▼第9試合 ヘビー級(120kg)5分3R
○スダリオ剛(PUREBRED)115.60kg
[1R 1分51秒 KO] ※左フック
×SAINT(Y&K MMA ACADEMY)106.35kg
元大相撲の貴ノ富士ことスダリオは父が日本人、母がフィリピン人のハーフ。現在MMA3連勝中でキックボクシング経験も活かし、2020年9月のRIZINでプロレスラーのディラン・ジェイムスを1R 終了時ドクターストップによるTKOで下すと、大晦日にミノワマンを1R、カーフキックでTKO。
続く2021年3月の「RIZIN.27」では同じくプロレスラーの宮本和志に1R KOで勝利したものの、レフェリーの試合停止指示に従わず攻撃を続けたため、レッドカード(ファイトマネー25%相当の罰金)が出されている。6月の東京ドーム大会ではシビサイ頌真に挑むも、3Rにリアネイキドチョークで敗れ初黒星を喫した。
対するSAINTは米国出身の28歳、横須賀海軍基地に勤務しており、所属ジムによると「令和のボブ・サップ」とのこと。2021年6月のDEEPに初登場すると酒井リョウを1Rわずか43秒でKO、9月大会では誠悟を判定3-0に破り、連勝している。
1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブでSAINTのアゴを上げさせるスダリオ! 右の相打ちからSAINTは四つに組むがスダリオは突き放す。
左右ローを前足に突くSAINT。ジャブの刺し合いから左がカウンターで入ったスダリオはSAINTをロープに詰めると右ボディを突いてから左フック! SAINTをマットに沈めた。ダウン後、一瞬、追い打ちをかけようとしたが、レフェリーの姿に冷静に振り上げた拳を下したスダリオ。
米国でUFC世界ヘビー級王者のフランシス・ガヌーとも肌を合わせた修行の成果を発揮させたスダリオは、試合後、「今回、対戦相手に断れらた中で、SAINT選手が勇敢にやりたいと言ってくれて、ありがとうございました。ご支援もありがとうございました。もっともっと強くなります。これからも楽しみにしてください」と力強く挨拶をした。