キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が裕樹を飛びヒザ蹴りでKO、志朗が鈴木真彦からダウン奪い那須川と再戦へ、女子トーナメントは寺山日葵が優勝

2020/11/01 13:11

▼第11試合 -61kg契約 3分3R
〇中村 寛(BK GYM/前DEEP☆KICK-60kg王者)
KO 1R 2分44秒 ※右フック
×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS/修斗バンタム級世界4位)


 中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される23歳。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群の右ストレートを武器に、2019年6月のRIZIN で元RISEフェザー級王者・一刀を相手に壮絶な2RKO勝利を収め、一気に注目株となった。戦績は8勝(8KO)2敗。昨年7月にRyuki戦でプロ初黒星を喫し、1年ぶりの試合となった今年7月には10月11日大会でベイノアと対戦する宮城寛克に判定負けを喫しており、現在2 連敗中。地元大阪で再起を狙う。


 対する魚井はPRIDEがきっかけで格闘技に興味を持ち、アマチュア修斗を経て2008年にCDF(Club Dog Fight)でプロデビュー。“フルスイング”する豪快なフックを武器に、2016年2月から6連勝を挙げ注目を浴びる。昨年8月にはRIZINに初参戦、ハワイが誇る強打者カナ・ハヤットとの打撃戦を制し、地元神戸での凱旋勝利を収めた。今回が初めてのキックルールとなる。

 試合前の煽りVTRでは「RISE vs RIZIN対抗戦Vol.1」として紹介された。


 1R、サウスポーの魚井はいきなり左フックをフルスイング、オーソドックスの中村が右ローを合わせてそれがローブローになってしまい、いきなり試合中断。再開後、サウスポーに戻った中村は圧力をかけていき、魚井は右フックをフルスイング。中村は左ロー。残り1分が過ぎたところで、ロープ伝いに離れる魚井へ中村が左ストレートでダウンを奪う。


 立ち上がるも中村が右をフェイントしての左ストレートで2度目のダウンを追加。そして最後はコーナーを背負った魚井へ豪快に右フックを叩き込み、3度目のダウンで中村が会心のKO勝ちを収めた。


 中村はマイクを持つと「当たらんと思ったのに完全に右目潰されたわ。大晦日までに俺がこの目、復活させて完ぺきな状態に持って来れるなら、見に来てるんやろ、皇治。年末。俺、適正で復活して全部勝つので、伊藤代表、RIZINでもいいですよね? 関西で絶対に倒れへん男と絶対倒す男、関西からでもこのカードで盛り上げたいです。皇治、いや皇治選手やな。ほんまに立ってはるから。俺と対戦してください」と、RIZINの年末大会で皇治と戦いたいとアピールした。皇治は会場を訪れているところが中継で映し出されている。

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