▼第4試合 RIZINキックボクシングルール 53kg契約 3分3R
―政所 仁(魁塾)
[ノーコンテスト 1R1分30秒]※アクシデントによる負傷のため
―佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)
政所はRIZINでKNOCK OUTフライ級王者・石井一成にも勝利したことがあり、止まらない手数とバックハンドブローなど相手の意表を突く技を繰り出す。2018年11月にJ-NETWORKフライ級王座を獲得。2019年5月に田丸の初防衛戦で挑戦して判定で敗れているが、11月には一貴の弟・大崎孔稀からダウンを奪い、殊勲の勝利を収めた。しかし、2020年7月大会で大崎一貴とのスーパーフライ級王座挑戦者決定戦で敗れる。今年開催された「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では準決勝の風音戦で敗退。2021年11月の「RIZIN TRIGGER 1st」で平松侑にKO勝ちして再起を飾った。
DEEP初代ストロー級王者カン・サトーを兄に持つ佐藤は、トリッキーな動きから繰り出す蹴り技を得意とし、SB中部地区の注目株。2020年3月の『KROSS×OVER11』では、ベテランの藤原あらしに判定勝ち。2週間後のRIZIN名古屋大会では國本正義と激闘を繰り広げ、7月にはMA日本バンタム級王者・KING剛も撃破。続く11月にはサンチャイ・TEPPENGYMも判定で破り、12月のSB日本バンタム級王座決定戦で伏見和之をKOして王座に就いた。今年2月には一階級上の王者・植山征紀と王者対決を行ったが、判定2-0で敗れた。
1R、佐藤は左三日月蹴りを中心に蹴りを主体とした攻撃。政所も右ミドルを返していく。政所が前足を上げてかわし、右ローを空振りして転倒した佐藤に政所がローを放ち、これが佐藤の頭部に当たる。佐藤は立ち上がることが出来ず、インターバルがとられたが、佐藤は試合続行不可能と判断され、試合不成立でノーコンテストとなった。
しかし試合後、佐藤は「左足首は練習中に怪我をしていたんですが、テーピングしていたので問題はなく、試合中に痛めたというのはないです。倒れて蹴りを見舞われて、その時にダメージがあって。コーナーポストまで歩いていく時は脚に来ていました。ああいうのは初めての経験だったので脳が揺れました。インターバルで回復したので続行されると思って、今から行きますと言ったらノーコンテストになって。なぜノーコンテストになったのか分かりません」と、倒れた時に頭を蹴られたことでダメージがあったと明かした。