▼バンタム級 5分3R
△人見礼王(修斗GYM東京)61.1kg
[ドロー 判定0-0]※28-28×3
△清水俊一(総合格闘技宇留野道場)60.8kg
デビュー3戦目で環太平洋バンタム級王座決定トーナメントに選ばれた“剛拳”人見礼王が出場。2024年3月に中野剛貴を2R KO、7月に加藤ケンジを1R KOに下した後、環太平洋バンタム級王座決定トーナメント1回戦では『ROAD TO UFC』や『RIZIN』に出場経験もある野瀬翔平をあと一歩のところまで追い込むも惜敗。キャリアで大きく上回る野瀬に対してあわや逆転KO勝利寸前まで持っていき、そのポテンシャルの高さと可能性を垣間見せた。
その人見の対戦相手となるのが国内外の様々なプロモーションを渡り歩く“ローリングスター”清水俊一。日本だけに留まらず海外でも活動し、2005年のデビューから20年目のメモリアルイヤーに満を持して修斗初参戦を果たす。
最激戦区と言われている黄金のバンタムに清水がどんな化学反応を起こすのか楽しみだ。
2024年11月の前戦・中国『Longsan Fight』でWLFファイターにニーバーで一本勝ちした清水は、MMA以外にグラップリングやシュートボクシングの戦績を合わせると実に90戦以上のキャリアがあり、特にグラップリングでは9割近い勝率を誇る。人見は前回戦った野瀬翔平以上の強敵を迎えることとなった。
果たして人見は前戦の悪夢を払拭することが出来るのか? 伝統派空手をベースに超攻撃的なファイトスタイルの人見礼王にも注目だ。
1R開始と同時にバックスピンキックを放った人見。サウスポーに構える。清水はオーソドックス。左ミドルを入れた人見。清水はインロー。左ボディストレート、三日月蹴りを入れる人見。さらに左ミドルがボディにヒット。飛び込んだ人見。清水は引き込み気味に下になる。ハーフの清水。押さえ込んだ人見。清水の右腕にアメリカーナ。両手でクラッチして防いだ清水。
残り1分。押さえ込んでいた人見だがブレイクがかかる。またバックスピンキックを見せた人見。パンチで飛び込んだ人見に清水がシングルレッグでテイクダウン。人見はアームロックを仕掛けながら凌ぐ。1R終了。
2R、プレッシャーを掛ける人見に清水はサークリング。タックルのフェイントを見せる。ミドルを出した清水。人見は左ボディから右ストレートを放ちヒット。清水が前に出るが、人見のワンツーがヒット。バランスを崩し手を付いた清水だが、人見は付き合わず立たせる。ボディブローを入れる人見。ワンツー。清水が間合いを詰めるとタックルに。受け止めた人見がケージに押し込む。動きがなくブレイクがかかる。
両選手消極的ということでレフェリーが口頭注意を与える。再開。ミドルを蹴る清水。もう一発ミドルを出したが、そこに人見の左がヒットしバランスを崩した。サークリングする清水。下がって誘う人見。清水が出てきたところに右を打ち込む。ケージを背負って待ち構える人見。清水シングルレッグ。潜った清水だが、人見は上からヒジを入れていく。2R終了。
3R、人見のワンツーと清水のローが交錯したが、蹴りがローブローになりタイムストップ。再開。間合いを詰める清水。人見左足を痛めたのか、足を引きずっている。ケージ際まで下がった人見。清水タックルへ。テイクダウン。ケージを使って立ち上がった人見だが、スタンドバックから清水が後方に引き込んだ。ハーフバックから両足フックしてバックから殴る。四の字ロックに切り替えた清水。
残り2分。バックから腕を狙う清水。人見立ち上がるがまたテイクダウンした清水。ハーフバックの体勢に。人見が左足のかかとを落としたが、グラウンドの清水の顔面にヒットしタイムストップ。人見に反則の蹴りに対する減点1で再開。ハーフバックの体勢から再開。再開後50/50ガードからすぐに足関を狙う清水。人見もヒールを仕掛ける。タイムアップ。