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レポート

【THE MATCH】“世紀の決戦”は那須川天心が武尊からダウンを奪って判定勝ち。 海人が野杁を降し「世界へ行きます」、原口が山崎を猛ラッシュKO! 安保が勝利、YA-MANが芦澤を109秒KO! RISEvs.K-1対抗戦はRISEの5勝4敗

2022/06/19 09:06

▼第1試合 55kg契約 3分3R延長1R
〇鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級王者/RISE)
[判定2-0] ※30-28, 29-29, 30-29

×金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王者/K-1)

 鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。2015年8月の『BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント』で那須川天心に敗れて以降、連勝記録を重ね5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てたが、2020年11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」の決勝で志朗にダウンを奪われて連勝がストップ。

 2021年2月に溜田蒼馬、7月にテーパリットに勝利して9月に那須川天心との再戦を実現させたが、判定3-0で再び敗れた。11月大会では江幡塁を初回KOに沈めて再起を飾ると、2022年1月に拳剛も初回KOして2度目の王座防衛に成功。4月には江幡睦にダウンを奪って判定勝ち。戦績は32勝(19KO)5敗。


 金子は第2回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-55kgで優勝し、2006年9月にKrushでプロデビュー。無敗のまま6戦目で軍司泰斗を破りKrushバンタム級王座を奪取、第3代王座に就いた。卓越したテクニックと攻撃力で9連勝を飾っていたが、2020年3月に玖村将史に判定で敗れ初黒星。

 2021年3月に1年ぶりの復帰を果たすと鬼山桃太朗にTKO勝ち、9月は晃貴に初回KO勝ちと連続KO勝利。今年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では黒田勇斗にKO勝ち、璃明武にKO勝ち、玖村将史に判定勝ちしてK-1王座に就いた。戦績は14勝(8KO)1敗。


 現役王者同士の戦い。ともにベルトを掲げて入場。

 1R、ともにオーソドックス構え。左ローから入る金子。さらに右ローも。外す鈴木が右ローを当てる。左ボディ、右ボディと打つ鈴木に、金子は詰めて圧力。鈴木はガード上にワンツー。インロー。アウトロー。金子も右カーフを狙う。

 金子は左ジャブ、左フックを軸に。鈴木はボディから顔面に散らす。左ボディ、顔面に被弾する金子だが、そこは打ち合いに強い金子も打ち返し。金子の右ボディストレートの打ち終わりに左をかすめる鈴木。近い距離のアッパーも突く。

 2R、先に中央に行く鈴木に、押し返す金子に鈴木は左ボディから入り右ロー、ヒザも。ジャブから左ボディを当てる金子。さらに右フックの打ち下ろし。互いにボディを効果的に当てる。


 左フックをヒットさせた金子! しかし鈴木は構わず詰めると金子も右。左ジャブ、左ボディと金子のターン。鈴木もコツコツとジャブ&ロー。金子の鼻を赤くさせる。鈴木がワンツーから左の蹴りまで繋ぎゴング。

 3R、左ジャブダダブルから左ボディは金子。鈴木は左インロー、さらに詰めてヒザを腹に突く。右ハイの金子、鈴木は上下に打ち分け、近くなると金子も左フック。しかし鈴木のジャブ、右ストレートに鼻血。ワンツーで詰め返す鈴木。右ボディから顔面と散らして前に。

 しかし金子も右テンカオ、右フックの打ち返し。残り30秒で前に出る鈴木。金子の打ち返しをかわして右の鈴木。


 最後まで両者手を止めずゴング。クリーンヒットがある金子、手数と上下の的確な打撃の鈴木、判定は2-0(30-28, 29-29, 30-29)で鈴木が勝利。本戦でRISEが1勝目を挙げた。

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