▼第13試合 65kg契約 3分3R延長1R
〇原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/第6代RISEライト級王者)
[2R 0分33秒 TKO]
×山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。チャンヒョン・リー、森井洋介からも勝利を収め、2020年1月大会で秀樹を降してRISEライト級王座に就いた。
2020年10月11日には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。2021年2月には白鳥大珠に圧勝、9月もタップロンにKO勝ちしたが、11月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンに敗れて連勝がストップ。今年4月、ロンペットを初回KOして復活。戦績は21勝(13KO)2敗1分。
山崎は伝統派空手からキックボクシングに転向し、2009年12月にKrushデビュー。強打と多彩な蹴り技で白星を重ね、Krushでライト級とスーパー・ライト級で2階級制覇を達成。2014年からはK-1にも参戦し、2016年には-65kg日本代表決定トーナメント優勝者として、世界最強決定トーナメントで準決勝進出を果たした。
左膝の負傷で長期欠場を余儀なくされたが、2018年6月に復帰。2019年11月からは怒涛の5連続KO勝利を飾り、2020年9月には安保瑠輝也からK-1スーパー・ライト級王座を奪取。しかし今年4月の初防衛戦で大和哲也にKO負けを喫して王座を失ったばかり。戦績は34勝(19KO)9敗1分。
1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る山崎が左のサイドキック。さらにかけ蹴りもかわす原口もかけ蹴りを見せる。ワンツーで思いっきり飛び込む山崎。それをかわした原口。左ジャブというより突きで飛び込む山崎。原口は右ハイ。ブロッキングする山崎。原口は右ロー、踵落としを突く。
二段蹴りから右ストレート! さらに右フックを当てた原口が詰めて先にダウンを奪うと、立ち上がった山崎にラッシュ、左フックで2度目のダウンも奪うが、山崎が立ち上がり、ゴングに救われる。
1Rのオープンスコアは3者10-7で、2度のダウンを奪った原口のラウンドに。
2R、ダメージの残る山崎に、一気に詰めた原口は左フック! 後退する山崎に左右のラッシュをかけるとさらに左フック、山崎も左を当て返すが、原口は構わず詰めてワンツーから左ハイ! さらに左アッパーを突くと、アゴが上がった山崎は倒れずも、レフェリーが間に入った。
試合後、原口は「山崎選手ありがとうございました。試合は終わったし、ずっと憧れている山崎秀晃という人をこれからも憧れ続けます。山崎秀晃という人がいたからここまで仕上げられました。僕はこれからもRISEを背負って、世界の興行、そして日本をもっと盛り上げていきます」と語り、退場中の花道で「RISEの方が強いやろ!」と咆哮した。