キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が裕樹を飛びヒザ蹴りでKO、志朗が鈴木真彦からダウン奪い那須川と再戦へ、女子トーナメントは寺山日葵が優勝

2020/11/01 13:11

▼第12試合 SuperFight! スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
×山田洸誓(正道会館KCIEL/RISEスーパーライト級王者)
延長R 判定0-2 ※9-10、10-10、9-10
〇北野克樹(誠至会/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
※本戦の判定は30-29、29-29、29-30。


 山田は正道会館の全日本空手道選手権連覇者で、2017 年 3 月にプロデビュー。昨年7月から開催されたRISEスーパーライト級王座決定トーナメントに参戦するとタップロン・ハーデスワークアウト、山口侑馬を破り10戦無敗のまま王者となった。今年2月には NJKFウェルター級王者・中野椋太と対戦。接戦を制し王者対決で白星を挙げデビュー以来11連勝中。


 対する北野は誠至会のエースで、多彩な足技でKO勝利を積み上げる24歳。スピードのある回転系の蹴りを得意とし、今年3月のNJKFではタイの強豪相手に、強烈な回し蹴りを直撃させて失神KO勝利。9月には大ベテランの健太と対戦し得意の足技で判定勝利を収めている。


 1R、ロー・ミドル・ハイと蹴り技を飛ばす北野にサウスポーの山田は左ローを返していく。右ミドルを連打して前へ出ていく北野に山田は右フックを強打。北野はローを空振りするとそのまま回転して後ろ廻し蹴りを放つが、山田はかわす。


 2R、蹴りの距離を保って蹴りを出していく北野。山田はなかなか入れないが、踏み込んでの右フックを繰り出す。インファイトを仕掛ける山田に北野は徐々に組み付きが多くなる。


 3R、北野は入り込む山田にヒザ蹴り。北野が右ミドルを蹴ると山田はすぐに左ローを返す。オーソドックスにスイッチした山田は左ロー。それでも北野は左右ミドルを蹴り、山田のパンチはかわして左ミドルを蹴る。山田は左右ストレートでボディを打つが、北野の左右ミドルに攻めあぐねる。最後は山田がローを連発し、判定は三者三様のドローに。


 延長戦、山田がミドルをさばいてパンチを打っていったところでバッティングがあり、一時中断。再開後、北野が左右ミドル、山田が左右ローで蹴り合う。ジャブでボディを打つ山田へミドルを蹴る山田。右ローを連打する北野に山田も蹴りを返すが、入れない展開が続く。山田は右ストレートを当てに行くが、すぐに北野が蹴る。


 攻撃が少なかった山田を北野が判定2-0で破り、山田にプロ初黒星を付けた。

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