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【ONE】山北渓人がアディワンにグラウンドヒザで完勝! 手塚裕之はリーポンにTKO負け、プラジャンチャイがバルボーサをヒジでTKOストップ、フライ級転向のノンオーにゴントーラニーがスプリット判定勝ち、 ロボがセーマペッチを返り討ち! ソウザがグリッポに判定勝ち

2025/02/08 09:02

▼キャッチウェイト81kg契約 5分3R
×手塚裕之(日本)178lbs インタビュー
[1R 2分06秒 TKO]

〇ジャン・リーポン(中国)177.1lbs

“ジャパニーズ・ビースト”こと手塚裕之はMMA14勝5敗。2019年にPANCRASEウェルター級王座を獲得すると、同年10月にONEデビュー。ONEでは、6勝(5フィニッシュ)2敗の戦績を持つ。

 2021年11月のアギラン・ターニ戦から、エドソン・マルケスをともに3R TKO後、ジン・テホとアブラーオ・アモリムの両者を1R 腕十字に極め、2024年4月にはヴァミール・ダ・シウバを2R ノースサウスチョークでフィニュシュと、5試合連続フィニュシュをマークしたが、2024年9月の前戦でMMA9勝1敗のイシ・フィティケフに判定負けで連勝が5でストップした。34歳。

 対するジャン・リーポン(中国)はUFCで2勝2敗、ONEで3勝2敗の強豪で、MMA34勝(25フィニュシュ)13敗2分の強打者。2014年のTUF Chinaライト級(70.3kg)決勝でサイ・ワンにスプリット判定勝ちで優勝し、UFCと契約。

 デビュー戦でブレンダン・オレイリーに判定勝ちも、クリス・ウェイド、ケイジャン・ジョンソンに判定負けでリリース。その後、Kunlun Fightで連勝を重ね、2021年のエドゥアルド・フォラヤン戦の判定勝ちでONEデビュー。

 以降、ルスラン・エミベック・ウフール、ティモフィ・ナシューヒンを初回KOに下すなど、強い体幹から放たれる打撃で強豪を下している。

 前戦は2024年5月のモーリス・アベビ戦で体重超過のアベビを相手に174ポンドのキャッチウェイトで対戦。激しいスクランブル戦の末に判定負けを喫している。手塚と同じ34歳。ONEライト級(※77.1kg)から、今回は手塚と81kgのキャッチウェイトで戦う(※ちなみにONEの戻し体重は契約体重の5%まで)。

 1R、手塚、ともにオーソドックス構え。先に右ローを当てる。左を見せると、リーポンも右を狙う。右ボディから左の手塚。リーポンは右カーフを当てる。そこに左を突く手塚。

 ワンツーの右を伸ばす手塚。リーポンは右前蹴り。カウンターの左前手を狙うがかわす手塚。リーポンは手塚の入りに左ジャブを当てて手塚の腰を落とさせると、手塚の右ローをチェックしながら左前手フック! 手塚がダウンし、そこにリーポンは鉄槌連打。

 手塚が動かず、すぐにレフェリーが間に入った。1R 2分06秒、リーポンがKO勝ち。中国国旗を掲げたリーポンは5万ドルのボーナスを獲得した。

 隆起した身体でガッツポーズの勝者は「この試合のために正月も家に帰らずに練習した。明けましておめでとう。手塚よりも速く動けるし、パンチも狙っていた。いまの階級がとても心地よいです。5万ドルボーナスありがとう。昨日お祝いの食事の夢を見たばかりなんだ」と正夢になったと語った。

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