トーナメント決勝戦、中島は横山の左ミドルにドンピシャのタイミングで左フックを合わせてダウンを奪った 撮影/安村発
Krush.133
2022年1月28日(金)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合)第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
〇中島千博(POWER OF DREAM)
判定3-0 ※30-28×2、29-28
×横山朋哉(リーブルロア)
※中島が第10代王座に就く。
準決勝でダウンを奪われるも2Rに逆転KO勝ちした横山と、1RでKO勝ちした中島による決勝戦。肉体的ダメージは横山の方が上か。
1R、サウスポーの横山は中島の動きをよくみて強いローを蹴っていく。中島は左右に構えを変えつつ、細かいステップ。中島はワンツーから前へ出て左ハイを蹴るが当たりは浅い。中島の左ローには横山が左フック。
2R、横山が右ボディから左フック、中島はローに右ストレートを合わせる。横山の左右フックをしっかりブロックする中島は飛び込んでのヒザ蹴り。そして横山の左右フックをブロックすると左フックを返す。前へ出て右ストレート、前蹴りを放つ中島。接近戦でも中島は左アッパーから右フック。右フックの相打ちでも打ち勝つ。l
3R、中島は左ローを蹴り、横山が前に出てくるタイミングに合わせて左ハイを蹴る。そして横山が左ミドルを蹴るところへドンピシャのタイミングで左フックを合わせてダウンを奪う。
その後も横山のパンチに左ハイを合わせる中島は、足払いで豪快にコカす場面も。横山は左右フックで反撃するが、中島の両腕ブロックは固い。中島が打ちに行けば横山も最後まであきらめずに倒しに行き、最後は打ち合いで終了。ダウンを奪った中島が判定勝ちで新王座に就いた。
マイクを持った中島は「皆さんがいたから僕は今日のために毎日練習を頑張ってこれたし、応援してくださる方のために 恩返し出来ればと思っていました。4歳からずっと空手を教えてくださった相見先生ありがとうございます。キックボクシングを教えてくださった古川会長ありがとうございます。僕にとってこの2人の師匠がいなければ今の僕はいないと思っています。このベルトに恥じないようこれからも精進して頑張っていきます。まだK-1のベルトが残っているので、そこを目指して頑張っていきます」と語った。