日本勢プラス外国勢をうまく織り交ぜられたら、2021年はフェザー級でGPを行いたい(榊原CEO)
同日のRIZINでは、同じくフェザー級ファイターの朝倉未来(トライフォース赤坂)が、前DEEP同級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)を左ハイ&右フックでKOし、王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)へのリヴェンジを希望。
さらに、萩原京平(SMOKER GYM)が平本蓮(THE PAN DEMONIUM)を2R TKOに下し、朝倉未来戦をアピールしている。
群雄割拠のRIZINフェザー級戦線には、王者・斎藤裕を頂点に、アグォンに判定勝利しているヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)、斎藤裕に敗れたものの強いテイクダウンを見せたRebel FC王者の摩嶋一整、萩原に一本勝ちした芦田崇宏(BRAVE)らも名を連ねる。
また、国内王者を見渡しても、弥益に判定勝利している現DEEP王者の牛久絢太郎(K-Clann)、PANCRASE王者のISAO(NEVER QUIT)、修斗環太平洋王者のSASUKE(MASTER JAPAN)、8月横浜大会で神田コウヤをTKOに下したZST王者・関鉄矢(SONIC SQUAD)、GRACHANで二階級制覇している山本琢也(パラエストラ千葉)らも控えている。
そしてRIZINと交流のあるBellatorでは、現フェザー&ライト級二階級王者のパトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル)がフェザー級GPにも参戦中で、フアン・アーチュレッタ、ペドロ・カルバーリョを撃破。準決勝でエマニュエル・サンチェスを相手に防衛戦を行うことになっている。
そしてもう1ブロックからはジョージ・カラカニヤン、デレック・カンポス、ダリオン・コールドウェルの3人をすべてフィニッシュしているMMA17戦無敗のAJ・マッキーが決勝進出を決めている。
かくも苛烈なフェザー級ワールドで、日本勢は誰が頂点に君臨するか。
2021年3月14日(日)に東京ドームで開幕戦の開催を発表している榊原信行CEOは、「フェザー級はとてもキャラクターが揃ってきているので、日本勢プラス、ここに外国勢をうまく織り交ぜられたら、たぶん2021年は秋くらいから、フェザー級でGPを行いたいと思っています」とGP開催を示唆。
さらに、「スコット・コーカーも『送り出す』と言ってくれているので、世界標準目指して、世界の格闘技ファンにも興味を持ってもらうためには、コロナとのバランスの中で海外勢を受け入れることになる。その中の日本の中心的選手が斎藤裕であり、クレベル・コイケであり、朝倉未来になると思います。萩原恭平も総合格闘家としてのキャリアの差を見せつけたし、GPを視野に入れて進めていきたいと思います」と語っている。