▼第6試合 100kg契約 3分3R 延長1R
×内田雄大(TeamPeterAerts/HOOST CUP日本ヘビー級王者)
[1R 1分18秒 TKO] ※レフェリーストップ
〇マハムード・サッタリ(イラン/TEAM OTA/K-1無差別級トーナメント優勝)
内田は全日本空手道連盟主催の全日本三連覇を成し遂げた両親を持つ空手サラブレッドで、自身も高校・大学と空手に打ち込み、柳ケ浦高校時代は国体準優勝、近畿大学では全日本学生空手道連盟主催の全日本大学団体優勝、個人優勝を飾った。
2015年8月の和道会ワールドカップ84kg級で優勝後、総合格闘技に転向。2015年末の『RIZIN』でプロデビューするがワレンティン・モルダフスキーに一本負け。
2017年3月からはオランダに渡り、ピーター・アーツの指導を受けてキックボクサーとしてのプロキャリアを積む。2018年末には『平成最後のやれんのか!』で.小西拓槙に勝利。2019年12月には初代HOOST CUP日本ヘビー級王座に就いた。2020年10月にはACCELヘビー級王者・岡崎章太(DOT)にTKO勝ちしている。これまでTeam PeterAerts所属だったが今回からフリーに。戦績は20勝(6KO)2敗。
サッタリはWAKOアマチュアムエタイ世界ミドル級王者、ムエタイ・プレジデントカップ2012優勝、ムエタイ・アジアンビーチゲーム2014優勝、ムエタイ・アジアインドア&マーシャルアーツ2017優勝などの実績を持ち、プロ戦績は19勝(11KO)無敗。2020年10月のKrushに初参戦を果たすと谷川聖哉を右フックでKO、2021年3月のK-1では加藤久輝をもヒザ蹴りでKOした。
7月の第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントでもRUIと谷川を初回KOに沈め、圧倒的な強さで王座に就いている。2021年12月にはANIMAL☆KOJIを1Rわずか30秒でKOし初防衛にも成功。そして今年4月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」では最軽量(85.20kg)にも関わらずK-JeeをKO、京太郎に判定勝ち、谷川をKOして制覇した。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローは内田。左ジャブにサッタリは右をかぶせに行く。互いの右が交錯。右ハイを狙うサッタリ。互いに一撃必倒の右をかわして、内田は左フック。その左をかわしたサッタリシャープな左フック! 内田は後方にダウンし、サッタリがKO勝ちした。
12kg差もものともせずに今大会初のKO劇を見せたサッタリは、リング上で「皆さんコンニチハ。いつも応援ありがとうございます。愛してます」と日本語で語ると、「この階級で世界で一番強い選手、サッタリがここにいます。いつでも日本に来て戦いましょう」と英語で語り、最後は「押忍」と挨拶した。