▼第1試合 キックルール(※ヒジ有り)51kg契約 3分3R
〇奥脇竜哉(エイワスポーツジム)51.00kg
[判定2-0]※30-28、29-29、30-29
×老沼隆斗(STRUGGLE)50.85kg
奥脇は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目のIBFムエタイ世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目のラジャダムナンスタジアム王者に。凱旋試合となった12月のWPMF世界ライトフライ級王座決定戦では判定2-0で惜敗したが、2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。今年2月からRISEにも出場している。9月のBOMではTOMOに判定3-0で勝利した。
老沼は空手仕込みの多彩な蹴り技で2018年6月に総当たりリーグ戦で優勝してREBELS-REDスーパーフライ級王座に就き、REBELS軽量級のエースとして君臨。2度の王座防衛に成功している。9月の『KNOCK OUT』ではNJKFバンタム級2位・清志を上段後ろ回し蹴りでKO、12月のREBELSでは延長戦の末に心直から勝利をもぎ取った。REBELS王座は2月の3度目の防衛戦で白幡裕星に奪われたが、6月はNKBに乗り込んで同団体バンタム級4位の海老原竜二に判定2-0で勝利して復活を果たしている。
普段は団体が違う者同士の初対決。RIZINで勝利の雄たけびをあげるのはどっちだ。
両者笑顔を浮かべてのグローブタッチ。1R、右ローを蹴り合う中、老沼は左ハイ、奥脇は右ミドル。フェイントも織り交ぜて右ミドルと右ローを当て合う。奥脇の右ハイが老沼を襲う。奥脇は右ミドルをフェイントにしての左フック、ワンツーもヒットさせる。老沼は動きがまだ固いか。後ろ廻し蹴りを放つ老沼に奥脇はすかさず右ハイを返す。
2R、奥脇は「右ローを蹴ってこい」と挑発。奥脇は右の高いミドル、老沼は右ローを蹴っていく。老沼は左ミドルをキャッチされると回転蹴りを放つ。奥脇は飛び込んでの右ヒジ。老沼の足首を曲げて巻きつけるような右ローが奥脇のヒザ裏あたりになんども決まる。奥脇は前足が気になって来たかステップを踏む。奥脇はパンチを繰り出して前へ出るが、老沼は前足の蹴りを多用して応戦。
3R、奥脇の右ミドルと老沼の左ローの応酬があり、老沼は右ローも蹴る。老沼が右ストレートを放つと奥脇は首相撲からのヒザ。老沼はアップライトに構え、奥脇はクラウチングのため、老沼の右ローが次々とヒットしていく。カーフも交える。奥脇は右ハイを蹴るが老沼はすかさず右ローを蹴り返す。老沼の右ミドルをキャッチすると奥脇は崩してヒザ蹴り。残り30秒、奥脇は前へ出てパンチで勝負をかける。右ストレートがヒットし、老沼の右ハイをもらいながらも右フックのカウンター。さらに左右フックを放って印象付ける奥脇。