キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】軍司泰斗リベンジならず延長戦で敗れる、龍聖が玖村修平をハイキックKO、松嶋こよみが圧倒して判定勝ち、大雅が初回KO勝ち、カーライルが宮原穣をTKO、ぱんちゃん璃奈が初REDルールで完敗、“狂拳”迅がまたも初回KO勝ちで王座戦アピール、第1試合から中村悠磨とふくやーまんがダウン応酬の大激闘=速報中

2025/12/30 12:12

▼第12試合 KNOCK OUT-BLACK -59.0kg契約 3分3R延長1R
〇龍聖(BRAID/初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)
KO 2R 2分55秒 ※右ハイキック
×玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushフェザー級王者)


 龍聖は2019年4月にプロデビュー。2021年10月、KNOCK OUT-BLACKフェザー級初代王座に就いた。RIZIN、巌流島でも勝利し、2023年3月には現役ラジャダムナン王者ペットセーンセーブに延長戦でダウンを奪って勝利。デビュー以来の無敗記録を更新していたが、2024年6月に久井大夢に判定負け。デビュー以来の無敗記録が「17」で途絶えた。12月にISKA世界スーパーフェザー級(K-1ルール)王座を獲得すると、2025年3月のONE日本大会ではスリヤンレックに完勝を収めた。しかし、6月の久井大夢との再戦は延長戦で判定負け。10月にはGOATでロムイーサンに大差の判定勝ちを収めた。戦績は20勝(11KO)2敗。


 玖村はNJKFバンタム級王座を獲得後、2018年12月にK-1デビュー。2019年3月はK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大と激戦を繰り広げた。6月はスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント3位になるも、網膜剥離で長期欠場。2020年9月からフェザー級に階級を上げ、2022年5月に新美貴士に勝利し、第6代Krushフェザー級王座獲得。2023年3月にKrushフェザー級王座を失った。2024年は連勝も2025年2月のK-1で兼田将暉にKO負け。2025年9月、約2年ぶりのKNOCK OUTで雅治を左フックでKOした。戦績は22勝(11KO)14敗1無効試合。


 1R、右ミドルを蹴る玖村に龍聖は右カーフ、玖村が右カーフを蹴ると龍聖は左三日月。龍聖は飛びヒザ蹴りを見せると左ボディをヒットさせる。ジャブの当て合いとなり、龍聖は右カーフ。玖村が左右フックを打てば、龍聖は右カーフ。


 龍聖はミドルとローを蹴りながらパンチにつなぐ。玖村もジャブを2発当てるが、龍聖の右ストレートのリターンでダウンを奪われる。


 2R、玖村のジャブに龍聖はワンツーから右カーフ、さらにジャブから右ミドル。左足でフェイントをかけつつ、左三日月、右カーフ、ジャブと攻撃を振り分ける。左ボディも打つ。玖村はジャブを突くが、龍聖の上中下の攻撃の振り分けになかなか手が出ない。


 玖村の右ストレートにはすぐに右を打ち返し、ヒザも突き刺す。玖村がワンツーを打ってきたところに右ハイキックでダウンを奪う。立ち上がった玖村をロープ際へ詰めていった龍聖はヒザ蹴りから再び右ハイキック。玖村がロープにもたれかかったところでレフェリーがストップした。



「久々にKO出来たので嬉しいです。ライオンがウサギを狩るようにっていうのは試合前のことなので。玖村選手は気持ちを感じましたし、全然ウサギじゃなかったです。来年、武尊さんが引退されると発表されて、今の武尊さんの位置に、後継者になれるのは俺しかいないので。負けて悔しくて泣いちゃったりもしました。無敗のままではカリスマを継承できなかったけれど、いろいろなことを経験した今の僕には継承できるので」と、リングサイドで観戦していた武尊の前で“カリスマ継承”を宣言した。


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