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【UFC】平良達郎、日本人初のUFC世界王座獲得ならず。王者ジョシュア・ヴァンが5R TKO勝ちで初防衛に成功。ストリックランドがチマエフにスプリット判定勝ちでミドル級王座奪還。グーティエがUFC5連勝、元Bellator王者アモソフが連続一本勝ち、UFC最多出場ミラーが22個目の一本勝ち。ススルカエフが12戦無敗に=『UFC328』

2026/05/10 05:05
 2026年5月9日(日本時間10日・朝6時開始)米国ニュージャージー州ニューアーク・プルデンシャル・センターにて『UFC328』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。 【写真】UFC世界フライ級選手権試合ヴァンvs.平良はコメイン(セミ)で行われた。 ▼UFC世界ミドル級(83.91kg)選手権試合 5分5R×ハムザト・チマエフ(UAE)王者 15勝1敗(UFC 9勝1敗)※UFC9連勝でストップ[判定2-1] ※48-47×2, 47-48〇ショーン・ストリックランド(米国)挑戦者 31勝7敗(UFC 18勝7敗)  15戦無敗のチマエフは、ウェルター級からミドル級に戻して、25年8月の前戦で王者ドリカス・デュ・プレシに挑戦。初回からテイクダウンを奪うとデュ・プレシをクルスフィックスにとらえるなど5Rに渡り完封。新ミドル級王者となった。  元王者のストリックランドは、26年2月の前戦で8連勝中のアンソニー・ヘルナンデスと対戦し、3R 首相撲ヒザを効かせて左右ラッシュでTKO勝ち。1年前のデュ・プレシ戦の判定負けからの再起を遂げている。  1R、ともにオーソドックス構え。左ミドルのチマエフは開始20秒でシングルレッグテイクダウン。ケージ背に座るストリックランドは手首を切って立とうとするが、そこにバックにつくチマエフは引き出して左足をフック。片ヒザ立ちまで戻すストリックランドに両足を入れるチマエフ。  ダブルアンダーで両脇を差すチマエフは対角の手首をコントロール。腰をずらしてシングルレッグで立とうとするストリックランドをコントロールするチマエフ。両ヒザを着くが、後方に引き出すチマエフにいったん仰向けになる。身体を起すとバックに。金網背に座りながらリアネイキドチョークを極めに行くチマエフにストリックランドは後ろ手を剥がす。ブザー。チマエフのラウンド。  2R、ジャブから右オーバーハンドのストリックランド。チマエフの右の飛び込みをかわす。スイッチして右ボディのストリックランド。徐々に圧力をかけるチマエフはストリックランドにケージを背負わせたい。  左から右を突いて押し戻すストリックランド。左ジャブを当てるチマエフ、ストリックランドの右の打撃にダブルレッグへ。ここで浴びせ倒して上になったストリックランド。チマエフはバーンズ戦以来のガードか。  足を戻したチマエフに立ったストリックランド。左から右が顔面をとらえる。チマエフのダブルレッグを左に回って切ったストリックランド! 下のままに。そこに入って行くストリックランドはサイドへ。右ヒザを間に入れるチマエフはハーフに。その中で左枕で押さえ込むストリックランドは細かいパンチ。チマエフは立ち上がれず。ストリックランドのラウンド。  3R、圧力をかけるチマエフに、L字ガードで左ジャブを打つストリックランド。右ミドルのチマエフ。ストリックランドは左ジャブ。チマエフの右オーバーハンドは踏み込まない。ストリックランドは左ジャブをこつこつ突くと、右。スピードが落ちてきたチマエフ。  左を突く。2分半を過ぎてもまだ組みに行かないチマエフは疲弊か。ストリックランドの左が顔面をとらえる。前に出るチマエフに左に回りケージに詰まらないストリックランド。左ジャブを突いてチマエフの額を上げる。左を返したチマエフ。ストリックランドは左から右。ワンツーのチマエフはジャブを突いて口を開ける。チマエフのジャブがヒットし、ストリックランドが鼻血。  しかし、ストリックランドもこつこつと左ジャブで左回り。右オーバーハンドのチマエフにバランス崩したストリックランドだが、チマエフは深追いしない。互いにジャブ。ストリックランドのラウンド。  4R、左ジャブで前に出るチマエフ。圧力をかける。右オーバーハンドは空振り。ストリックランドと左ジャブの刺し合い。右ローを当てたチマエフは右オーバーハンドをヒット。顔はずらすストリックランドも左を合わせに行く。ジャブ、ワンツーを突くストリックランド。  左ミドルを混ぜるチマエフに、ストリックランドはガード上からも左ジャブ。チマエフの右オーバーハンドをかわして右を突く。ジャブを突き続けるストリックランド。右でチマエフにはケージまで詰めるが組みには行かない。  左ジャブのチマエフ。右ボディも。ストリックランドは左ジャブ。ストリックランドの右をかわすが、ここでチマエフはダブルレッグテイクダウン! 立つストリックランドは左小手。バッククリンチのチマエフは引き出すがストリックランドも作らせず立つ。チマエフのラウンドか。  5R、笑顔を見せるチマエフ。グローブタッチ。いきなり低いダブルレッグテイクダウンのチマエフ。正対して向き合ったストリックランドに右差し。左小手で投げるストリックランドに残したチマエフがバッククリンチ。正対したストリックランド! 互いに力を使った攻防からスタンドに  残り3分40秒。左ジャブの両者。チマエフが前に。ストリックランドはL字ガードでジャブの刺しあい。右を打ち終わしたストリックランドは左ジャブの数を増やす。右オーバーハンドのチマエフも顔が腫れる。左回りでこつこつジャブを突くストリックランド。右オーバーハンドは2発目を届かせる。ストリックランドは右前蹴り、左ジャブ。  残り1分20秒で組んだチマエフ。右小手のストリックランドは立って正対。四つに組んだチマエフを突き放して先にストリックランドがジャブ。右オーバーハンドのチマエフ! ストリックランドもジャブからアッパー。  ブザーにすぐにストリックランドが右手を挙げて腰にベルトのポーズ。判定を待つ両者はハグ。有効打は133のストリックランドに、98のチマエフ。  判定は2-1(48-47×2, 47-48)に割れてストリックランドが勝利。対戦したチマエフがストリックランドの腰にベルトを巻いた。ストリックランドが王座奪還。  試合前に大舌戦を繰り広げた両者だが、新王者はジョー・ローガンから「今どれくらい幸せ?」と聞かれ、「おい、みんな。ちょっと問題があったんだ。ただ謝りたいだけなんだ。アメリカのファン、母国のファン、そして熱狂的なファンのみんなへ、俺はやりすぎた。認めるよ。みんなを尊敬している。俺の方がもっと良い手本になるべきだったけど、お前らクソ野郎たちのためにこの試合を盛り上げようとしてるんだ。感謝してるよ」とマイク。  続けて「あのクソ野郎は決して引かなかった。俺はありとあらゆる攻撃を浴びせてる。あいつは狂ったように前に出てきて止まらない。あいつは俺の鼻を折った。でも改めて、君たちやファンに言いたい。俺は君たちが大好きだ。君たちがいなければ、今の俺はいない。クリスチャンのファン、ムスリムのファン、白人のファン、黒人のファン、褐色の肌のファン、みんな、マジで愛してるよ。俺たちはみんなアメリカ人だ。これこそが夢なんだ」と語った。 [nextpage] ▼UFC世界フライ級(56.7kg)選手権試合 5分5R 〇ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)王者 17勝2敗(UFC10勝1敗)※UFC7連勝[5R 1分32秒 TKO]×平良達郎(日本)挑戦者 18勝2敗(UFC8勝2敗)3位※ヴァンが初防衛に成功  平良は、Theパラエストラ沖縄(現THE BLACKBELT JAPAN)に入門し、2017年の全日本アマチュア修斗フライ級優勝から18年にプロデビュー。21年に修斗世界フライ級王座を獲得し、22年からUFCに参戦。オクタゴンで6連勝を記録後、24年10月に同級1位のブランドン・ロイバルにスプリット判定で敗れプロ初黒星を喫したが、25年8月に当時無敗のパク・ヒャンソンに2R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。  25年12月の前戦で2位のブランドン・モレノに2R TKO勝ち。王座挑戦をアピールしていた。身長170.2cm、リーチ177.8㎝。MMA18勝(6KO・TKO/8一本)1敗。沖縄のTHE BLACKBELT JAPAN所属、26歳。  ミャンマー出身のヴァンは、母国の情勢悪化のため、10歳の時にマレーシア難民キャンプへ移住し、2013年に米国テキサス州ヒューストンへ移り住んだ。21年のMMAデビューからわずか1年2カ月の8戦(7勝1敗)でUFCとの契約を決めると、23年6月から3連勝。24年7月にチャールズ・ジョンソンに3R TKO負けで初黒星を喫した。しかし、その後も連勝街道に。エドガー・チャイレス、コーディ・ダーデン、鶴屋怜に判定勝ちすると、25年6月にブルーノ・シウバを3R 右フックでTKO。  わずか3週間後、マネル・ケイプの負傷欠場による緊急オファーを受けて1位のブランドン・ロイバルと対戦。残り10秒でダウンを奪い判定3-0で勝利。25年12月、王者アレシャンドレ・ パントージャに挑戦し、1R、右ハイキックを掴んでテイクダウン、パントージャがマットに着いた左ヒジを脱臼した為、棄権TKO勝利。6連勝でミャンマー人及びアジア男性選手として初のUFC世界王者となった。身長・リーチともに165.1cm。MMA16勝(8KO・TKO/2一本)2敗。4oz. Fight Club所属、24歳。  当初4月11日(同12日)の『UFC 327』マイアミ大会で行われる予定だったこのタイトルマッチは、ヴァンが負傷欠場で1カ月後の今回のニューアーク大会に延期されていた。  これまで日本人では、山本喧一、近藤有己、宇野薫、桜井“マッハ”速人、岡見勇信、堀口恭司、朝倉海がUFC王座に挑戦も敗れている。  今回のUFC世界フライ級タイトルマッチは、UFCの歴史上、初めてアジア人男性アスリート同士によるタイトルマッチであり、さらに、2000年代生まれ同士の王座戦としてもUFC史上初。平良が勝てば、日本人初のUFC世界王者誕生となる。  日の丸を背負って入場の平良のセコンドには、松根良太TBJ沖縄代表、岡田遼、兄・平良龍一がつく。笑顔も見せる平良はケージに入る前に満員の会場を見渡し両手を挙げて観客を煽る。落ち着いた表情。続いて王者ヴァンはミャンマー国旗を背負って花道を進む。ジャッジに地元ニュージャージーの元パンクラス王者のヒカルド・アルメイダの名前、レフェリーはシャオリン、ヴィトー・ヒベイロがさばく。  1R、ともにオーソドックス構え。中央から右カーフを蹴った平良。ヴァン左ジャブも伸ばすと右カーフからダブルレッグでケージまでドライブ。ボディロックテイクダウン! そのまま足を束ねてマウントに!  背中を着かせて押さえ込む平良にブーイング。脇は差していない平良は左で枕に。ブリッジから足を入れようとするヴァン。身体を起すとがぶりの平良はバック狙い。ヴァンは自ら座る。  組み手を切って立ったヴァン。左のダブルから右を突くヴァン。ステップバックの平良。左ジャブをダブルで突き、テイクダウンフェイントの平良。ヴァンのジャブに平良がダブルレッグテイクダウンもケージ背に座るヴァン。  腰を抱き、横に寝かせようとする平良は足を束ねに左手を持つ平良。左差しの平良に、右小手のヴァンは立ち上がり。細かいヒザの突きあいから小内刈テイクダウンの平良はマウント。パウンドを受けながら立つヴァンは徹底して背中を見せない。平良のラウンドだが、初回で力を使ったのは平良。 「熱くなったら相手の思うつぼだ」という松根代表の声。  2R、互いに中央へ。圧力をかけるヴァン。左回りの平良。ワンツーからジャブを突いてダブルレッグでケージまでドライブ。左で差して押し込む平良に差し上げて体を入れ替えるヴァンはヒザ。  ヴァンはジャブを当てて前に。さらに右に繋ぐ。平良は左に回ってワンツー。胴に組んでドライブしてテイクダウンの平良はケージ中央で倒す。  ブーイングの中、両足を束ねる平良。ヴァンは下から平良を押し上げてヒザを入れ鶴屋戦のようにバタフライガードまで戻す。左で脇差す平良は脇差しパスガード! マウントからパウンドもすぐに骨盤を押してブリッジで跳ね上げハーフにするヴァン。脇にヒジを突く。  背中を着いたヴァンは左脇を差させない。起き上がりにがぶりの平良だが、首を抜いたヴァンに平良は右ストレートも、ヴァンはその内側に左を打ち込む。平良は右ロー。そこにヴァンは踏み込んでの右オーバーハンド! ダウンした平良は被弾しながらもラバーガードに入れるとパウンドを凌ぐ。ヴァンのラウンド。  3R、左ジャブで前に出るヴァン。平良の組みを切る。フェイントを入れた平良に、右を当てるヴァン。さらに右から左の回転。  左ジャブからシングルレッグに入る平良だが切るヴァン。右アッパーも。左ジャブを空けした平良は右カーフを返す。シングルレッグを切られた平良は鼻血。左右で詰めるヴァンは右オーバーハンドをヒット。  顔を赤くする平良に右を当てたヴァン! ダウンした平良があえてか背中を見せて立とうとすると、ヴァンはスタンドよりも組んでバックに回ってくる。組みの展開は平良にとって時間をおける。しかしヴァンも横にずれながらも平良の左手を左足で縛ってリアネイキドチョーク。平良は右手一本でディフェンス。左手も抜いて腰をずらして外した。  スタンドに。残り1分40秒。テイクダウンフェイントの平良に、「USA」コールの中、ヴァンが前に。しかし平良はコンビネーションから左右で前に! 詰めて左で差して崩して押し込み。戻すヴァンは右小手。平良は小外でテイクダウン! すぐに立つヴァンに、出血している平良は前に詰めてブザー。ダメージが見える平良はグローブタッチがわりにヴァンの胸を押して闘志を見せる。しかしポイントは2点差がついてもおかしくない。10-8でヴァンか。  4R、チャンピオンシップラウンド。両手を挙げた平良。左ジャブから右カーフ! 足が流れたヴァン。平良の右アッパーに左を打ち返すが、平良はヴァンをボディロック&小外でテイクダウン! バタフライガードで両足を股間にフックするヴァン。右で差したい平良に、ヴァンは足を跳ね上げるが、そこに足を束ねて左で差して寝かせた平良。マウント!  残り3分20秒。ブーイングのなか、平良は左枕でヴァンのブリッジにバック狙い。しかし再び仰向けになって背中を着くヴァン。パウンドを入れたい平良。右で差して立ち上がりのヴァンに三角絞めを合わせる平良だが、左手も中に入れているヴァンはずらして首を抜く。  スタンド。左から右を当てるヴァン。平良は自身の顔を叩いて来いと鼓舞。フェイントを入れながら右カーフの平良。左ジャブの打ち合いから遠間からダブルレッグでケージまでドライブした平良。左で差すと、右小手のヴァン。残り20秒。左足をかけると足を抜くヴァンが突き放し。平良は鼻血。3Rのピンチから戻してきた平良だがどのくらい力を使ったか。ブザー。セコンドの松根代表は「絶対一本獲れる」と迎える。  5R、顔を腫らしながら笑顔を見せた平良。右カーフは空振り。右ストレート当て、左ジャブで額を上げさせて前に詰めたヴァン。左回りの平良のカーフをかわすと、平良は右を当ててヴァンの打ち返しにいいタイミングで組むが、スプロールするヴァンになおもダブルレッグでケージまでドライブ。  しかし差し返して体を入れ替えたヴァン。ヒザを突く平良。さらにダブルレッグも手前で切ったヴァンが前に。左ボディ、右アッパー。平良は右ヒザから押し戻し。首相撲にとらえるが、そこに左右ボディ打ちはヴァン。  ヒザ打ち組みを解除の平良に、ヴァンは左三日月蹴りを腹に突き、平良のダブルレッグをスプロール。頭を押さえて左に回って離れる。ヴァンのターン。左から右ボディ、左三日月蹴り。さらに左ジャブにケージに詰まる平良。右アッパー、左ボディと腹を攻めて、右フック! 打ち抜かれた平良はケージにくぎ付けになり半身に。さらにヴァンの右から左を被弾し崩れたところで右手をマットに着いて崩れた平良。  レフェリーが間に入った。平良は片ヒザを着きながらも止められた直後に両手を広げてまだ戦えると示す。その後、マウスピースを外して投げて悔しさを隠さなかった。  ヴァンが最終ラウンド、1分32秒 TKO勝ち。初防衛に成功。平良は悲願の戴冠ならず。  試合後、母国のチン族で迫害を受けて米国に移住した、敬虔なクリスチャンのヴァンは「まず最初に、私の主であり救い主であるイエス・キリストと、あの日の男に感謝したい。僕はただ、みんなに伝えようとしている、名前はイエス・キリスト」と神に感謝。  続けて平良について「3ラウンドで終わらせようとしていて、あと少しのところまで来ていたんだけど、いやあ、タツロウは本当にタフな野郎だ。あと、コーチのダニエル・ピネダに感謝を伝えたい。彼は『ボディを狙って仕留めろ』って言ってたんだ。ボディを狙った途端、勝負は決まった」と勝因を語り、ケージサイドのパントージャとの因縁について「しっかり準備しておいたほうがいいぞ。お前が望むならもう一度やり直すこともできる」と、前王者との再戦を語った(※ジョシュア・ヴァン試合後インタビュー)。 【関連記事】平良達郎 / ジョシュア・ヴァン 個別インタビューチマエフ / ストリックランド 個別インタビュー [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇アレキサンドル・ヴォルコフ(ロシア)40勝11敗(UFC 14勝5敗)[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×ワルド・コルテス・アコスタ(ドミニカ)17勝3敗(UFC 10勝3敗)※UFC3連勝でストップ  1R、ともにオーソドックス構え。アコスタの詰めに、左右ローで足から崩すヴォルコフ。左ジャブのアコスタ。「ヴォルコフ」コールのなか左ハイでけん制のヴォルコフ。さらにインローを蹴る。そこに左右を振るアコスタ。左フックを強振も、ヴォルコフはサークリング。  左ミドルのヴォルコフ。右関節蹴りを見せたアコスタだが、ヴォルコフは前足に左右ロー。アコスタも右ローを返す。左ミドルを突くヴォルコフ。右前蹴りも。左右フックのアコスタだが、さばくヴォルコフはワンツーをガード上に。アコスタは左を届かせる。右ローのヴォルコフが高い右前蹴りを見せてブザー。  2R、右オーバーハンドのアコスタ。右回りで間合いを保つヴォルコフは右を上下に打つ。アコスタも左インローを返すと、ヴォルコフも左ハイをブラジリアンキックのように打つ。  打ち合いのなかで左フックを当てたヴォルコフに、足が一瞬泳いだアコスタは『来い』と手招きし、右ローを打ち返す。  3R、回るヴォルコフを追うアコスタのパンチで届くように。左ジャブから右オーバーハンドで前に出るアコスタは、ヴォルコフの左ローに組み。四つからヒザで突き放すアコスタ。  左右フックで右オーバーハンドで前に出るアコスタをさばくヴォルコフ。アコスタは中央で打ち合おうと要求するが、ヴォルコフはジャブ、ローで出入りして有効打。ブザー。  判定3-0(30-27, 29-28×2)でヴォルコフが勝利で2連勝。試合後、アレックス・ペレイラをコールした。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇ショーン・ブレイディ(米国)20勝2敗(UFC 10勝2敗)[判定3-0] ※30-25×2, 30-27×ホアキン・ バックリー(米国)21勝9敗(UFC 11勝7敗)   1R、サウスポー構えのバックリーにオーソのブレイディ。喧嘩四つの前手争いから詰めて押し込むブレイディの組みを2度切ったバックリー。左前手をフックを見せるブレイディに、左ローを蹴ったバックリーだが、その打ち終わりにテイクダウンを合わせたブレイディはハーフからバックリーに背中を着かせて左枕で右パウンドの際でマウント。  ハイマウントで鉄槌連打! エビをするバックリーにブレイディはハーフになって後ろ袈裟からキムラ狙い。脇腹にパンチしてパス。サイド、上四方から頭つきのキムラ狙い、腕十字の構えからアメリカーナと切り替え。バックリーは前腕で押しのける。  2R、ワンツースリーのバックリーをかわして組んでボディロックから小外がけテイクダウンのブレイディ。1分弱でサイドを奪うと、バックリーは背中を着ける。マウントに移行したブレイディは、左右のパウンド。両足を束ねるブレイディに、ブリッジで暴れて立ち上がったバックリーは左右で前に。そこにカウンターのテイクダウンを決めたブレイディは、すぐにマウントを奪い左右のパウンド連打! 腕でガードするバックリーにハイマウントからヒジ。またも残り10秒まで耐えたバックリーはそのままブザーを聞く。  3R、シングルレッグのブレイディを1度目は切ったバックリーだが、2度目のシングルレッグからのダブルレッグテイクダウンに下になるバックリー。ハーフから細かいパウンド。グラウンドで一方的な展開を続ける。かいな力の強いバックリーの腕を極めるのは難しいブレイディはバックを狙いたいが、パウンド、ヒジに背中を見せずに下から腕でガード。その上から鉄槌連打するブレイディが試合を完全支配。  判定3-0(30-25×2, 30-27)の大差でブレイディが勝利。「マイケル・モラレス(25年11月にTKO負け)との試合では精神的に集中できていなかったけど、今回の試合、キャンプ、そしてこの試合では、俺は完全に集中していたんだ。俺がやったようにバックリーを押し潰すんだ。誰も彼を押し潰せない。俺しか。トップ5に入るに値する。俺はすぐにこの世界に戻ってくる。フィラデルフィアは100%立ち上がれ。(試合を振り返り)打撃がヒットした。これは俺がケルヴィン・ガステラムと戦った時(23年12月に3R 一本勝ち)のことを思い起こさせるな。8~10週間、ケルヴィンとのハイライト映像を見ていたんだ。俺はウェルター級トップ5だ。この勝利は俺のものだ。最高だ。誰よりもハードに練習している。家族と妻に感謝を」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇キング・ボビー・グリーン(米国)35勝17敗1分1NC(UFC 16勝12敗1分1NC)155lbs/70.31kg[1R 4分20秒 リアネイキドチョーク]×ジェレミー・スティーブンス(米国)29勝23敗(UFC 15勝20敗) 160lbs/72.57kg※体重超過※スティーブンズが体重超過。対戦相手のグリーンに報奨金の30%を支払い試合実施  1R、サウスポー構えのグリーンはいつものようにノーガード。オーソのスティーブンスが先に詰める。グリーンは左ボディ。左前蹴り。左を突くグリーンにスティーブンスも左前手フックを狙う。右インローのスティーブンスは、グリーンの蹴り返しに組んで右ヒジ!  離れたグリーン。左ミドル。左ジャブ。ワンツースリーのフックで前に。ブロッキングのスティーブンスに左前蹴りがローブローに。中断。再開。詰めるスティーブンス。ノーガードのグリーンはケージ背に詰めてきたスティーブンスにダブルレッグテイクダウン、ハーフからパウンド。キムラ狙い。戻したスティーブンスに、さらにヒジ打ちから後ろを向いたところにリアネイキドチョークをパームトゥパームで極めた。  グリーンは3連勝。ジョー・ローガンのインタビューに「ちょっと散歩しよう。歩いていくよ。ハンター(キャンベル)、やあ、ダナ。俺は最高にワクワクしてる男の一人だ。約束するよ、俺ほど興奮して触れた男はいないって。何年もやってきて、何も変わらないさ。 (「みんなもう知ってるよ」の返答に)いや、いや、いや、前回ボーナスをもらえなかったからさ。彼にこれからもこれを続けたいって伝えなきゃ。ケイティは14個くらいもらったみたい。僕は9個くらい、うまくいけば10個かな。俺をサブミッションで仕留めること。ノックアウトしてもいいけど、俺はマイケル・マイヤーズみたいな気分なんだ。俺を殺すことはできない」と語った。 [nextpage] 【プレリム】 ▼ミドル級 5分3R〇アテバ・グーティエ(カメルーン)11勝1敗(UFC 5勝0敗)※UFC5連勝[2R 1分10秒 KO] ※右オーバーハンド×オジー・ディアス(米国)10勝4敗(UFC 1勝2敗)   1R、ともにオーソドックス構え。24歳のグーティエがリーチで5cm長く、右ローから。足を触るフェイントから右アッパー、左のグーティエ。ディアスもローシングルの構えも引く。グーティエのワンツーを潜ってシングルレッグから押し込んだディアスにブーイング。  左小手のグーティエは腰を切って外してヒザ蹴り。下がったディアス。ワンツーのグーティエは右をガード上に。ジャブに右をかぶせるディアス。グーティエは左ミドル。右アッパー。シングルレッグからバッククリンチのディアス。クラッチを切ろうとするグーティエ。そのままブザー。グーティエのラウンドに。  2R、左ジャブから入るグーティエは右に繋いで前に。バックステップでかわすディアスは左ジャブ。右から左アッパーのグーティエは右ハイ! 辛うじてガードのディアスの左に右を外からかぶせたグーティエ! ダウンしたディアスに鉄槌2発でディアスはガードしようとしていたがレフェリーが間に入った。  UFC5連勝をマークしたグーティエは、「チームと練習を重ねてきたから、自分が何をすべきかは分かっていたんだ。(右オーバーハンドは)た今週ずっと練習してきた通りの動きだ。ああ、自分でもできたと分かっているよ。(次は誰と戦いたい?) 僕の夢の対戦相手は、敬意を込めて言うけど、彼との再戦だ。ビッグ・ブラザー、つまりイスラエル・アデサニヤだ。彼と本当に戦いたい。MMAを始めた頃から、彼を心から尊敬しているから、彼と対戦したいんだ」と語り、「あそこにいるエリー・ジョーンズに、お誕生日おめでとうと言いたい。エリー、お誕生日おめでとう。ごめんね、今日は仕事だったけどもう終わったから。エリー、お誕生日おめでとう」と仲間の誕生日を祝福した。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ヤロスラフ・アモソフ(ウクライナ)30勝1敗(UFC 2勝0敗)※元Bellatorウェルター級王者[2R 1分13秒 肩固め]×ヨエル・アルヴァレス(スペイン)23勝4敗(UFC 8勝3敗)※UFC4連勝でストップ  元Bellatorウェルター級王者で母国ウクライナの戦場にも立ったアモソフは、前戦で元ランカーのニール・マグニーをアナコンダチョークで極めて1R一本勝ち。  スペインのアルヴァレスはUFC4連勝中。ライト級から前回のヴィセンテ・ルーケ戦からウェルター級に上げて判定勝ち。  1R、ともにオーソドックス構え。前後にステップのアモソフは左右の蹴り、スイッチしての入りにアルヴァレスは左ジャブを当てる。左の蹴りを掴んでテイクダウンのアモソフはハーフで右で腰抱き、左パウンド。ケージまで這って立つアルヴァレスにスタンドの肩固めで崩してバッククリンチのアモソフに、前転を狙うアルヴァレス。  潰したアモソフは左足をかけて引き出して崩して尻を着かせる。立つアルヴァレスに今度は右足をかけて煽って脇潜りボディロックテイクダウン。すぐに立つアルヴァレス。両腕を使い過ぎず、足で崩してケージから剥がして崩すアモソフはクラッチを解いて左のパンチも。拍子木に背後からヒザを蹴って崩して追い打ちはせず。ブザーに相手に手を差しのべて起こす。アモソフのラウンド。  2R、ワンツーで前に出るアルヴァレス。ガード上げてステップのアモソフは左ハイ。左右のロー。詰めるアルヴァレスは左右で圧力も潜って持ち上げボディロックテイクダウン! サイドからそのまま左の肩固めを極めて、腕をクラッチしたアルヴァレスからタップを奪った。  MMA30勝目、ニール・マグニー戦に続いてUFC2連勝のBellator王者のアモソフは、ATTマイク・ブラウンとハグ。「本当に素晴らしい試合でしたが、僕の方がずっと動きが上です。(ちょっと…多分、多くの人が少し怖がっているかもしれません)。そうかもしれませんね。レスリングは好きですが、僕はファイターです。打撃もできるし、グラップリングもできるし、何でもできるんだ。今のMMAは、何でもできる時代だと思う。だからMMAは最高のスポーツだ。 (自分のパフォーマンスに満足していない?)絶対に、絶対に、絶対にない。毎回もっと良くなりたいんだ。それがチャンピオンシップというものだ。トップ10の選手と対戦させてほしい。(バックリーとの今日の素晴らしい試合を見れば、勝った相手と戦えるはずです)。今夜、私はそのレベルに達しました。それは当然のことだと思いますし、トップ10やトップ15の選手との対戦が待ちきれません。チームのみんな、ATT、私の素敵なパートナー、友人たち、そして家族に感謝を伝えたいです。こちらは私の娘です。お母さん、お誕生日おめでとう。今日は母の誕生日です。そしてウクライナ、ありがとう。アメリカ、USA、ありがとう」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇グラント・ドーソン(米国)24勝3敗1分(UFC 12勝2敗1分)[3R 4分42秒 リアネイキドチョーク]×マテウシュ・レベツキ(ポーランド)20勝5敗(UFC 4勝4敗)   1R、サウスポー構えのレベツキに、オーソのドーソンが右ハイをヒット。さらに右ヒザに組んだレベツキ。がぶりのドーソンにスイッチを狙うレベツキだが、切り返させないドーソンはがぶりからバック、立ち際に背中に乗りボディトライアングル。  背負って立つレベツキ。背後からパウンドのドーソンはリアネイキドチョークへ。中腰になり腕は外したレベツキだが、胴は4の字ロックのまま。前に落とそうとするレベツキ。ドーソンはスロエフストレッチも狙う。片ヒザを着いた瞬間に正対したレベツキがトップに。ドーソンの立ちにバッククリンチもドーソンも正対。  離れるとレベツキの左に右ヒザを突くドーソン。レベツキは足払いで崩して前に詰めたところでブザー。マイク・ブラウンがセコンドのATTのドーソンのラウンドに。  2R、レベツキのジャブに右テンカオを打つドーソン。レベツキは右から左の飛び込みでダウンを奪うと、立つドーソンのスタンドバックに。こつこつヒザを突く。  正対し離れたドーソンは右ミドル、後ろ廻し蹴りは空振り。右ハイの打ち終わりに足を掴むレベツキだが、抜くドーソン。右カーフでレベツキのバランスを崩すが、戻すレベツキは左インロー。ドーソンは左右からシングルレッグも切るレベツキ。  乱打戦で前に出るドーソン。右で差してヒザ。離れるレベツキに右ハイも蹴り足つかんだレベツキがテイクダウン。がぶりでブザー。レベツキのラウンド。  3R、ドーソンのハイキックに組みに行くレベツキだが、バックに回り引き込んだドーソン。両足フックからボディトライアングルでネッククランク。耐えるレベツキ。2度目のネッククランクも極めさせないレベツキは徐々に腰をずらすが、戻すドーソンがコントロール。バックマウントからルオトロチンも狙いつつ、リアネイキドチョークへ。後ろ手を剥がしたレベツキに、ワンハンドで肩を抱いた右腕の上から自身の対角のヒジを左腕で持って絞めてタップを奪った。  ドーソンは「何よりもまず、僕のチームに感謝したい。世界一のチーム、アメリカントップチーム、そしてコーナーのマイク・ブラウン、ダコタ・ブッシュ、チアゴ・アウヴェス。彼らは本当に多くのことを僕のためにやってくれている。美しい妻にも感謝したいし、それからマーシャル、ニコ、エル・ブルースにも感謝しなければならない。君たちみんなが、この試合に向けて準備を整えるのを助けてくれた。もう一つ、私の主であり救い主であるイエス・キリストに感謝しなければなりません。  この試合は楽しみだったんだ。だって、みんなは僕のことを『技術はあるけどタフじゃない』って思ってるから。僕は技術があってタフだってことをみんなに見せたかった。タフだってことを示すにはもっと良い方法があったらよかったけど、まあ、これでいいかな。あとは待つしかないけど。(リアネイキドチョークの腕の使い方は?)そう、リアネイキドチョークの腕の使い方。2日前にインスタグラムでそれを見て、ちょうどここにいるし、試してみようと思ったんです。でも、これは私のお気に入りのレアなネイキッドチョークのバリエーションの一つです。『ジーニー・チョーク』って呼ばれてます。つまり、頭の後ろからではなく、前から入るんです。これがかなり違っていて、多くの人がどう対処すればいいか分からないんです。僕はこれまでに2回、この技を極められました。本当に素晴らしい試合でした」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ジム・ミラー(米国)39勝19敗(UFC28勝18敗)※UFC勝利数28(歴代1位)、UFC最多出場記録46(歴代1位)42歳[3R 0分20秒 ギロチンチョーク]×ジャレッド・ゴードン(米国)21勝9敗(UFC9勝8敗)37歳  1R、サウスポー構えのミラーにオーソのゴードン。詰めるミラー。右ハイのゴードン。ガードするミラーは右から左、右の3連打。組んだゴードンは左差しも、突き放すミラー。左ローのミラーの蹴り足を掴んだゴードンがテイクダウンもローブローに。すぐに立つ両者だが中断。ゴードンが顔をしかめる。  再開。右ハイのゴードンをさばくミラーがプレス。左回りのゴードンに左の蹴りのミラー。ゴードンは右から左。ミラーは左ミドルもそれをつかんだゴードン。ミラーはシングルレッグのゴードンの首を抱えてアームインギロチン! 右足で蓋をし、最後はクローズドに入れて絞めてタップを奪った。  UFC28勝目のミラーは22個目の一本勝ち。6度目のギロチンでの勝利となった42歳のミラーは、試合後スタンディングオベーションを受けて「とにかくすごく嬉しいです。今夜は家族もここに来てくれていて、この瞬間を彼らと分かち合えるなんて、本当に素晴らしい。息子はここ数カ月、本当に大変な時期を過ごしましたが、結局がんを完全に打ち負かし、今は元気です。がんは完治しました。彼が闘病中、最初に診断された時に私が彼に言ったことの一つはこうでした。『ミラー家は長年にわたり様々な呼び名をされてきたが、“脆い”なんて呼ばれたことは一度もないんだ』と。だから彼はそれを乗り越えたんだ。そう、ここで僕がやってきたことの中で、彼が僕や兄弟姉妹に与えてくれた誇りほど大きなものはないよ。それは本当に素晴らしい。本当にすごいことだ。(フィニッシュのギロチンは)あの技は何度も何度も、本当に何度も練習してきたんです。たぶん、それは新しいスタイルの柔術、エコ・ライト・トレーニングに対するちょっとした批判かもしれないね。何千回も練習して、寝ている間にもできるくらいだ。そう、あのヘッドロックを見つけたんだ。彼は、本当にタフな男だった。あそこで少しの間、彼を仕留めたんだ」と語った。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ロマン・コプィロフ(ロシア)15勝5敗(UFC 7勝5敗)[判定3-0] ※29-28×3×マルコ・トゥリオ(ブラジル)14勝3敗(UFC 2勝2敗)   1R、サウスポー構えのコプィロフ、オーソのトゥリオは右前蹴り。コプィロフも左インロー。右ボディのトゥリオ。2発。右オーバーハンドも。コプィロフは左ミドル。トゥリオも右を伸ばしてコプィロフを下がらせる。  左ローを突いたトゥリオ。コプィロフも左ミドルを当てる。トゥリオの右の強震をかわして左右。さばくトゥリオと喧嘩四つの前手争い。右ボディストレートのトゥリオ。  左ハイをガード上に突くコプィロフは左ストレートも。右から右ハイを突くトゥリオ。コプィロフの左をかわすと右もコプィロフもステップバック。ワンツーからガード上に左ハイを当てる。  左ジャブのトゥリオ。コプィロフは左の打点の高いヒザを届かせると、トゥリオも跳び蹴りで押し戻し。トゥリオが作ったが一進一退の初回。  2R、喧嘩四つの前手争いから、右ストレートを狙うトゥリオに、サウスポー構えのコプィロフも右から左もまだ遠い。左ミドルを当てたコプィロフ。右ボディストレートのトゥリオ。コプィロフは手数を増やす。右ミドルハイのトゥリオはワンツー。コプィロフは左ボディにトゥリオはバックステップ。  右目周辺を赤くさせるコプィロフ。左ミドルを返すが、トゥリオは右ストレート、前蹴り。そこに左を狙うコプィロフだが、トゥリオの右に出血が多くなる。左を突いてガードさせて右を打ち込むトゥリオ。右フックも! バックフィストはかわしたコプィロフ。  トゥリオは右インロー。コプィロフのは下がりながらワンツーの左でダウンを奪うと立ち上がるトゥリオを詰めてパウンド! ケージ背に左小手で立ち上がったトゥリオ。トゥリオのラウンドからダウンを奪い返してコプィロフが取り返した。  3R、互いに称え合い開始。詰めて右から左を当ててトゥリオを崩したコプィロフはさらに左右フックでなぎ倒して崩してボディロックテイクダウン! トゥリオの目は生きている。クローズドガードに。  ケージ使い立ったトゥリオ。鼻から出血。コプィロフはスタンド勝負か。トゥリオは突き放して前に。左ジャブ、右ストレート、右ボディのトゥリオにコプィロフは左ミドル。右ハイをガード上に突くトゥリオ。コプィロフは左ハイもバランスを崩す。  トゥリオは左から右ボディ、後ろ廻し蹴り。これはかわしたコプィロフは最後に温存か。左カーフ、右後ろ蹴りを腹に突いたトゥリオ。コプィロフは左ミドル、ハイとダブル。トゥリオが後ろ廻し蹴りから左右を振るもコプィロフはさばいてブザー。コプィロフのラウンドに。  判定3-0(29-28×3)でコプィロフが勝利。連敗を2で止めた。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇パット・サバティーニ(米国)22勝5敗(UFC9勝2敗)※UFC4連勝[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ウィリアム・ゴミス(フランス)15勝4敗(UFC5勝2敗)  1R、ともにサウスポー構え。先に中央を取るゴミスに、サバティーニはシングルレッグで押し込み。脇潜りバッククリンチ。ヘンゾロックで崩し狙い。右足をかけてリストコントロール。サバティーニは両足かけるも着地。ブーイングのなか正対したゴミス。  左で差してヒザのサバティーニはケージに押し込み。シングルレッグに切り替えるも崩せない。サバティーニは組みにこだわりシングルレッグで1回尻を着かせる。ゴミスも戻すが打てない。サバティーニのラウンドか。  2R、左の蹴りからオーソにスイッチし、右ハイから組んだサバティーニ。首を抱えてからシングルレッグで尻を一瞬着かせるが、すぐに立つゴミス。続けてハイクロッチでテイクダウンも、ここも立つゴミス。左足をかけて三角ロックも解除。  突き放したゴミス。ローブローも流したサバティーニは跳び蹴りから組もうとする。離れるゴミスは左ハイは空振り。左フックを潜ったサバティーニは右で差して前に。四つになるとシングルレッグに移行。クラッチしてケージに押し込みヒザも、離れたゴミス。  サバティーニが右ハイ。ゴミスは左の蹴りから左右も決定打にはならず。拮抗したラウンドもサバティーニのラウンドか。  3R、プレスをかけるゴミス。サバティーニの右ローに左右フックを強振も空振り。サバティーニのローシングルを切ったゴミス、さらにサバティーニの左右を下がりながら左を狙う。左ハイのゴミスシングルレッグのサバティーニはケージまでドライブ。  右を打ちながら押し込むサバティーニはハイクロッチで崩し、ダブルレッグに切り替え尻を着かせて立ち際にバッククリンチ。左足をかけるも解除。正対したゴミスに組み続け押し込み。  ともにダメージは与えられない組みのなか、シングルレッグに移行のサバティーニに、差し上げるゴミスはニンジャチョーク狙いも不完全。ゴミスが離れて左右を振ったところでブザー。左手を挙げると、サバティーニも両手を挙げる。  判定3-0(30-27×2, 29-28)でサバティーニが勝利。4連勝をマークした。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇バイサングル・ススルカエフ(ロシア)12勝0敗(UFC 3勝0敗)※UFC3連勝[3R 4分12秒 リアネイキドチョーク]×ジョーデン・サントス(ブラジル)11勝3敗(UFC 1勝2敗)   1R、ともにオーソ構え。チマエフのトレーニングパートナーのススルカエフは右前蹴り、左右から左ハイ。カーフも。サントスは右ロー。ススルカエフは右ミドルハイ。右カーフを当てると、サントスの入りに右オーバーハンドも。 左ハイをガードしたサントスは右ストレート。ブロッキングのススルカエフはフェイントから後ろ廻し蹴り。若干ガードは低め。右を打つススルカエフにサントスは蹴りに合わせて右を狙う。  ススルカエフのシングルレッグを切ったサントス。ススルカエフは右カーフ。サントスは右オーバーハンドを届かせる。左から右アッパーのサントスにススルカエフは軸を崩して打つ。左から右アッパーのサントスにススルカエフは圧力をかけて蹴りで前に。後ろ廻し蹴りをサントスがかわしてブザー。序盤はススルカエフ、後半はサントスが盛り返したラウンド。  2R、前に距離を詰めるサントス。ススルカエフは左フック、右から左。サントスも左から右を返す。右オーバーハンドからカーフのススルカエフは右前蹴りで前に。サントスもジャブから右。ススルカエフは左から右アッパー。サントスも手数を止めずワンツー。  互いにスタンド戦。サントスのワンツーエルボーにガード固めるススルカエフは右アッパー! サントスもクリンチボクシング。ススルカエフは右バックエルボー。詰めに両脇差したサントスが押し込むが、すぐにブーイングの場内。煽るススルカエフ。  今日のニューアークの会場は組みを嫌うか。  離れたサントス。左から右は空振り。左インローで足払い気味のススルカエフは左から右オーバーハンド、右ボディ。下がったサントスだが左右で押し戻し。鼻から出血のススルカエフだが、サントスはヒジによるものか、額をカットし出血。ススルカエフのラウンド。  3R、ワンツーで前に出るサントス。ススルカエフは後ろ蹴り。しかし左右ボディ打ちのサントス。ススルカエフは後ろ廻し蹴り。ガード固めて右カーフ、前蹴り。ワンツー。右アッパー。サントスの打ち返しに組んだススルカエフがバッククリンチ。ここも組みにざわついた観衆。  突き放したサントス。ススルカエフはアッパーから右ハイも肩で受けたサントス。左右も前に出るススルカエフは右で差して前に。首を抱えるサントスだがケージ背に。首を立ててボディ打ちのススルカエフ。首を抱えたままのサントスに首を抜いてハイクロッチからヒザ上に乗せてやぐら投げ気味に投げたススルカエフ!  バックマウントからリアネイキドチョーク! サントスを失神させた。MMA12勝無敗、UFC3連勝としたススルカエフは「ハンターが帰ってきたぞ」と笑顔を見せた。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇ホセ・オチョア(ペルー)9勝2敗(UFC 2勝2敗)[判定3-0] ※30-27×3 ×クレイトン・カーペンター(米国)8勝3敗(UFC 2勝3敗)  1R、サウスポー構えのオチョアがジャブから前にオーソのカーペンターの右ミドルをキャッチも体勢戻すカーペンター。左インローのオチョアにカーペンターも右インロー。圧力をかけるオチョアにカーペンターは右ミドル。オチョアは左ボディ。カーペンターの組みを切る。  右ミドルのカーペンター。オチョアも上下に突いてワンツーからボディ打ち。カーペンターの組みを切る。サウスポー構えから左の関節蹴りのオチョア。ワンツー、右ハイをかわしたカーペンターは組んで離れ際の右もかわすオチョア。インローのカーペンターにオチョアは左ボディ。ケージに詰めて右フックにオチョアはダウン!  カーペンターは下から外ヒール、ヒザは抜けている。カーフスライサー狙いもヒザは曲げられず。鉄槌のオチョアは足を抜くとカーペンターも立ち上がり。  2R、左の前蹴りを腹に突くオチョア。カーペンターも右ストレート。しかしバックヒジから左右ラッシュのオチョアはボディ打ち、ヒザ蹴り。鼻血のカーペンターはケージに後退。右インローのカーペンターはオチョアの前蹴りの打ち終わりに組みつき背中に飛び乗るが、前に落としたオチョア。カーペンターは足関節狙いもカーペンターは抜く。  スタンド。ジャブの刺し合いから右を当てるカーペンター。オチョアは左ボディ、右と打ち返し。右の蹴りに左のカウンターを当てるカーペンター。しかしオチョアは右ジャブ。オチョアの右ミドルに、左右から左ハイを打ち込むオチョア。  右ボディストレート、右ジャブ、左ハイのオチョア。カーペンターの高い組みを切る。ジャブを突くオチョアに左右で押し戻すカーペンター。オチョアはスピニングバックエルボー。さらに左スーパーマンパンチから二段蹴りで詰める。  3R、サウスポー構えになるカーペンター。右ジャブ、左ストレート。オーソに戻し右ハイ。オチョアは右ボディジャブ。さらに右跳びヒザもそこでキャッチしてテイクダウンのカーペンターはハーフに。右で脇差し。右で脇腹を叩くオチョア。亀からの立ち上がりに足をかけようとするカーペンターだが、手で防ぐオチョアが立ち上がり右から左で前に。  シングルレッグのカーペンターは押し込むが、切ったオチョアが前に。左カーフのカーペンターだが下がりながら。ともにインロー。蹴りの打ち終わりに詰めるカーペンターだが組めず。右ミドルのカーペンターは右ハイも。ガードのオチョアは左右ロー。左ボディ。ジャブ。蹴り足を掴んでの左を放つ。  右ボディ、左ストレートで前に行くオチョア。カーペンターの蹴り終わりに左右で詰めて、拍子木に下がってさばいてブザー。  判定は3-0(30-27×3)のフルマークでシュートボクセのオチョアが完勝。UFC戦績は2勝2敗に。敗れたカーペンターは2連勝の後3連敗で負け越しとなった。  勝者は「すべて計画通り。素晴らしいファイターだ。次はどんな相手でも戦う」と語り、カメラ越しの婚約者に結婚を申し込んだ。
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