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【UFC】メラブ・ドバリシビリがオマリーに3R 一本勝ち防衛! ケイラ・ハリソンがペーニャをキムラに極めて女子バンタム級新王者に。ヌネスがケージイン「戦うのが楽しみ」、パッチー・ミックスがバティスタに判定負け、フライ級でヴァンがシウバをTKOで4連勝

2025/06/08 08:06

▼ウェルター級 5分3R
〇ケビン・ホランド(米国)28勝13敗(UFC15勝10敗)
[2R 1分03秒 アナコンダチョーク]
×ビセンテ・ルーケ(ブラジル)23勝11敗1分(UFC16勝7敗)

 ウェルター級。ルーケ14位。

 ルーケは33歳でUFC16勝6敗(8KO・6一本・2判定勝ち)。4連勝→後の王者エドワーズに判定負け→6連勝→元タイトル挑戦者トンプソンに判定負け→4連勝でランキングトップ5まで行ったが、ここ3年では2勝3敗。ジェフ・ニールやホアキン・バックリーに敗れてランキング外寸前まで追い込まれている。昨年12月の前戦も、ランク外で4連勝中のテンパ・ゴリンボと対戦。新鋭相手にオッズでアンダードッグという評価だったが、右でダウンを奪ってから得意のアナコンダチョークで勝利している。打撃・寝技の両方でフィニッシュ力が高いファイター。

 ホランドは32歳で14勝10敗1NC(6KO・4一本・4判定勝ち)。2020年、コロナ禍でイベントも無観客開催していたころ、8ヶ月で5連戦し全勝(4KO)する活躍で一気にトップランカーとなったが、その後はテイクダウンディフェンスの甘さを突かれるようになり、塩漬けにされ連敗。その後ウェルターに落とし、一時はランキングにも入っていたが、少しでも多く試合したいという意向のため、ミドル級の試合オファーも受けている。そのため試合ペースが早く、今年も前半で早くも3試合目。ミドル級でロマン・ドリーゼとライニアー・デ・リダーに連敗したが、3月の前戦は再びウェルターに落とし、元ランカーグンナー・ネルソンに判定勝ちしている。

 1R、両者オーソドックス。蹴りを出したホランド。キャッチしてテイクダウンを狙うルーケだが、ホランドは片足でこらえたままパンチを打ち込み抵抗する。放したルーケ。パンチを打ち込むルーケ。四つに組んだホランド。離れ際に右のヒジをテンプルに入れたホランド。ルーケはケージ際に。ホランドが畳み掛けようと距離を詰めるとルーケがパンチをヒットさせて詰めさせない。飛び込んできたホランドに左を打ち込むルーケ。ホランドがまた飛び込むがルーケの左がヒット。頭を叩いて効いていないとアピールするホランド。リーチに勝るホランドの間合い。ルーケの間合いの外から蹴りを入れていく。1R終了。

 中継のリプレイでホランドが打撃をヒットさせた場面が多く流されたように、ホランドの攻めが印象的だった1R。

 2R、ルーケの蹴りをキャッチしてパンチを打ち込んでテイクダウンしたホランド。ルーケがすぐに体を起こしてシングルレッグに入るが、ホランドがそこに得意のアナコンダチョークに捕らえた!足を絡まれて抜けないルーケ。タップアウト!

 2R 1分03秒、ホランドのダースチョークでの一本勝ちとコールされた。

 試合後、ホランドは「相手がやりたいような楽しい試合を展開しようと思ったんだ。腕が長いからダースチョークは得意技だ。一緒にブラジリアン柔術を練習してくれたみんなありがとう。自分はやっぱりウェルター級が合っているね。また夏か秋に試合をしたいよ」と語り、元暫定王者コルビー・コビントンとの対戦をアピールした。

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