▼セミファイナル(第14試合)RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~決勝戦 3分3R延長2R
×鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
判定0-3 ※27-30×3
〇志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
※志朗がトーナメント優勝。
優勝賞金500万円、そして那須川天心との挑戦権を懸けたトーナメントの決勝戦は、1回戦で江幡塁との激闘を制した鈴木と、シュートボクシングの植山征紀を降した志朗で争われた。
1R、さっそく前に出て右を放つ鈴木に志朗は左ローと前蹴り。鈴木は飛び込んでの左ボディ、さらにワンツー。鈴木はストレートに左ボディ、右ローを織り交ぜてアグレッシブに攻めていく。しかし、右ストレートを出したところへ志朗がカウンターの右ストレートを直撃させて鈴木がダウン。
鈴木は立ち上がるもフラついている。志朗の強いジャブにフラつく鈴木。右フック、右ボディストレート、ジャブを浴びる鈴木。パンチで反撃する鈴木だが志朗はガードしてジャブ、右ストレートを打ち込む。コーナーへ詰まる鈴木だが、打ち合ってしのぐ。1R終了のゴングと同時に、志朗の右ストレートで倒れた鈴木だが、これはノーカウント。
2R、右ストレートで強気に前に出る鈴木に志朗はジャブを突きさして鈴木のアゴを上げさせる。攻めの姿勢を崩さない鈴木が右ストレートを当て、左ボディもヒット。右ローも蹴る。しかし、ガードが堅い志朗はよく見てカウンターの右ストレートで鈴木を大きくグラつかせた。志朗の右ボディストレートに鈴木も左ボディを返す。
3Rも鈴木はワンツーと右ローで前へ出る。志朗はジャブと左フック、右ロー。前蹴りでボディを攻めて前足払いでコカす。前に出る鈴木をジャブで翻弄する志郎。鼻血を出しながらも攻撃の姿勢を崩さない鈴木だが、志朗を捉えることができない。ジャブと前蹴りで鈴木を寄せ付けない志朗。そして足払いで鈴木をコカしたところで試合終了。
判定は3-0で志朗が優勝。追い上げならなかった鈴木は号泣した。
志朗はマイクを持つと「たくさんの応援ありがとうございました。那須川天心君に負けてから自分の時間は止まったままなんですよね。このメンバーの中で優勝したので、皆さん、自分が天心君と戦うのは文句はないと思います。天心君がボクシングに移籍する前に、自分が敗北の味を教えるので皆さん来年は楽しみにしていてください」と、来年3月までに実現する那須川天心との再戦で初黒星を自分が付けると宣言した。