▼第2試合 RIZINキックルール 72.5kg契約 3分3R
〇宮城寛克(赤雲会)
[判定3-0] ※30-27×3
×吉野友規(STURGIS新宿)
沖縄在住の宮城は琉球空手をバックボーンに持ち、沖縄TENKAICHIのウェルター級とミドル級で二階級制覇。2020年7月に中村寛に判定勝利、続いて参戦した10月横浜大会でベイノアにKO負けを喫したが、再起戦となった2021年4月には元ZST王者の森興二と対戦。1R中盤にダウンを奪われるも、逆転KO勝利を収めた。さらに11月に地元沖縄で開催されたRIZINで初回KO勝ちを飾ったが、今年3月のRISEでは森田崇文に判定負け。戦績は9勝(4KO)9敗2分。
吉野は剣道(高校3年生時に国体で優勝、大学4年生時には団体戦で全日本選手権3位)からキックボクシングに転向し、豪快なパンチでデビューから5戦5勝4KOと負け知らずの重量級期待の新星だったが、2021年3月大会で田村聖から先制のダウンを奪うも逆転TKO負けを喫してプロ初黒星。2022年1月に復帰戦を行い、新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者の斗吾を得意の右ストレートで1RにKOした。戦績は7勝(5KO)1敗。
普段はRISEを主戦場としている宮城と、KNOCK OUTを主戦場にしている吉野という対決。
1R、ともにオーソドックス構え。先にワンツーミドルの吉野。ブロッキングの宮城に長身の吉野は右ロー。近づくと右ヒザをボディに突く。
左ミドルを返す宮城。さらにガードを固めて右ローも。コーナーに詰めると連打から右ロー、右フックでスタンディングダウンを奪う。さらにコーナーに詰めて右ボディストレートから顔面へ。
2R、互いに右ローから。左のカウンターを当てる吉野に、構わず前に出る宮城。そのガードの間をアッパーで突く吉野。しかし右ミドル、右の打ち下ろしのフックは宮城! 宮城の後頭部への攻撃でいったん中断も再開。左ジャブを当てる吉野! 宮城は得意の右フックで前に。吉野の長いパンチが当たり始める。
3R、ワンツー&ローまで繋ぐ吉野。宮城はガード固め右カーフ。右フックをヒットさせてコーナーに詰める。吉野はその突進に右テンカオ。手数多く攻めるが、宮城は後退せず。吉野の左に右フック! さらに右ローを突いて前に。互いに左の相打ちから宮城が右ローを効かせてゴング。