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2025年最終となる11月30日(日)12時30分から『GLADIATOR 033』大阪・176BOX大会(ザ・ワンTV配信)にて、ライト・フェザー・バンタム・フライの4階級タイトルマッチが行われた。
▼GLADIATORバンタム級選手権試合 5分3R
〇南 友之輔(BRAVEGYM/第10代GLADIATORバンタム級王者)61.1kg
[3R 4分11秒 TKO] ※パウンド
×ルキヤ(正道会館 大河道場)60.3kg
※南がバンタム級王座初防衛に成功
バンタム級タイトルマッチは空手日本代表からMMAで5勝無敗で王座についた南友之輔(BRAVE)。
剛柔流空手出身、全空連・WKFルールでジュニア世界大会3位の南は、1月に暫定王座決定戦で吉田開威と対戦予定だったが
対するは、同じ大会で宮川日向を2R TKOに下すなど、神田戦から再起を果たした初回KO量産の天才ファイター17歳ルキヤが遂に王座挑戦。KO決着必至か。
1R、ともにオーソドックス構え。南のローがローブローに。すぐに再開。ルキヤはバックフィストから左右高速ラッシュで詰めると、さばく南はワンツーの右! すぐにルキヤも左右で詰めるが、ボディロックで組む南がテイクダウン。ルキヤは立ち上がる。
左アッパーから入る南。ルキヤは鼻血。左回りの南に、詰めるルキヤに南はジャブ、ルキヤから詰めて組んで崩すが、スクランブルで組み負けない南は左差しでボディロックテイクダウン!
立ち上がるルキヤにバッククリンチから崩し。右で飛び込む南に、ルキヤはパンチの回転を上げて右をヒット! 左右の連打に南はダブルレッグ。そこに三角を狙うルキヤだが足は組めず。サイドを奪う南に、ルキヤは反則のグラウンドヒザを頭に。再開。仰向けから立とうとするルキヤに南が細かいパウンドでゴング。
2R、中央を取る南。ジャブで圧力をかけえると右目を腫らしたルキヤは右オーバーハンドから組み、ヒザ。崩す南にヒザを突くルキヤだが、そこでテイクダウンの南。ルキヤの立ち上がりにバッククリンチの南。胸を合わせてきたルキヤはヒザを突いて離れる。
南は右から左アッパー! さらに右ストレートと精度の高い打撃。組むルキヤに左を当てて、ルキヤの鼻血が多くなる。組んでバッククリンチの南。正対したルキヤにボディロックテイクダウン。そこで足を跳ね上げるルキヤに南は足をさばいてパス。サイドに。
背中を着いたルキヤは口で呼吸する。左ヒジを落とす南。さらに振りかぶっての右を落としてゴング。ダメージの色濃い、17歳のルキヤ。
3R、両手を広げて咆哮したルキヤ。左右を振って前に出るが、南は組みを混ぜて押し込みダブルレッグに切り替え尻下でクラッチ、テイクダウン! 跳ね上げスイープ狙いから左腕でギロチンチョークのルキヤ! 頭を抜く南に前に出るルキヤ。
ここで左で差して押し込むのは南。バッククリンチからヒザ。ルキヤが向き直り際に崩してボディロックテイクダウン! 何とかヒザを立てて立とうとするルキヤだが、ボディコントロールする南は、サイドバックから細かいパンチ。
金網使い立ち上がったルキヤ。力を使って向き直ろうとするところをボディロックテイクダウン! サイドからパウンド。鉄槌連打にルキヤの動きが止まり、レフェリーが間に入った。
試合後、南は「応援のタオルが見えてすごいやる気になって勝つことができたと思っています。スカッと勝って、本当は『ここから世界に向けていきます』っていうのを堂々と言おうと思ったんですけど、ちょっと、塩試合みたいになっちゃって、堂々と言えないんですけど、今まで僕の組みの展開を見せることが、この5試合できなかったんですけど、ある意味、そういう展開も見据えて、成長した姿を見せられたかなと思います。メインにしてはしょっぱい試合になったんですけど、ここから僕は世界に向けてやっていきます。このベルトを引っ提げて、世界と戦っていくので、これからも引き続き、応援をよろしくお願いします」と語った。今後、南は26年のROAD TO UFC出場を目指していることが放送席から明かされている。






























