▼バンタム級 5分3R
〇マリオ・バティスタ(米国)15勝2敗(UFC9勝2敗)3KO/TKO 6SUB ※UFC7連勝 136lbs/61.69kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
ジョゼ・アルド(ブラジル)32勝9敗(UFC14勝8敗)17KO/TKO 1SUB 136lbs/61.69kg
ジョゼ・アルドはUFC初代フェザー級王者にして殿堂入り選手。マクレガーに敗れるまではパウンド・フォー・パウンド常連だった。マックス・ホロウェイに連敗で引退も囁かれたが、契約最終試合でバンタム級に落としピョートル・ヤンとの王座決定戦で5R KO負け。
そこから3連勝して、タイトル再挑戦に近づくが、現王者のメラブ・ドバリシビリにテイクダウンを許さずも判定負け。ボクシングに転向後、2024年5月のブラジル大会で1年9カ月ぶりに復帰し、ランカーのジョナサン・マルチネスに判定勝ち。38歳。
マリオ・バティスタは、レスリング&柔術がバックボーン。2023年8月に元王者のコーディ・ガーブラント戦が組まれていたが、直前で対戦相手が変更となりグラップラーのダモン・ブラックシア相手に僅差での判定勝ち。2024年1月の前戦ではリッキー・シモンに判定勝ちでUFC6連勝中。31歳。
1R、ともにオーソドックス構え。先にバティスタが右ロー。さらに左右ハイ。ワンツーで金網に詰めるが、ケージ際を出るアルド。そこにダブルレッグで押し込むバティスタ。金網背にするアルドに右で差して左ヒザ、肩パンチ。アルドは右手でバティスタの左ヒジを掴みクラッチはさせず。バティスタはシングルレッグも崩せず、バティスタは左ヒザをこつこつ突くが、アルドは突き放し、右ロー。
バティスタのワンツーからの組みを金網背に2度切るアルド。前に詰めて右を突き、ワンツーから左アッパーは空を斬る。その入りにバティスタは右を合わせて左ミドルも。前に押し戻したアルドは左ジャブから右ストレート! バティスタのハイキックをスウェイでかわす。
#UFC307 Official Result: Mario Bautista (@Bautista_mma 29-28, 29-28) defeats José Aldo (29-28) by Split Decision
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2R、バティスタの入りに右ヒザを狙うアルド。サウスポー構えにするバティスタはアルドのジャブを受けて右眉間をカット。得意の左ボディを当てるアルドは、バティスタの組みにカウンターのヒザ! しかし、バティスタもワンツーで前に。金網背にしながらもワンツーで押し戻すアルド。バティスタは手数を増やしシングルレッグで金網までドライブで押し込む。
右の肩パンチのバティスタ。右で差して押し込み。左小手巻くアルドにシングルレッグ狙いも突き放される。詰めるバティスタとジャブの刺し合い。頭を動かし避けるアルドだが、バティスタは右ストレートを突いてシングルレッグへ。このクラッチを掴んで切ったアルドはバティスタの前蹴りに詰めてワンツー。バティスタがシングルレッグで押し込みホーン。
ジョゼ・アルド🆚マリオ・バティスタ💥
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ジャッジの裁定はスプリット判定でバティスタ📝
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3R、グローブタッチ、ハグから再開。ジャブの刺し合い。前に詰めるバティスタは右ハイ。アルドの右ハイがかすめる。左ジャブはアルドの手数が多い。バティスタのワンツーの右は首筋に。シングルレッグで押し込むと場内からすかさずブーイングが起きる。
右差しのバティスタに、左で小手に巻くアルドを2度、横に崩そうとするバティスタ。その都度戻すアルド。ブレーク。ヒザ着きのダブルレッグでケージに押し込むバティスタ。体を入れ替えて前に出るアルドに跳びヒザを見せるバティスタだが、アルドも左右で前に出てヒザ蹴りでホーン。
レジェンド👑ジョゼ・アルドから勝利を奪ったマリオ・バティスタ💪
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判定は2-1(29-28×2, 28-29)のスプリットで、オッズでもフェイバリットだったバティスタが接戦を勝利。「動き続けてレスリングをすることが作戦だった。(ブーイングに)目の前の仕事に集中していたよ」と語った。