▼ストロー級 5分3R
×当真佳直(同級世界3位/reversal Gym OKINAWA CROSS×LINE)52.1kg
[判定1-2]
〇山上幹臣(同級世界7位/総合格闘技道場STF)52.0kg
ストロー級が大きく動き出す。12月29日の大阪大会では、新井丈が返上したストロー級の世界王座を巡り、田上こゆると旭那拳が、新井丈が返上したストロー級の世界王座決定戦を行ったからだ。
そんな中、気を吐くベテランが2人。2024年9月に約12年ぶりに修斗へのビッグカムバックを果たした山上幹臣(同級世界7位/総合格闘技道場STF)の次戦が早くも決定。現在6連勝中の当真佳直(同級世界3位/reversal Gym OKINAWA cross×LINE)と対戦する。
当真はUFCファイターの平良達郎を始め、数多くの沖縄在住の選手を育成してきた「THE SHOOTO OKINAWA」を中心に活躍しており、11大会中10回の出場を誇る生粋の琉球シューターだ。
王座決定戦を控える田上こゆるやマッチョ ザ バタフライ、根井博登を撃破しており、山上に勝てば次期挑戦権獲得に一歩抜け出すことになるだろう。後楽園初登場となる当真はビックインパクトを残せるか。
山上が前回2024年9月の黒部和沙戦のギロチンチョークでの一本勝ちのように、多くの引き出しで盤石の強さを見せつけるのか。注目の一戦だ。
山上 第三代修斗世界フライ級王者の山上幹臣です。1月の修斗開幕戦、私もそうですし、出場する選手も命削って練習して当日を迎えますので、ぜひ1月の修斗開幕戦、盛り上げますので会場まで応援よろしくお願いします。そして2025年はストロー級が熱くなります。山上幹臣、私がストロー級を盛り上げていきますので、私に注目してください。よろしくお願いします。
リバーサルジム沖縄所属の当真は2020年以降の8試合すべてが沖縄での試合で、現在6連勝中。ランキングは2位。現王者の田上こゆるとは2022年に対戦しており、判定勝ちしている。28歳。
山上は2011年にストロー級王座を獲得したが、フライ級に上げてROAD FCで2連敗し、一時引退。昨年5月、GLADIATORで10年ぶりに復帰するも3RKO負け。しかし、9月に12年ぶりに修斗に参戦すると、いきなりランカーの黒部から1Rフロントチョークで一本勝ちした。ランキング7位。37歳。
1R、オーソドックスの当真にサウスポーの山上。右オーバーハンドで飛び込んだ当真だが山上はかわす。当真タックルへ。テイクダウンすると首を抱えた。山上立つが、当真はギロチンに捕らえて引き込んだ。アームインからノーアームに切り替えた当真だが、外して脱出した山上。すぐに立ち上がる当真に山上がタックルに入るが、また首をギロチンに抱える当真。山上が押し込んでボディを殴るがブレイクがかかる。
山上の左がヒットするが当真の右もヒット。当真詰めて左フックから右を打ち込み山上ダウン!すぐに詰めてパウンドを入れる当真。立ち上がる山上だが、また首をギロチンに抱えた当真。またケージに押し込んで凌ぐ山上。ブレイクがかかる。残り1分。左フックをヒットさせる当真。山上は当真の足をキャッチしてタックルへ。テイクダウン。残り30秒。当真は下からホールドして凌ぐ。1R終了。
2R、左を入れる山上。当真の左がヒットすると山上タックルに。当真は引き込んでハイエルボーギロチン。しかし山上はサイドに出て外した。押さえ込みながら脇腹にヒザを入れる山上。ハーフに戻した当真がまた首を抱える。またギロチンを仕掛けたが、首が抜けて外れる。当真のガード。山上がパウンド・ヒジを入れる。脇腹を殴る山上。残りわずかで体を起こして強いパウンドを入れた。2R終了。
3R、当真からタックルに入るが、受け止めた山上が逆にタックルからテイクダウンを狙う。足を払って倒そうとしたがこらえる当真。ケージを背負いながらヒジで抵抗する。ダブルレッグに入る山上の側頭部にヒジを連打するが、山上は打たれながらテイクダウン。パンチで抵抗する当真。山上が押さえ込もうとする。こらえていた当真だが、山上がサイドで押さえ込むことに成功。
押さえ込みながら細かいパンチを入れる山上に対し、当真は下からヒジを脇腹に入れる。マウントを狙う山上だが、ガードの中に入れた当真。残り45秒でレフェリーがブレイク。山上飛びヒザからタックル。当真ギロチンで引き込んだ。絞めるが残り10秒で首を抜いた山上。上からパウンドを入れタイムアップ。
判定30-27当真、29-28山上、29-28山上。2-1のスプリットで山上が勝利。2R・3Rは当真の打撃・ギロチンの仕掛けと山上のコントロールで判断が分かれたか。