MMA
レポート

【UFC】フライ級5位 平良達郎が2位ブランドン・モレノと対戦、王者パントージャvs.ヴァン、バンタム級王者ドバリシビリvs.ヤン、セフードvs.タルボット、トーレスがドーソンをTKO、ATTダンカンが逆転一本勝ち、バーバーが637日ぶり勝ち名乗りで7連勝、ジアムが6連勝、ターナーがバハボーザを初回KO=速報中

2025/12/07 09:12

▼ライトヘビー級 5分3R
ヤン・ブラホビッチ(ポーランド)29勝11敗2分(12勝8敗2分)206lbs/93.44kg
[判定1-0 ドロー] ※29-28, 28-28×
2
ボグダン・ グスコフ(ウズベキスタン)18勝3敗1分(UFC4勝1敗1分)206lbs/93.44kg

 ライトヘビー級のブラホビッチは、UFC12勝8敗1分。柔道ベースで2007年2月にプロMMAデビュー。KSWで王座獲得後、14年にUFCデビュー。20年、ジョン・ジョーンズが王座を返上すると、ドミニク・レイエスとの王座決定戦で2R、左フックでKO勝ちして戴冠。イスラエル・アデサニヤに判定勝ちで初防衛にも成功。

 しかし、21年グローバー・テイシェイラに2R リアネイキドチョークで一本負けで王座陥落。22年12月には、今度はテイシェイラから王座を奪ったプロハースカの王座返上に伴い、マゴメド・アンカラエフと王座決定戦で対戦。序盤はカーフキックを効かせて優勢も、後半にテイクダウンされて判定1-1ドローで戴冠ならず。

 23年7月、元ミドル級王者でライトヘビー級に上げてきた前王者アレックス・ペレイラと対戦し、スプリット判定負け。24年は肩の負傷を治療。25年3月に1年8カ月ぶりに復帰し、7連勝中のカーロス・アルバーグと対戦も判定負け。42歳。

 対するウズベキスタンのボグダン・グスコフはUFC4連勝中。ボクシングとキックボクシングをベースに、2016年にプロMMAデビュー。23年のUFCデビュー戦でいきなりランカーのヴォルカン・オーズデミアと対戦も、1Rチョークで一本負け。しかしそこから4連勝。25年7月の前戦はニキータ・クリーロフに1R 右ストレートでTKO勝ち。18勝中15のKO・TKO勝ち。3つの一本勝ちを記録する。

 1R、ともにオーソドックス構え。グスコフは左ジャブ&ローで左回り。右カーフのブラホビッチは左ジャブで圧力をかける。互いに中央の取り合い。右カーフはブラホビッチ。返しのカーフのグスコフは左右蹴り。左インローも。

 左ジャブを伸ばしたグスコフ。スウェイも被弾したブラホビッチは押し戻して左ジャブの刺し合いで勝り前に。右ローのグスコフには左右連打を見せるが、ここはさばくブラホビッチ。右ハイ、左ミドルと蹴り分けホーン。

 2R、右ローのブラホビッチの足が揃ったところに、グスコフは右ストレートでダウンを奪う。ニーシールドのブラホビッチは下から外がけ外ヒールを狙うも、サドルロックは組めず。外したグスコフが、インサイドガードからパウンド。手首を掴み腕十字を狙うブラホビッチだが、ヒジを入れて作らせないグスコフ。ハーフからパウンド、ヒジ。ブラホビッチは左目周辺から出血。

 3R、左ジャブで前に出るブラホビッチは右カーフも。右を突くグスコフはスイッチで前足を変える。右から左フックをのどもとに当てるブラホビッチ。グスコフは速い右から左。ブラホビッチは右カーフを当てるが、グスコフは遠間からいきなりの右ストレート。

 ワンツーで詰めるブラホビッチに目を押さえたグスコフ。レフェリーの確認はないなかそのまま詰めるブラホビッチ。左右に回るグスコフに左ミドルを当て、左右を突く。

 左にサークリングのグスコフを追うブラホビッチは右カーフをヒットさせると、左ボディから右フックでグスコフを押し倒すようにダウンさせるとパウンド。グスコフが立ち上がりホーン。

 判定は1-0のマジョリティードローに。ブラホビッチは最終ラウンドに取り返して引き分けに持ち込み、グスコフは逃げ切りできず。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント