▼第7試合 RIZINキックルール 61.0kg契約 3分3R
〇大雅(チームドラゴン)
[判定3-0] ※30-24×3
×新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)
大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。
RIZINには2018年9月から参戦。2020年8月の『RIZIN.23』で原口健飛にまさかの初回KO負けを喫するなど泥沼の3連敗を経験したが、11月の『RIZIN.25』でDEEP☆KICK -63kg王者・山畑雄摩に勝利。2021年11月にはRISEで梅野源治に勝利し、2022年3月の『RIZIN.34』では高橋亮とドローに終わった。戦績は23勝(6KO)13敗2分。
新田は空手、ボクシングを経て17歳からキックボクシングを始めた。アマチュア大会で20戦13勝6敗1分の成績を収め、2019年2月のPancrase REBELS Ring 1でプロデビュー。2021年9月のResistance 3の市村大斗戦まで10戦無敗の快進撃を続けたが、2021年10月のKNOCK OUTで力也戦に初黒星。
しかし、2022年4月に王者・櫻井健の持つタイトルに挑み、フルマークの判定勝利を収めてINNOVATIONスーパーフェザー級王座を奪取した。
1R、サウスポー構えの大雅、新田はオーソドックス構えから右ハイで牽制。大雅は前手の右フックで飛び込み。かわした新田。左ジャブも大雅もかわす。
左インローを打つ大雅。飛び込み、新田の打ち返しはかわす。右ヒザを突く新田。さらに左右フックも大雅ももらわず。
遠間からの左スーパーマンパンチは大雅! ダウンした新田は立ち上がると左右で詰めるが軸がブレる。新田の高い左前蹴りをかわした大雅は左フックで飛び込む。
2R、前に詰める新田をさばく大雅。コーナーに詰めてバックフィストもここはかわす新田。左インローを当てて、左ヒザも突く大雅。上中下と打ち分ける大雅に新田は手打ちになる。右の飛び込み、さらに左フックは大雅! タイミングよく飛び込むと新田は右前蹴りから左の蹴りに繋ぐが、大雅は左インローを効かせて、左フック! 足が流れる新田に左右のラッシュ、右ボディ、右フックをテンプルに当ててダウンを奪いゴング。
3R、左右の蹴りは新田。左で前進もかわす大雅の前進に右ヒザを合わせる。左インローを嫌い前足を上下させる新田。詰める大雅は右フック。さらに左ヒザも! 後ろ廻し蹴りまで見せる大雅は右をひっかけて体を入れ替えると、ワンツーを当てて前へ。ロープに詰めて左ローでダウンを奪うと、終了間際に左で飛び込みゴング。
あと一歩、仕留め切れなかった大雅だが、ダウンを奪い、3-0(30-24×3)で完勝。「ちよっとまだ倒しきれなかったんで、次のステップにいくために、もう1回、キックボクシングのトップに行けるように頑張ります」と語った。