▼第8試合 ライト級(71.0kg)5分3R
×渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
[1R TKO]
〇岸本篤史(BRAVE)
渡慶次は2012年5月にプロデビューし、当初はPANCRASEを主戦場とするMMAファイターだったが、2017年からミャンマーの超過激格闘技ラウェイに参戦。現在まで8勝4敗6分と本場ミャンマーの選手が相手の試合でも勝ち越している。
『LETHWEI IN JAPAN』の活動休止後はキックボクシングの試合に出場していたが、7月の『LETHWEI×UNBEATABLE』第1回大会でラウェイに復帰してジョナタン・バイエスを3R KO。2021年10月にもレバナ・デオグラシャスを2R TKOに降している。11月には地元沖縄でのRIZINに初参戦し、約4年ぶりにMMAに復帰したが大原樹里に初回TKOで敗れた。2022年2月、再びRIZINに参戦してハリー・スタローンに右フックでKO勝ちを収めた。MMA戦績は8勝7敗。
岸本はK-1でマーク・ハントがジェロム・レバンナをKOした試合を見て格闘技に興味を持ち、高校でボクシング部に入部。高校3年の時にインターハイのミドル級で3位に入賞、大学時代には国体青年ミドル級で準優勝という実績を持つ。
ボクシングは大学4年で引退し、一度就職も高校からの同級生で同じボクシング部だった芦田崇宏が総合格闘技で活躍している姿に刺激され、26歳で総合格闘技に転向、退職後は芦田と同じ宮田和幸主宰のBRAVEに入門する。2017年2月にMMAプロデビューを果たし、勝ち負けを繰り返すが2021年4月のGRACHAN×BRAVE FIGHTでの笹川JP戦、2022年3月のモリシマン戦で勝利を重ね、現在2連勝。
1R、ともにサウスポー構え。岸本の右をかわして組みに行く渡慶次。突き放す岸本はに右を振るが、岸本も左を打ち込む。
左ボディを狙う岸本。さらに右ストレートでダウンを奪うと、立ち上がりを待つ岸本は、詰めてワンツー。そこに渡慶次も相打ち狙いで、岸本も慎重に。左フックを当てると、出血した渡慶次に右ジャブの刺し合い、さらに右ジャブでダウンを奪うとサッカーキック! さらに立ち上がった渡慶次に右ジャブでロープを背にした渡慶次の動きが止まり、レフェリーが間に入った。
試合後、岸本は「僕の持ち味はパンチで、今日はいい内容で勝てたので、次また呼んでくれたらと思います。このRIZINグローブで殴り合ってくれる人がいたらお願いします」と語った。