▼第6試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R
×桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KO 3R 1分52秒 ※3ノックダウン
〇國枝悠太(二刃会)
桝本は現K-1フェザー級王者・江川優生や芦澤竜誠、朝久裕貴から勝利を奪っている実力者だが、スーパー・バンタム級に階級を下げてからは4連敗。フェザー級に階級を戻してからは10月と12月に連勝したが、2020年7月の椿原龍矢戦では壮絶KO負け。今年2月大会でも佑典に1RでTKO負けと連敗を喫した。戦績は15勝(7KO)17敗2分。
國枝はMA日本キックボクシング連盟を主戦場にし、今年1月からKrushに参戦。初戦は龍斗に判定で敗れたが、3月の2戦目では林京平を1Rで豪快KO。6月には鷹大も初回KOで仕留め、9月にK-1初参戦を果たしたが小澤海斗に判定で敗れた。戦績は10勝(5KO)6敗3分。
1R、桝本はガードを高く上げてじりじりと前へ。國枝はステップを使って回りながらジャブを突く。コーナーへ詰めた桝本が左フックをヒットさせると、すかさず國枝も右を打ち返す。左フックをヒットさせる松本だが、國枝が前蹴りからワンツーの右ストレートを打ち抜くともんどりうってダウン。そこから両者打ち合いとなるが、再び距離を取る。
2R、國枝は顔面とボディへワンツー、軽快なステップで動いてじりじり追ってくる桝本から離れる。桝本の攻撃に必ずワンツーを返す國枝。しかし、桝本がロープに詰めると左右ボディと左フックをもらう。すると國枝は右カーフを連発。國枝のワンツーと桝本の左フックという図式となり、終盤は國枝がワンツーを何度も当てた。
3Rが始まってすぐ、桝本がローを蹴ってきたところにワンツー・スリーの左ストレートを合わせた國枝がダウンを奪い、さらに右フックでダウンを追加。連打で仕留めにかかる國枝に桝本も左右フックで応戦するが、ガードが下がるところへフックをもらい続ける。そして桝本が左フックを振ったところへ國枝も右フック。これで3度目のダウンを奪い、國枝がKO勝ちを収めた。
國枝はマイクを持つと「帰ってきました。6月の天心選手と武尊選手の試合が盛り上がっていますが僕が今年もっと盛り上げるのでよろしくお願いします。それと自分の先輩が白血病になって頑張って戦っています。みんな応援してください」と訴えた。