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【UFC】デュ・プレシがストリックランドの鼻折る完勝で王座防衛、ウェイリーが最強挑戦者に完勝で女子ストロー級王座防衛! 無敗テイシェイラがタファを35秒TKO! ワン・ツォンが再起戦勝利、イリアとヴォルカノフスキーの代理戦争はトプリア兄が勝利、RTUロン・チューがDWCSスティール下す、サルキルドがRTUジュブリを19秒TKO

2025/02/09 08:02
【UFC】デュ・プレシがストリックランドの鼻折る完勝で王座防衛、ウェイリーが最強挑戦者に完勝で女子ストロー級王座防衛! 無敗テイシェイラがタファを35秒TKO! ワン・ツォンが再起戦勝利、イリアとヴォルカノフスキーの代理戦争はトプリア兄が勝利、RTUロン・チューがDWCSスティール下す、サルキルドがRTUジュブリを19秒TKO

(C)Zuffa LLC/UFC/Kaoru Nakashima

 2025年2月8日(日本時間9日)オーストラリア・シドニーのクドス・バンク・アリーナにて『UFC 312: Du Plessis vs. Strickland 2』(U-NEXT配信UFC Fight Pass配信)開催された。


【写真】試合開始前から豪州のクドスバンクアリーナには多くの観客が集まっていた。

 メインイベントでは、ミドル級王者ドリカス・デュ・プレシ(南アフリカ)に、同級1位のショーン・ストリックランド(米国)が挑戦する。両者は2024年1月以来の再戦。前回はデュ・プレシがスプリット判定で勝利している。

▼UFC世界ミドル級選手権試合 5分5R
〇ドリカス・デュ・プレシ(南アフリカ)23勝2敗(UFC9勝0敗)※UFC9連勝 185lbs/83.91kg インタビュー
[判定3-0] ※50-45×2, 49-46
×ショーン・ストリックランド(米国)29勝7敗(UFC16勝7敗)185lbs/83.91kg ※インタビュー
※デュ・プレシが2度目の王座防衛に成功

 王者デュ・プレシはキャリア22勝でUFC8戦全勝。フィニュシュが20勝(9KO・11一本)と高い決定率を誇る。2024年8月の前戦では、元王者のイズラエル・アデサニヤを4R リアネイキドチョークに極めて一本勝ち、初防衛戦に成功している。

 今回対戦するストリックランドとは2024年1月に5Rの王座戦で対戦し、挑戦者だったデュ・プレシが接戦を制し、南アフリカ初のUFC世界王者に輝いている。

 その後、ストリックランドは2024年6月にタイトル戦経験者で当時7位のパウロ・コスタと対戦。圧力をかけてコスタを左に回らせ続けてスプリット判定勝ち。王座挑戦をモノにした。デュ・プレシのV2成功なるか、それともストリックランドが王座に返り咲くか。ケージサイドにはストリックランドとともに練習した元UFC世界ミドル級王者で現UFC世界ライトヘビー級王者のアレックス・ペレイラがつく。

 同級では、2025年2月1日にナッソーディン・イマボフ(フランス)が、元同級王者イズラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)を2R TKOに下して2位に。また、2024年10月にロバート・ウィテカーを1Rチョークで下したハムザト・チマエフが3位に。イマボフに敗れたアデサニヤが4位につけている。新王者の首を狙う者が順番待ちのなか、ベルトを巻くのは?

 1R、ともにオーソドックス構え。中央に出るデュ・プレシ。ストリックランドじゃいつものように上体を立ててL字ガードから左前手のジャブ。デュ・プレシは左ミドルハイ。ガードするストリックランド。デュ・プレシは再び左ハイ。右ローも。

 左ジャブをこつこつ出すストリックランド。パーリングのデュ・プレシは足をスイッチしながらオーソに戻し、左ミドル。後ろ蹴りも見せる。

 右から左ハイのデュ・プレシ。左サイドキック、前蹴りで牽制。後ろ蹴りは腹に。さばくストリックランドは左ジャブで前に。左回りのデュ・プレシは回転して左の蹴りも深追いせず。

 右ロー打つデュ・プレシ、さらに右ストレートから左ハイ。頭を傾けて肩で避けるストリックランドは左前蹴り。デュ・プレシは左右で前進を見せてホーン。手数・足数でデュ・プレシのラウンドに。

 2R、左関節蹴りのデュ・プレシは右前蹴り、カーフも。ここはチェックするストリックランドも右前蹴りを腹に突く。

 スイッチして左ミドルのデュ・プレシ。ストリックランドは前蹴りを増やすが、デュ・プレシは左の関節蹴り。ストリックランドは右オーバーハンド、避けてブロックするデュ・プレシは右の飛び込みも、顔を避けるストリックランド。

 右ローのデュ・プレシに避けるストリックランド。デュ・プレシの右の打ち終わりに右を合わせて前に。口を切ったか出血のストリックランド。ワンツーの右のストリックランド。肩で受けるデュ・プレシはサウスポー構えになり左フック。のけぞり避けるストリックランド。

 オーソから右ロー、さらに左ハイのデュ・プレシ。ガードするストリックランドに右バックフィスト、後ろ廻し蹴りも。

 右から左フックのデュ・プレシは押し戻すストリックランドに左関節蹴り、さらに左ハイで前進。前足を上げて近づくストリックランドに、デュ・プレシは右から左、ボディストレートも。この回もデュ・プレシのラウンドに。

「もっと行け」と指示されるストリックランド。

 3R、右回りのデュ・プレシ。ワンツースリーの3連打も。スウェイで避けるストリックランドに、大きな左も打ち込む。腕でブロッキングのストリックランドは右ボディから左を伸ばす。

 右カーフ、左ミドルを当てるデュ・プレシ。右三日月蹴りのストリックランド。右ボディストレートのデュ・プレシ。さらに右で飛び込み。左の蹴りにはストリックランドが右をかぶせる。左関節蹴りのデュ・プレシは右バックフィスト! しかしストリックランドも右ストレートを返す。

 いずれもクリーンヒットはならず。オーソから左ミドルを当てるデュ・プレシ。詰めるストリックランドを押し戻すと、ストリックランドもワンツーを頭に。デュ・プレシはバックスピンエルボー。互いに右が交錯。

 デュ・プレシの入りに右オーバーハンドを当てたストリックランド! しかしここでダブルレッグテイクダウンはデュ・プレシ! 足を束ねられながらもすぐに立つストリックランド。ホーン。有効打でストリックランドのラウンドか。

 4R、左ジャブの刺し合い。サウスポー構えになり左ハイを突くデュ・プレシ。前蹴りも。左右のオーバーハンドから右ストレートを当てたデュ・プレシ! 鼻を押さえて後退するストリックランド! 折れたか。詰めるデュ・プレシは左右。ストリックランドはサークリングして打ち合いつつさばくが、大きく出血。

 右ローのデュ・プレシ。鼻が折れているか、ストリックランドは左ジャブから右を突く。しかし右ストレートを突くデュ・プレシが前に。ストリックランドのダッキングの動きに頭の位置を合わせるデュ・プレシは右! さらに左ミドルをヒット。

 右のバックフィスト。ストリックランドは鼻血を噴き出して息をして、デュ・プレシの入りに右ヒザ。しかし、前進を止めないデュ・プレシは右ストレート、フック。下がる時間が多くなるストリックランドは大きな右オーバーハンドも空振り。ホーン。続けられるか。

 5R、両手を挙げたストリックランド。グローブタッチ。左前蹴りのデュ・プレシはオーソに戻して左ミドルハイ。ジャブ打つストリックランドに、圧力をあけて上下の攻撃。さらに右で飛び込む。

 右カーフのデュ・プレシ。右ボディストレートも。デュ・プレシの右をかわして右を狙うストリックランドだが、再び出血が多くなる。

 デュ・プレシは右から組み。突き放すストリックランドに圧力をかけ続けるデュ・プレシは右の飛び込み。さらに左ミドル。左から右で追うデュ・プレシは左ミドル。ストリックランドの左右は届かず、打ち終わりに右カーフはデュ・プレシ。

 左ハイをスナップを効かせて当てたデュ・プレシ。ストリックランドは右前蹴りを腹に突く。デュ・プレシは右。ストリックランドの右をかわして、シングルレッグ。回って抜いたストリックランドはデュ・プレシの左ミドルの打ち終わりに右で飛び込むが、ホーン。ストリックランドは多量の鼻血。

 判定3-0(50-45×2、49-46)でデュ・プレシが再戦も勝利。2度目の王座防衛に成功した。

 試合後、デュ・プレシは「満足? もちろんさ。みんなにも言ったけど、ここに来たらこの男をKOしたいんだ。でも彼をKOすることは不可能に近い。KOか5Rの絶対的な支配をしたいと言ったはずだ。彼をここから(KOで)連れ出せなかったのは残念だけど、みんな楽しんでくれたかな? もう少しスマートにならなきゃいけなかったんだ。シドニー、愛を示してくれてありがとう。君たちが感動させてくれたことは知っている。ショーンは絶対的なアニマルだ。

(スタンドで戦うことは)僕のゲームプランだった。彼が『打撃だけで戦う』と言ったとき、逆に彼がテイクダウンしてくると思ったけれど、相手はただただ殴り合いだけだった。

(4R目に鼻を折ったとき興奮したか?)ここでのゲームプランは落ち着いて戦うことだったよ。彼が鼻をつかんでいるのを見たとたん、誰かが揺さぶったような感じだった。ちょっと興奮しすぎたけど、慌てずに落ち着いて。落ち着きを取り戻すのに30秒から1分くらいかかった。でも、もう一度言うけど、これは僕にとって大きな証明になった。このような決断を習慣にしたくはないが、あのようなライバル相手では、この勝利は絶対的な意味を持つ。故郷の南アフリカ。素晴らしい応援を本当にありがとう。

 オーストラリアにいるみんな、信じられないよ。私の国旗はどこ? なぜ私は国旗を持つことを許されないのか? それは僕の選択ではない。みんなありがとう。今夜の時点で、僕はパウンドフォーパウンドバウンドのトップ3だ。1位を狙っていくよ。相手はいないのかい?」と語り、ストリックランドサイドのアレックス・ペレイラの顔を見やった。

 続けて敗れたストリックランドにもマイクが渡され、「オーストラリアのみんな、俺は君たちが大好きだよ。俺は鼻を折ったとき、元の位置に戻した。お前らのために戦い続けたんだ。お前らが俺を煽り、俺は君たちのために鼻をへし折るだろう。良い一日を」と語り、ケージを降りた。

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