キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心が裕樹を飛びヒザ蹴りでKO、志朗が鈴木真彦からダウン奪い那須川と再戦へ、女子トーナメントは寺山日葵が優勝

2020/11/01 13:11

▼第13試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020 決勝戦 3分3R延長2R
〇寺山日葵(TEAM TEPPEN/初代RISE QUEENミニフライ級王者)
判定3-0 ※30-28×3
×紅絹(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENアトム級王者)
※寺山がトーナメント優勝。


 優勝賞金300万円の女子キックボクシング軽量級の最強決定トーナメント決勝戦は、準決勝で百花を破った紅絹と、sasoriを返り討ちにした寺山のRISE QUEEN同士で争われることとなった。両者は2018年2月と2019年11月の2度対戦しており、2度とも寺山が勝利している。


 1R、サウスポーの紅絹はステップで右へ回り込み、寺山は右ミドルと右前蹴りを当てに行く。飛び込んでのフックやジャブを繰り出す紅絹だが、寺山はよく見てかわしてのジャブ、前蹴り。紅絹は踏み込んでの右アッパー。もらった寺山だが動じることはなく冷静に蹴っていく。


 2Rも入り込んでくる紅絹を前蹴り、ヒザ蹴り、右ストレートで迎え撃つ寺山。後ろ蹴りも繰り出す寺山は紅絹の前進や後退に合わせて距離を保ち、紅絹をなかなか近づけさせない。


 3R、寺山は右ミドルを多用し、ジャブ、前蹴りで紅絹を近づけさせない。自分からは右ストレート。紅絹はアタックを仕掛けるが、パンチや蹴りで突き放され、右ストレートでも押し戻される。最後まで自分のペースを乱さずに戦い抜いた寺山が判定3-0で勝利。優勝を勝ち取った。


 ベルトを巻いた寺山はマイクを持つと「決勝戦で戦ってくださった紅絹選手、そして準決勝で戦ってくださったsasori選手、そして1回戦で戦ってくださったerika選手ありがとうございました。このトーナメントで凄く成長できましたし、その3選手がいたからこそ私がここまで来ることができました。私は今まで自分に自信が持てなくて自分のことが大嫌いだったんですけれど、キックボクシングを始めてTEPPENの仲間と応援してくれる皆さんと家族に支えられてここまで来ることができました。自分には自分がついていると信じて、ここまで来れてよかったです。もっともっと強くなってもっともっと上に行けるようにしますので寺山日葵を、TEPPENを応援よろしくお願いします」と、声を震わせながら語った。

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