キックボクシング
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【KNOCK OUT】軍司泰斗がヒジ打ちで衝撃の初回KO負け、ゴンナパーが善戦・下地をKO、古村匡平がプンルアンを最終回KO、ぱんちゃん璃奈がアムにKO勝ち!松嶋こよみは3Rにあわやも判定勝ち、祐輝が勇成を秒殺KOで小笠原瑛作へ挑戦アピール、K-1石田協が高塩竜司にTKO勝ち

2025/08/29 17:08

▼第6試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -68kg契約 3分3R
〇松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)
判定3-0 ※29-28×2、30-27
×ジャン・チャオ(中国/中山拓武ジム/CFP)


“ナチュラルボーンMMAファイター”の異名を取る松嶋は、国内MMAフェザー級トップの実力者。ONE Championshipで世界王座挑戦経験があり、『ROAD TO UFC』にも参戦。不可解な判定で準決勝敗退後、2023年7月の『DEEP 114 IMPACT』で欠場した元UFCファイターのガブリエル・シルバの代替選手の劉獅と68kg契約で対戦し、1R TKO勝ち。


 2024年の1月『TOP BRIGHTS』では、カルシャガ・ダウトベックにTKO負けを喫し、真剣に進退を考える状態にあったが、7月のGLADIATORでソドノムドルジ・プレブドルジにTKO勝ちで復帰。9月にはLFAとの契約が発表されたが、その後試合には出場していなかった。


 チャオはMMA戦績7勝(3KO)2敗。散打とボクシングをバックボーンに持ち、アマチュアボクシングでは2019年中国ボクシング連盟71kg級王者となっている。身長178cmの27歳。LONGSAN FIGHTフェザー級王者。


 1R、松嶋が距離を詰めるとチャオは右フック。松嶋が右カーフ、左三日月。チャオはやや低く構えて胸の位置でワンツーを打つ。松嶋の左三日月、右カーフからの右フック。松嶋の右カーフに右を合わせにいくチャオだが、カーフでバランスを崩す。


 松嶋は左サイド構えになるとジャンプしての左ミドル。ロープに追い込むと右ヒジ、ヒザ蹴り、ワンツー、左フックを連続ヒットさせた。


 2Rも松嶋が右カーフと左三日月、チャオが左右フックで前へ出てくると組んでのヒザ。飛びヒザ、バックスピンエルボーも繰り出す松嶋。チャオのパンチはすでに見切った様子の松嶋はバックステップでかわす。


 松嶋が胴廻し回転蹴りを放つも空振り。チャオがガブってくると松嶋は背負って立ち上がり、背中からマットに落とす。スタンドに戻ると松嶋はタックルのフェイントからのバックスピンエルボー、組んでのヒザ。


 3R、チャオの2度目の左右フックで松嶋がダウン気味に倒れ、チャオはすかさずパウンド。松嶋は立ち上がってパンチを打ち返す。後ろ蹴りを顔面へ放つ松嶋、続いてのシングルレッグでテイクダウンを奪い、マウントからパウンド、ヒジ。さらにバックマウントからパンチを打つ。立ち上がろうとするチャオにはヒザ。チャオが立ち上がると松嶋はガブってのヒザ蹴り連打。


 残り時間30秒、左ミドルを蹴った松嶋だがこれはローブローに。再開後、松嶋は前に出てバックスピンエルボーから左ストレート。さらに左ハイから胴廻し回転蹴り。これは空振りとなってマットに落ちた松嶋だったが、下からの蹴り上げでチャオのパウンドを防いだ。


 マイクを持った松嶋は「しょっぱい試合してすいません。もっと考えます。また帰ってこれればと思います。ジムのみんなが応援してくれて、こうやってリングに立つことが出来ています。応援ありがとうございます」と話した。

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