーパーライト級王者)
中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。RISE初参戦となった2019年7月、憂也に初回KOで勝利。10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。RISE2度目の参戦となった2020年2月にはスーパーライト級王者・山田洸誓に判定負けを喫するが、11月のRISEでは山口裕人から左フックでダウンを奪って勝利した。2021年7月にはWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得、11月のRISEではNKBウェルター級王者・蛇鬼将矢をTKOに降す。2022年3月、5月の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」で中島将志に判定勝ち、稲井良弥にKO勝ちして王座に就いた。戦績は21勝(10KO)6敗。
コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の『KNOCK OUT』で初来日し、KNOCK OUTスーパーライト級王者・不可思から右ヒジでダウンを奪い、判定勝ちした。4月にはシュートボクシングに参戦し、海人にも判定3-0(50-48×2、49-48)で勝利。その後もタイを中心に試合を重ね、今年5月にはルンピニーでジャック(タイ)に判定で敗れている。同階級で指折りの世界的強豪だ。戦績は50勝(25KO)18敗2分。
1R、中野は右ローを蹴って得意の左フックにつないでいく。その右ローが入って中野はリズムをつかんでいくが、コリンズは蹴られながらも前に出て徐々に手数を増やしていく。パンチ、蹴り、ヒザと上・中・下に攻撃を振り分けるコリンズは強烈な右ストレート。焦る中野を右の連打で追いかけ、右ストレートから左をフォローしてダウンを奪う。
中野はカウントぎりぎりで立ち上がろうとしたが、足元がふらつきレフェリーがストップをかけた。
圧倒的な強さを見せたコリンズは「大好きな日本で試合が出来てとても嬉しいです。私の一番好きな国です。皆さん愛してます、また日本へ来て戦います」とメッセージを送った。