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【THE MATCH】K-1・山崎秀晃「完膚なきまでに叩きのめしたい」、RISE・原口健飛「やりたい人とやれるので凄くワクワク」

2022/04/23 00:04
 那須川天心(TARGET/Cygames)vs.武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の“世紀の決戦”がメインイベントで行われる、2022年6月19日(日)東京ドーム『THE MATCH 2022』の追加対戦カード発表記者会見が、4月22日(金)都内にて行われた。  今回の会見では、K-1とRISEのチャンピオンクラス・主力選手同士がついに激突する“全面対抗戦”というべき8試合が発表された。  65kg契約3分3R延長1Rで、第6代RISEライト級王者・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)と第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が激突する。  原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。チャンヒョン・リー、森井洋介からも勝利を収め、2020年1月大会で秀樹を降してRISEライト級王座に就いた。2020年10月11日には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。2021年2月には白鳥大珠に圧勝、9月もタップロンにKO勝ちしたが、11月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンに敗れて連勝がストップ。今年4月、ロンペットを初回KOして復活。戦績は21勝(13KO)2敗1分。  山崎は伝統派空手からキックボクシングに転向し、2009年12月にKrushデビュー。強打と多彩な蹴り技で白星を重ね、Krushでライト級とスーパー・ライト級で2階級制覇を達成。2014年からはK-1にも参戦し、2016年には-65kg日本代表決定トーナメント優勝者として、世界最強決定トーナメントで準決勝進出を果たした。左膝の負傷で長期欠場を余儀なくされたが、2018年6月に復帰。2019年11月からは怒涛の5連続KO勝利を飾り、2020年9月には安保瑠輝也からK-1スーパー・ライト級王座を奪取。しかし今年4月の初防衛戦で大和哲也にKO負けを喫して王座を失ったばかり。戦績は34勝(19KO)9敗1分。  以前から対戦が噂されていた両者。山崎は「原口選手と試合が出来るということで非常にワクワクしています。寸前の試合でぽしゃってしまったんですけれど原口君に申し訳ない。でも、どこの看板背負ってやっているかっていうのをしっかりここで証明したいと思います。まだまだ僕は65kgでK-1で最強のつもりでいるので、原口という男としか出来ない試合というものをしっかりお見せしたい。しっかり完膚なきまでに叩きのめしたいと思います」と、新生K-1の中心選手としてこれまでやってきたプライドを感じさせるコメント。  対する原口は「僕は関西に住んでいるので東京ドームは入ったこともないし見たこともないので実感がまだ沸かないんですけれど、この大きな舞台というのは誰が聞いても分かると思うので、そこに関してはめちゃくちゃワクワクしていますね。山崎選手は僕がデビューする前からずっと見ている選手だし、新生K-1で一番好きなファイターだし、強いなと思って。やるなら山崎さんがいいなと思っていたので僕はめちゃめちゃ嬉しいですね。前回の試合で王者ではなくなってしまったんですけれど、そんなことはどうでもよくて、僕がやりたい人とやれるので凄くワクワクしています。山崎秀晃っていう選手とめちゃめちゃ盛り上げてメインに繋げたいと思います」と、山崎がタイトルを持っていなくても関係ないとした。これに山崎は笑顔で頷いていた。  互いの印象を聞かれると、山崎は「RISEを代表する選手で全てのパラメーターが高い選手だと思っています。攻撃のスピードもディフェンスもしっかり出来る選手だと思っています。那須川天心選手に継ぐRISEの代表選手になっていくのかなと思いますし、強豪相手にも世界王者にも果敢に挑んで行く、強さに真っ直ぐな選手だと思っています。そういう選手と高いところで高い技術で思い切ってぶち当たれることを今は楽しみにしています」と評価。  原口も「テクニックを全部潰すようなパワー、そしてその中で細かいテクニックがめちゃくちゃあるので。僕はどちらかというとテクニックのファイターですが、みんなテクニックがあるから山崎選手に勝てるって対策をしているみたいなんですけれど、それをねじ伏せるようなパワーがめちゃめちゃあるので、僕もパワーに見えて全部出来る選手かなと思います」と、パワーだけの選手ではないとした。  共に両団体の“顏”とも言える立場にいる同士の対戦。対抗戦に相応しいカードが実現した。
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