▼UFC世界フライ級選手権試合 5分5R ※選手名からインタビュー
×アレシャンドレ・ パントージャ(ブラジル)王者 30勝6敗(UFC14勝4敗)※UFC8連勝でストップ 125lbs/56.70kg
[1R 0分26秒 TKO] ※パントージャが左腕負傷
〇ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)挑戦者 16勝2敗(UFC9勝1敗)※UFC6連勝 124.5lbs/56.47kg
※ヴァンが新王者に。
フライ級で4度王座防衛中の絶対王者が新たな挑戦者を迎える。
ブラジルから渡米しATT入りしたパントージャは35歳。2023年7月にブランドン・モレノにスプリット判定勝ちでフライ級王座を獲得。その後、ブランドン・ロイバル、スティーブ・エルセグに判定勝ちし、24年12月に朝倉海に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。25年6月の前戦では、カイ・カラ=フランスを3R リアネイキドチョークで極めている。
10月に25歳になるミャンマー出身のヴァンは、UFC5連勝中。21年のMMAデビューからわずか1年2カ月の8戦(7勝1敗)でUFCとの契約を決めると、23年6月から3連勝。24年7月にチャールズ・ジョンソンと対戦し、3R 打ち合いのなかで、喧嘩四つから怒涛の前進を見せるジョンソンに左ジャブを突いたところに右フックをかぶせられて下がったところに長い右アッパーを被弾。UFC4戦目で初黒星のTKO負けを喫した。
しかし、その後も連勝街道に。エドガー・チャイレス、コーディ・ダーデン、鶴屋怜に判定勝ちすると、25年6月にブルーノ・シウバと対戦。3R 右フックでTKO勝ち。そのわずか3週間後、マネル・ケイプの負傷欠場による緊急オファーを受けてブランドン・ロイバルと対戦。
長身サウスポーのロイバルの右ジャブ、左ストレート、左の蹴りやヒザに対し、ヴァンは、対サウスポーの定石である外足を取ることをせず、ロイバルの右前足の内側に左前足を置き、初回から得意の右ストレートを当ててロイバルに尻もちを着かせると、ロイバルの左を被弾しながらも、3Rには関節蹴りを効かせて残り10秒で右を当ててダウンを奪いパウンド。判定3-0で勝利し、メイン後の勝者=パントーハとフェイスオフをかわしていた。
強いバックから極めを持つパントージャは、フライ級離れした打撃の破壊力を持つ朝倉やカラフランス相手でも怒涛の前進でバック、ボディトライアングル(4の字ロック)を奪取。前戦では、2Rにペースを落として息を整え、3Rに連打からバックを奪取。粘るカラフランスの防御に、落ち着いてリアネイキドチョークを極める老獪さも見せている。
対するヴァンもパントージャ同様に打たれ強さを持つ。ジャブで圧力をかけて右クロス、近い距離でのボディ打ちも得意とし、テイクダウンディフェンスも強い。組技は試合毎に進化を遂げており、レスラーの鶴屋怜がテイクダウンを奪えたのは、外無双と一本背負いで、シングル・ダブルのテイクダウンではなく、倒されても抑え込まれず背中を譲らずに立ち上がっている。
バックを取ってボディトライアングルを組めば盤石のパントージャだが、ヴァンはいかにその展開にさせずにスタンド勝負できるか。ロイバル戦では、3Rの終盤に関節蹴りを繰り出すなど新たな引き出しも見せている。挑戦者にとって2度目の5R戦となるが、3年前のFury FC王座戦は2Rにリアネイキドチョークで一本勝ちしているため、チャンピオンシップラウンドの4R以降は未知の領域だ。その点、王者は5Rの戦い方を心得ている。35歳の壁を越えたパントージャは、10歳下のプロスペクトに、2倍の試合経験の差を見せつけるか。
コメインのフライ級王者のアレシャンドレ・ パントージャ(ブラジル)は125(56.69kg)の王座戦のジャスト。挑戦者のジョシュア・ヴァン(ミャンマー)は124.5ポンド(56.47kg)の0.5ポンドアンダーで計量をパス。
#UFC323 Official Result: Joshua Van (@JoshuaVanBT) defeats Alexandre Pantoja via TKO at 0:26 of Round 1.
— UFC News (@UFCNews) December 7, 2025
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1R、ともにオーソドックス構え。先にパントージャから右ロー。、左右で距離を詰めて組みに。右ハイを打つが、その蹴り足を肩口に掴んで前に倒したヴァン。
スクランブルのためか受け身を取らず、手のひらを外側にむけてマットに着いたパントージャは左ヒジか左肩を脱臼か。すぐに「続けられない」と手を小さく振り、ヴァンも追打せず。
試合後、ヴァンは「母さん、愛してるよ。ミャンマーのみんなも。(リプレイを見て「何かおかしいって感じで、君はパンチを一切打たなかった。パントージャは君に向かって手を振り、ヒジを指さした。あの場面で彼を殴らなかった君のスポーツマンシップは素晴らしい」)。最初気づかなかったんだ。バウンドするつもりだったけれど、レフェリーレに止められたんだ。このような展開になるとは思っていなかったけれど……UFCが何か解決策を思いつくといいけど。(でも怪我の程度は全くわからない。手術が必要かもしれない。長い間離脱するだろう。つまり君がおそらく平良達郎を相手にタイトル防衛戦をすることになる)。行こうぜ。俺の前に立つ奴なら誰とでも戦う。俺の名前は“The Fearless”だ。恐れを知らぬ男だ。誰を前に出されようと戦う」とコメント。
ケージサイドでコメインを見守った平良もその言葉に両手を上げたが、フェイスオフは無かった。怪我の状況次第でダイレクトリマッチの可能性もあるか、それとも平良の挑戦なるか。
U-NEXT放送席の堀口恭司は「怪我は仕方ない。自分はタイトル獲りに行きたいなっていうのがもう常にあるんで。俺も並びたいなっていう感じですかね」と語っている。
Joshua Van (@JoshuaVanBT) is now the 2nd youngest @UFC champion in UFC history at 24 years, 1 month, and 27 days old (J. Jones, 23 years, 8 months, 1 day).
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試合後、UFCバックステージリポートのミーガン・アンダーソンは、「主任医師のジェフ・デヴィッドソン医師によれば、パントージャは左肩の脱臼が自然に整復されたとのことです。つまり肩が外れたものの、自力で元に戻ったということです。月曜日にフロリダで診断を受け、損傷の程度やその他のダメージがないか追加の画像検査を行う予定です。その後、整形外科の医師とも面会することになります。みんなにも知っておいてほしいのは、我々はパントージャ本人と話すことができたということです。彼は自分の足で歩いて退場し、腕を固定しながら、妻と子どもたちと一緒に会場を後にしました。当然ながらこの状況にはとても落ち込んでいました。すぐにホテルへ戻り、今は安静にしています。帰宅後に改めて負傷がどれほどのものか確認することになります」と語っている(※追記・その後、ATTは「左ヒジ」を負傷と発表)。
😱 Nous avons un nouveau champion !@JoshuaVanBT s'impose au premier round suite à la blessure d'Alexandre Pantoja
— UFC France (@UFCFRA) December 7, 2025
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