▼バンタム級 5分3R
〇マリオ・バティスタ(米国)16勝2敗(UFC10勝2敗)3KO/TKO・6SUB ※UFC8連勝
[判定3-0] ※29-28, 30-27×2
×パッチー・ミックス(米国)20勝2敗(UFC0勝1敗)※元Bellator世界バンタム級王者
※マルロン・ヴェラ(エクアドル)は欠場。
元Bellator世界バンタム級王者のパッチー・ミックスがUFCデビュー。堀口恭司、元谷友貴に勝利し、マゴメド・マゴメドフに2度勝利している20勝1敗のミックスは1年1カ月ぶりの復帰戦で、UFCバンタム級10位のマリオ・バティスタと対戦。UFC7連勝中のバティスタは2024年10月の前戦でジョゼ・アルドに判定勝ち。
バンタム級。バティスタ10位。当初マルロン・ヴェラがバティスタと対戦予定だったが欠場。ちょうどそのタイミングでPFLからFAになったミックスがUFCと契約し、初戦でトップ10ランカーと対戦することに。
バティスタは31歳でUFC9勝2敗(1KO・3一本・5判定勝ち)。UFCデビュー戦でコーリー・サンドヘイゲンに敗れるなど、最初の4戦は2勝2敗だったが、そこから7連勝中。昨年1月にランカーのリッキー・シモンと対戦し、打撃で押し続けて判定勝ちしてランキング入り。10月にはビッグネームのジョゼ・アルドとの対戦が組まれ、組んでケージに押し込むだけという退屈な展開が続き、スプリット判定勝ち。メディアのジャッジはアルド支持とバティスタ支持がほぼ半々に割れたが、ファンの支持は圧倒的にアルド支持だった。柔術・レスリングがバックボーンで、スタンドで頻繁に出入りして打撃をヒットさせ、チャンスがあればテイクダウンからの一本も狙える。
ミックスは31歳でUFCデビュー戦。MMA20勝1敗(2KO・13一本・5判定勝ち)。2019年にBellatorでデビュー。翌年、堀口が返上したベルトの王座決定戦でファン・アーチュレッタと対戦するが、判定負けでキャリア初(現在まで唯一)の黒星を喫する。2022年に開催されたバンタム級GPでは、一回戦で元王者の堀口と対戦。打撃で押す堀口・組んでバックキープするミックスで2Rずつ取り合った最終5Rにまたバックキープして判定勝ち。マゴメド・マゴメドフ、ラウフェオン・ストッツをフィニッシュして優勝すると、セルジオ・ペティスを破りバンタム級王者に。昨年5月には初防衛戦でマゴメドフと再戦。1~4Rまでジャッジの意見が全部割れるという接戦で、一者はマゴメドフに49-46をつけたが、ニ者がミックスを支持してスプリット判定勝ちしている。
1R、オーソドックスのバティスタにミックスはサウスポー。バティスタがジャブから右を出して先に仕掛けていく。ミックスは様子見なのか、牽制の蹴りを見せるのみで手が出ない。パンチをボディに入れるバティスタ。パンチに対する反応が悪いミックス、バティスタの右を被弾している。バティスタが飛び込んだところで組んだミックスだがすぐに離れる。バティスタの飛び込んでの右が顔面にヒット。手数が多い。喧嘩四つで前足をミックスの右足の外側に回っていくバティスタ。右ボディから右ミドルを入れる。残り1分。ミックスも左を出したが当たりが浅い。飛び込んで右を入れるバティスタ。ミックス下がる。ホーン。
ミックスが手数で押したラウンドに。U-NEXT解説の堀口恭司は「ミックスは立ち上がりけっこう見るので、これから出てくるのかと。それとも調子が悪いのか」とコメント。
2R、前に詰めてきたミックスあが、変わらずバティスタが左に回りながらパンチを出していく。バティスタのミドルをキャッチしたミックスだが足を引き抜いて離れるバティスタ。ミックスも手を出しているが、バティスタが手数を出していく。サウスポーにスイッチしたバティスタ。ミックスも手数を増やしてきた。詰めて組もうとしたミックスだがバティスタ離れる。バティスタの右がミックスの顔面にヒット。追っていくミックスだがサークリングしてかわすバティスタ。サウスポーの左ストレートを打ち込むバティスタ。右ボディ。右がヒット。ケージ際まで下がるミックスに右ボディ。2R終了。
インターバル中、ミックス陣営からはテイクダウンを狙えとの指示が出る。
#UFC316 Official Result: Mario Bautista (29-28, 30-27, 30-27 | @Bautista_MMA) defeats Patchy Mix via Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) June 8, 2025
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3R、ミックスのシングルレッグをかわしてパンチを入れたバティスタ。バティスタは手数を出し続ける。ジャブを出すミックスだが、距離が合わず届いていない。圧を掛けてきたミックスだが、サークリングして詰めさせないバティスタ。ワンツーを入れたバティスタ。ボディ・顔面に打ち分ける。ミックスは両手を上げて打ち合えとアピールするが、苛立ちが見える。残り1分。バティスタがステップしながら打撃を打ち込む展開が続く。左を一発ヒットさせたミックス。バティスタが最後に跳びヒザを見せてタイムアップ。
His place among the BW elite remains intact! 😤
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🔟@Bautista_MMA victorious with the UD! #UFC316 pic.twitter.com/J1doU88aCf
29-28、30-27、30-27のフルマークが2者の3-0でバティスタが勝利。Bellator王者ミックス、バティスタのステップをとらえきれず、打撃を被弾し、UFC初戦は判定負けとなった。ミックスの敗戦は、2020年9月のフアン・アーチュレッタ戦以来、約4年9カ月ぶり。
Mario Bautista's (@Bautista_MMA) 173 significant strikes landed vs. Patchy Nix are the 4th most ever landed by a bantamweight in a 3-round @UFC fight.
— UFC News (@UFCNews) June 8, 2025
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PFLとの契約を解除した元Bellator王者では、2025年4月の『UFC 314』にパトリシオ・“ピットブル”フレイレ(ブラジル)がフェザー級でヤイール・ロドリゲス(メキシコ)と対戦し、判定0-3で敗れており、ミックスも続いての敗北を喫した。
LONGEST BANTAMWEIGHT WIN STREAKS - @UFC History
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11 - Merab Dvalishvili
09 - Aljamain Sterling
08 - Mario Bautista (@Bautista_MMA) 👊
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