▼セミファイナル(第8試合)-66.5kg契約 3分3R延長1R
〇近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K)
KO 1R 0分40秒 ※右フック
×アラン・ソアレス(ブラジリアンタイ)
近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。11月のK-1ではKrushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーの牙城に挑んだが、2R2分40秒、KO負け。
2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。2021年3月にマキ・ドゥワンソンポンに判定勝ちし、今回からスーパー・ライト級に転向(今回は契約体重)。戦績は6勝(4KO)3敗1分。
ソアレスはK-1にも多くの選手を送り込んでいるダニロ・ザノリニ率いるブラジリアンタイに所属し、強靭な肉体とタフネス、パワフルなフックを武器とする攻撃的なファイトスタイルで戦績は13勝(4KO)4敗。これまでFIGHT DRAGON -67kg王座、GOLD RUSH同級王座を獲得している。2021年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」でK-1に初参戦し、1回戦で安保瑠輝也に1R31秒でKO負け。今回K-1 JAPAN GROUPでの初勝利を目指す。
1R、右カーフを蹴って潜り込んでフックを放とうとしたソアレスに近藤は右ヒザを突き上げる。さらにヒザを突き上げていくとソアレスの動きが止まり、最後は近藤が右ヒザから左ヒザ、そして右フックをフォロー。レフェリーがスタンディングダウンをとった直後にソアレスが倒れ、近藤の秒殺KO勝ちとなった。
マイクを持った近藤は「65kgに来た以上、今日見せられたと思うのでしっかり獲ります」と、スーパー・ライト級でタイトルを狙うと宣言した。